芳賀 富子 師のお話から 主要テキスト:詩篇103篇1〜14節
2節、 「・・・・主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」 この言葉から、今朝のテーマを学びます。
T.神をほめたたえる 私たちはとかく神様から何か目に見える祝福をいただいたとき、祈りを答えられた、神は生きておられ、全能の方と崇めます。 しかし、何よりも先ず恵みの与えぬしなる主をほめたたえることが大切です。 そのためには1節、 「わがたましいよ。主をほめたたえよ。」 と促し自覚させることです。
U.神の恵みの豊かさを知る 3〜5節に、咎の赦し、いやしの力、いのちのみ守り(贖い)、すべての必要の備え、将来に対する約束など全てが、良くしてくださった神の恵みに含まれています。 つまり 「人の心を最も重くする罪・病・死・財(生活の必要)」 のことが記されています。 6〜12節では、イスラエル人になされた過去の祝福を思い起こすことによって 「主の良くしてくださったこと」 を明らかにしています。 哀歌3章22〜23節には、神の恵みは 「朝ごとに新しい」 と記されています。 神の恵みの豊かさをもっと知る者でありたいと思います。 その恵みの中に生かされているのだという事を、神との交わりの歩みの中で深めて行きたいものです。
V.神の恵みを忘れないために 私たちの在り方はどのようにあるべきでしょうか。 (1) 「恵みに慣れてしまわないように」 申命記6章10〜12節で、イスラエル人は約束の地カナンで、労せずして備えられたものを与えられました。 やがて満ち足りると、恵みに慣れ、傲慢になり、神を忘れてしまわないよう注意を与えられています。 (2) 「恵みを思い起こす」 申命記2章7節、8章2節、40年という荒野の旅路 「何一つ欠けたものはなかった」 神の大いなる恵み、その全行程を覚えていることの大切さです。 私たちも、失ったもの、ないものを数えるのではなく、与えられている神の恵みを数え、思い起こすとき、感謝に満ちるでしょう。 (3) 「ひたすら慎み・用心深く」 申命記4章7節、9節、神ご自身から目を離さないで、ひたすら慎み・用心深くある様にということです。恵みを忘れ易い者なのに、申命記4章31節、神は契約を忘れないと約束して下さいます。 (4) 「忘れません」 最後に詩篇119篇15〜16節、 「私は、あなたの戒めに思いを潜め、あなたの道に私の目を留めます。私は、あなたのおきてを喜びとし、あなたのことばを忘れません。」 この神の大きな愛に、私たちも信仰をもって祈りつつ、主を信頼し、みことばを心に留めて、恵みを忘れないよう歩む者とさせていただきましょう。
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