4万人の力。 行政書士で開業している人は全国で4万人〜4万5000人程度ですね。 多いのか、少ないのか。
コンビニの数と比べれば、同等の数だけあるわけです。 だから、一見、多そうに感じてしまいます。 しかし、これは錯覚です。
日本人は1億2000万人とすると、 就業者数はその半分の6000万人ぐらいです。 行政書士も自営業者とはいえ、実態としては労働者ですから、 1000人に1人の希少性は、開業するだけで獲得できているのです。
行政書士でも儲けていると言われる人たちは10%ぐらいはいるわけですから、 少なくとも、1万人に1人の希少性を獲得していれば、儲かる計算になります。 これは、100人に1人の希少性を2つの分野で極めるよりも、かなり楽です。
行政書士で10人に1人になるのは難しくありません。 食える業務分野が100種類ぐらいありますから、 一つの専門を絞っただけでも10万人に1人の存在になってしまいます。 実際は、そんなに希少性を獲得する必要はないでしょう。
更に、需要を推定してみます。 平均すると年商は600万円ぐらいだとされていますから、 単純に4万5000をかけると2700億円の市場があるわけです。
栃木県は200万人の人口ですから、 需要は人口に比例すると仮定した場合、45億円になります。 45億円を1000人に分配すると450万円となります。 年商で500万円に届かない事務所が8割ですから、 以上の単純な計算は、そこそこの精度があるようです。
正直、店舗ではないので人口比例で需要を推定しても仕方がないですが、 2000人ぐらいの人口があれば、そのうち事業者は50人ぐらいはいますから、行政書士事務所としては、食っていけるレベルにはなります。
2000人ぐらいの人口が必要だとすると、 そこから商圏を割り出した場合、小学校区の広さで営業していても 十分食える計算になりますね。 もっとも、100個に一つの専門を絞った場合は、 商圏は100倍なければならないかもしれず、 そうすると、栃木市は16万人都市ですから、 若干、商圏としては足りない計算になります。
でも、一つないし2つの市を商圏としてカバーしていれば、 十分かもしれず、仮に、県内全域や県外も視野に入れて行動していたとしたら、 移動時間が多くなりすぎて、儲けが薄くなるだけでしょうね。
以上のように考えていくと、 ランチェスター戦略も少しは役に立てることができそうですね。 まあ、事務所を開業しただけでは、ほとんどの人は無関心ですから、 半年で運転資金がそこをついて廃業される方も多いです。 10年ぐらい業界を見てきていますが、 開業率も廃業率も同じ程度ですから、総数はほとんど増えていません。 行政書士全体では5000人近く増えていますが、 栃木県ではここ10年位、数字がほぼ変っていません。 都市部での開業が目立つのかもしれません。
でも、戦略があれば、 どう戦えばいいかはわかってくるはずです。 勝つ必要はないかもしれませんが、負けない経営をしていきましょう。 ではまた。 |