創立三周年を迎える 「精神障がいと共に生きる海がめ会」 新代表就任のごあいさつ
皆さん、こんにちは。創立当初より「精神障害者と共に生きる海がめ会」の副代表をしてまいりました小林宙(ひろし)です。本日、平成20年8月3日をもちまして、副代表を辞任し、代表に就任したことを、先ずはご報告させていただきます。そして、今日この日から、「精神障害者と共に生きる海がめ会」は、その名称を変更し、「精神障がいと共に生きる海がめ会」(以下、「海がめ会」と略す。)となりました。あわせてご報告させていただきます。 さて、我々、「海がめ会」は、これまで、主として、会員同士の親睦をはかるために、様々なレクリエーション活動を行ってまいりました。バス旅行に出かけたり、カラオケで歌ったり、誕生会を開くなどしてまいりました。また、親業講座を開くなどの学習活動や、親同士、当事者同士のセルフヘルプ活動などもしてきました。さらには、イエローレシートキャンペーンに参加もしています。このような活動の予定や実施した様子は、「海がめ会」が毎月発行している「海がめ会だより」(ニューズレター)をご覧になれば、ご理解いただけると思います。今日この日を機会に、いま一度よくご覧になっていただけると幸いです。過去の「海がめ会だより」は、ブログにもアップされていますので、ぜひ、ご活用ください。 さて、これまでの活動は、会員の親睦を深めるうえで大変有意義であり、効果的でもあったため、会員同士に結ばれた関係は大変強いものがあります。そして、これまで代表を務めていた代表の関口房代さんの強いリーダーシップもあり、意思決定も迅速に行われてきましたし、事務局をはじめ、副代表、会計、会計監査、編集委員を務めてきた方々にも大変尽力していただいた結果、素晴らしい会に成長しています。 ところが、NPOとしてみた場合には、重大な課題も明らかになってまいりました。一つには、組織の親睦会的性格が強く出てしまって、NPOとしては本質的な「公助」と一般に呼ばれる側面が会の性格としては弱いことです。 「海がめ会」自体は任意団体として存続していく方針ですが、法人化に熟してきた活動部分については、分離・独立させて、事業化及び法人化を図っていきたいと考えております。すなわち、NPO法人化をはかれる部分はNPO法人にするなどの対応をしていきたいですが、その場合には「公助」面の活動を積極的に企画・開発・実践していく必要があります。「海がめ会」のこれまでの活動状況は、むしろ中間法人的ですので、より一層、外に開かれた組織になることを目的として活動を展開していく必要があります。 また、「親離れ、子離れ」が上手くいった結果、当事者たちが、次々と巣立っていきました。これ自体は大きな成果ですが、当事者が卒業していく一方で、新たに入会する当事者が少ないことから、当事者の参加が目立たなくなってきました。一方で、当事者の一人としての私には、やはり、当事者が主体になれる会を実現させたい思いがあります。 また、「海がめ会」への周囲の期待としては、社会的に孤立した当事者が最初にたどり着くことができる会であってほしい、というものがあります。「海がめ物語」に「海がめ会」が拠点を持つことも、喫茶店なら、敷居が低いだろうということを考えてのことでした。しかし、これだけでは不十分です。いろいろな機関や団体との連携がどうしても必要になってきます。そのためには、社会的信用をより一層高めていくこと必要です。 これらの幾多の困難な課題を抱えつつも、「海がめ物語」が立ち上がってくる過程で、支援の輪が広がってきていることは、大変幸いなことであると感じています。皆様方には、本当に感謝しております。 今後は当事者が主体となって、ボランティアなどの社会的参加を促し、親御さんたちは、そのための後方支援を果たしていくように組織を再編していければと考えております。こうした組織再編を果たすためには、知識及び経験豊富な方々の衆知を集めることができると同時に、意思決定に時間を取られないように、意思決定の権限をなるべく集中することが必要だと感じています。これまで以上に、役職に就く方々や、周りを囲む方々には、お力をお貸しいただくこととなりますので、今後ともよろしくお願いいたします。 では、拙い文章となりましたが、これにて、海がめ会代表就任のあいさつとさせていただきます。最後までお読み頂き、大変ありがとうございました。
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