「受験はゲーム!「道塾式」劇的合格法」という本が出ている。
「道塾」塾長の馬場祐平氏が著者である。
早稲田を200日、2180時間で攻略したらしい。
ネットで「受験の神」として崇められたようだ。
ちなみに、茂木健一郎氏が帯を書いている。
この本に書いてあることは、すべて事実である。
ところで、2000時間程度、学習に費やす必要がある資格は、合格率10パーセントを切る比較的難易度が高いとされる資格に該当する。
したがって、効果的、効率的に学習を進めることができれば、私学の雄とされる難関大学も、難易度が比較的高いとされる資格の勉強時間程度で受験を突破できるのだ。
この事実は、経済学でいう学歴のシグナリング効果を弱めることになるだろう。
受験では、問題のすべてをカバーすることは、不可能だと知っておくことが重要である。
つまり、受験にいざ望む時には、何をするか、ではなく、何をしないか、を判断することが重要だ。
つまり、何を切り捨てるかを考えることが、一番大事である。
そして、何を、どれだけやるのかを決めることが肝心である。
目標が定まったなら、そこまでのステップを考えていくこと、すなわち、上位の目標から下位の目標を整然と並べることが必要だ。
下位の目標が達成できたら、次なる目標も容易に乗り越えられるように、目標を配列できることが必要だ。
ところで、自分ひとりで、こんな芸当ができる受験生はそう多くはない。
多くの学生が、受験には戦略と戦術が必要だということに気が付いていない。
あるいは、学問を神聖視して、まじめに取り組んでしまう。
しかしながら、受験は真剣になっては駄目なのだ。
いろんな意味で遊びがあるからこそ、受験は成功するのだ。
このことに気がついたならば、受験産業の人たちは、その学生の人生プロジェクトを成功に導くために、経営コンサルタントのように、あるいはカウンセラーのように機能しなければならないはずだと分かるだろう。
やれば正の結果がでるのは、勉強ぐらいであることを、大人たちは十分に理解している。我々の世代は特にそうだ。
そして依存症傾向のある人のほうが、受験に成功しやすい。
学校の勉強は、やり方さえ間違えなければ、やればやっただけ、正の報酬が得られるのだから、過剰なまでに、次の報酬を得ることに執着するだろう。
そして、孤独に強いことも、受験成功の秘訣である。
なぜならば、勉強などというのは、本来、孤独な作業に他ならないのだから。他人との比較が必要なのではなくて、昨日の自分との比較が重要なのである。
日々成長を実感できるのが、勉強のいいところだ。
話は、つきなくなるので、この辺でやめておくが、冒頭に紹介した本は、是非、手にとって分析してみるに値する本だと思うので、購入して読んでみてください。 |