寝つきが悪い、眠りが浅い、寝てもすぐ目が覚めるなど、良い睡眠ができず、
目覚めが悪く一日中重苦しい状態にあるのが「不眠症」です。
心地よい目覚めとすがすがしい一日を送れるのが良い睡眠です。
しかし「不眠症」ではそういう目覚めや良い睡眠は不可能でしょう。
そこで「不眠症」について考えてみますと
@ 寝ようと目を閉じると頭にいろいろな映像や考えが浮かび眠りに入れない。
A 寝返りなどで体を動かし眠りに集中できない。が大きな原因のように思います。
この二つはそれぞれ相関関係にあり、眠れないので寝返りを打つ、そして眠りに集中できない、故に眠れないというように悪循環に陥ってしまいます。
この悪循環を断つことと@とAの原因を取り除くことが「不眠症」を解決するコツです。
『真呼吸』(3/17,19,21,24,26)にあるように
「布団に入り、目を閉じ、仰向けに寝て、足を肩幅に広げ、手は組んでお腹の上に軽くおき、肩の力、手、足、体全体の力を抜いて全身をリラックスさせます。そして頭(脳)の力を抜き頭を空(無)に・・・」とありますが、このような姿勢が大切です。
この姿勢で寝ることに慣れますと、1時間でも2時間でもその状態で寝ていられます。(途中で寝返りを打ちたくなったら、それは身体に力が入っているのですから、身体の力を抜きリラックスさせるを繰り返せば寝返りは打たずにいられます。)
また、寝入ってしまうと無意識のうちに寝返りをしたり身体を動かしたりしますが、就寝中で自然現象なので睡眠に影響はありません。
これでAの問題は解決し悪循環の1つが断ち切れます。
さて、大問題の@ですが、この解決は「頭(脳)の力を抜き、頭を空(無)にする」ことです。でも、「バカヤロウ、そんなことで不眠症が治るなら不眠症の人などいない。」と叱られそうです。 ごもっともなことです。
しかし「頭(脳)を空(無)にする」は基本中の基本でありとても重要なことです。
その上に「もう一つ大切なこと」を付け加えることで「不眠症」が改善されるでしょう。
長くなりますので、「もう一つ大切なこと」は次回にさせて頂きます。