自分自身に感謝をするということは、自分の命を大切にし、正しい行動をする基となるものです。
当然自分の命を大切にすることは、他の生物すべての命を大切にする事です。
自分の命を大切にし、自分を愛することが最も基本的な『考え方』です。
自分の命を大切にする事は他の命を大切にする事であり、自分を愛する事は他をも愛する事です。
そこに思いやりが生まれ正しい「考え方」が生まれます。
「人生はあざなえる縄の如し」や「人間万事塞翁が馬」という諺があるように、一生のうちには良い時もあれば、悪い時もあります。
良い時はすべて順調に進みますので、問題はありませんが、ただ自分の実力を知り、実力以上の無理をしないように気をつけることが大切でしょう。往々にして順調の時に、災害や事故に巻き込まれることがあります。
問題は、悪い時です。悪い時の「考え方」が大切です。
悪い時は悪い状態を周囲に責任をなすりつけたり、不運や不遇を嘆いたりしがちですが、その時に正しい「考え方」をしっかり持ち、自分を確立し、悪い状態を早く抜け出すよう努力することです。
この時に「考え方」を誤り、世の中や他人を恨んだり、憎んだりすると、悪の連鎖反応がおき、悪い事が重なり、抜け出せなくなってしまいます。
悪い時を乗り切ることが人間を大きくし、「人間性」を高めてくれるのです。
またしても、無差別殺人事件が起きてしまいました。
犯人の彼には基本的な「考え方」即ち自分に感謝、自分を愛するという「考え方」が欠けていたのではないでしょうか。
故に、自分の命を軽んじ、他人の命を奪う事に何のためらいもなかったのでしょう。
我々は「考え方」特に悪い状態の時の「考え方」により人生が大きく変わってしまいます。自分自身に感謝し、常に正しい「考え方」をするよう努力したいものです。