オートメンテナンス 荒井モータース

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2014/11/25 17:27:43|車検整備
車検整備の小さなこだわり(見えない所にプロの仕事)

車検整備のメニューによくあるのが、ブレーキフルード(ブレーキ液)の交換ですよね。
繊細な方でしたら、このフルードを交換しただけで、ブレーキペダルの踏み応えがしっかりするのが分かると思います。

 ブレーキフルードの交換の必要性は、他の方のホームページにおまかせして、今回は、当店で行っているフルード交換作業のごくごく当たり前なことを紹介いたします。もちろん、他の整備工場さんでも行っていることと思いますが、同じフルード交換と言っても、時間に追われている一部のスタンドさんや、作業効率を追求するだけの一部の格安車検さんの作業とはどこが違うのかを紹介します。
 
 写真@ ブレーキフルードが溜まっているのはエンジンルーム内のブレーキのタンク内です。(白いタンク)  茶色い液がタンクの2/3ほど入っているが見えます。ブレーキフルードは古くなると茶色く変色していきます。(新しいフルードは水のように透明です) 写真は2年前の前回の車検時に交換してありますが、茶色くなってしまっています。悩み

写真AとB 次に、タンクのキャップを開けてタンク内のフルードをスポイトで吸い取れるだけ吸い出します。次にタンクに新しいフルードを入れていきます。ぱっと見は、この時点でタンク内がキレイなフルードに満たされて、交換完了? (作業を省略し、見た目だけの仕事をする一部の業者は、ここで作業が完了となる場合が多い) いえいえ、ここまでで作業は半分です。困った

写真C ブレーキフルードは、このタンクから、各車輪にあるブレーキ装置にパイプでつながっています。上記の作業だけだと、パイプ内や各車輪のブレーキ装置に残っているフルードは古いままですよね。各車輪のブレーキ装置には、小さなコック(水道の蛇口みたいなもの)が付いています。このコックからパイプやブレーキ装置に残ったフルードを抜いていきます。タイヤが付いていると抜き取り作業がしずらい為、車検時、タイヤを外したタイミングでブレーキフルードを交換するのが一般的です。

もちろん、タンク内のブレーキ液の交換だけの作業を否定しません。でも、みなさんの街のほとんどの修理工場さんは、上記のような作業をしていると思います。ただ、”ブレーキ液の交換”という作業だけでも、タンクの液は見た目は同じキレイでも、いろいろな作業方法があるのをご理解いただきたいです。


 






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