タイの風・熱中

とにかくタイの国が好き!体験した、たくさんのカテゴリーで書き続ける。
 
2009/01/18 10:47:51|タイ語
着物のお化け?
「お化け」ผี のタイ文字を使った単語のもう一つは

ผีเสื้อ (ピースア) 

単語は「お化け+着物」の組み合わせで実は「蝶」のことである。

(タイ語の組み立て方の基本である「目的語+修飾語」の順序に従い日本語に訳す時には「修飾語+目的語」となる)

蝶が羽を広げて飛ぶその様子が着物の裾をはためかせて飛ぶお化けと似せて表現しているのではないだろうか。


(写真はタイ・ウイキペディアから)







2009/01/09 14:06:04|タイ語
タイ人はお化けを信じる
姉妹ブログで新年についてピーという言葉が「年」の意味を持つ事を書いた。(前出の姉妹ブログをクリック

この(ピー)という音にはさらに「お化け」の意味を持つ文字がある。

それはผีである。先のブログの(ピー)はปี 
 であって発音が異なる。
ここがタイ語の難しさになる。 ここでは同じ音でも意味が異なる単語があることを知るにとどめる。
(発声音の比較は差し控えるが、音の高さについて付け加えるならば、お化けのピーは高子音で上声の音そして年のピーは平声で通常の声のレベルである)

20数年前タイの会社の優秀従業員を日本に招き、日光の金谷ホテルに宿泊した時、あの由緒あるホテルの古さとお化けがなぜか一致して何人かのタイ人がお化けを見たという騒ぎがあったそうである。今でもタイ人はお化けの存在を自信を持って主張するのである。

そしてもう一つ、同じピーの音であるพีがある。
これは兄、姉、年上の人、そして年長者への「あなた」として使われる。
その例として、車を運転していて警官に呼び止められたときその警官に対して呼びかけるときにこのพี を使っているのを経験したことがある。







2009/01/06 10:07:23|タイ人
9という数字
タイ人(特に中国系)คนไทย (コンタイ)にとって「9」の数字は特別の意味を持っている。
(日本人には嫌われる数字だが)
中国語で「9」と久しいの「久」はその読みが似ていて、未来の幸せと永劫を意味するところからきているらしい。

このことを強く意識された出来事がある。

中国系タイ人の結婚式に訪タイした折、友人の実家に招待された。
その時その家で待っていた彼の兄は、突然写真の暦を示し、
「君が今日来てくれたのは本当に良い日だ!!」と感激した表情で歓迎してくれたのである。

それはまさしく9月9日。9が二つも付いた日なのだった。

私もその意気込みにつられそのカレンダーの写真を撮っていた。

かって結婚式の祝い金も「9」が付くのがいいという事で以前に999バーツを用意したことがあった。







2008/12/30 17:04:15|楽器
アンガルン
タイの楽器 เครื่องดนตรี  (クルアンドントリー) の一つとなっているアンガルン อังกะลุงは元々ジャワで古く使われている楽器。

竹から作られていて、この楽器を手に持ち、揺すってコロコロコロ・・・と竹の乾燥した音を響かせるのである。

一つの楽器で一音階しか音を出せないので、演奏には曲の音階の人数または手の数が必要になる。

バンコックの西北部にある観光施設「ローズガーデン」では、一連のショーの後に小学生によるアンガルンの演奏がある。
日本人の観光客にむけては「上を向いて歩こう」などを演奏する。







2008/12/22 11:15:10|なに?
交通警察官にプレゼント?
クリスマスそして新年 ปีให่ม  (ピーマイ)が近づくこのごろ、バンコックの辻では日本では目にしないプレゼント ของขวัญ (コーンクワン)の山が見られる。

通り ถนน  (タノン) と小道 ซอย  (ソイ)が交差するところには交通警察官 ตำรวจจราจร  (タムルワットチャラーチョン)が独特のパフォーマンスを駆使して交通整理をしている。

その地区の住民にとって色々便宜を図る親切な警官がいて彼らに一年の感謝を込めてプレゼントをする習わしなのである。

場所によってはそれが山をなして警察官の努力の成果であり年末の風景なのである。


(写真はタイ・ウイキペディアから)