栃木山岳会

栃木山岳会公認のホームページです。 山行計画及び報告を公開しています。
 
2022/04/10 17:41:03|その他
安達太良山に行って来ました。
残雪の安達太良山に行って来ました。
山頂は若干風もありましたが雲一つない晴天で、本当の空を観てきました。
写真⓵  本当の空を見あげて
写真⓶ 山頂にて
写真⓷ 左奥は磐梯山







2011/07/19 22:35:18|その他
マリ峰 サミット速報

マリ峰の頂上に立つ:写真@

 マリ峰登山隊は7月11日サミットしました。沖隊長からの報告をそのまま掲載します。

マリ峰( Mt.Mari,6585m)初登頂速報

 パンゴン山脈東側のNachalak Lungpa の支流のKangsi Phu 谷奥の標高5800m の氷河上に設したC2 を7月11日午前3 時に出発し、午前10 時50分にマリ峰の初登頂に成功した。
 出発時の気温は-8℃、風は少しあり、曇り晴れの天候であった。大内・ダワ(クライミングガイド)、片柳・毛 塚の2 組のザイルパーティは、マリ峰北側にある無名峰 P.6531 Mt.Rock Headwear)の岩壁の下部の雪の斜面を、マリ峰とP.6531 のコル(標高6000m)に向かって、斜め右上へトラバース気味に登る。雪面は、表面がザラメ雪状で 、その下はコンクリートのような固い氷になっている。雪面はマリ峰直下から派生しているマリ東氷河(仮称)に右側からに続いている。午前4 時40分、コルに到着する。夜は明け始め、周辺の山々がうす明かりの中に見えている 。しかし、雲が厚く垂れ込め、朝日は顔を出していない。
 コルからマリ峰へ続く雪と氷のリッジをコンテで辿る。リッジは予想外に幅が広いが、リッジのマリ東氷河側とNlyunguk Lungpa 谷上部の氷河側はどちらもすっぱりと切れ落ちている。リッジの傾斜は 60 〜70度程度で、表面は ザラメ雪で不安定であり、下部は氷である。
 40m・3ピッチで2時間ほど登り、リッジをマリ峰から派生しているマリ東氷河側に少しトラバースする。クレバスが横エル字状に不気味に口を開けている。スタカットで再び3 ピッチで登る。雪庇がKangsi Phu谷側に大き く張り出している。慎重に登攀を続ける。しばらくして再びクレバスが口を開けている場所に出た。ダワがクレバスにはまったが大内の咄嗟の確保で大事にはいたらなかった。ダージリン出身のダワは、体力はあるが登攀技術はまだまだで、このような難場でのトップをまかせるわけにはいかなかった。しかし、雇用した 5人のハイポーターのうち高所で登攀活動ができるのは、彼だけであった。
 やっと下から見えていた雪のピークに午前10 時25分に着いた。しかし、その先にさらに高いピークがあるではないか。最後の力を振り絞って、一旦5mほど下り、登り返して、そのピーク、マリ峰の真の頂上に到着した。時計を見ると10時50分であった。C2から約8時間かかっていた。マリ峰山頂の広さは僅かで、1人が立つのがやっとであった。マリ峰の北側は斧で断ち切ったようにすっぱりと1000mほどの高度差でNlyungukLungpa谷上部の氷河の源頭部まで切れ落ち、目の眩むような高度感である。その北側に日本山岳会石川支部隊がパンゴン湖側から2008年8月に、マリ峰から転進して初登頂したマーン峰(Maan, 6342m)の岩峰があり、マリ峰のコルに鋭い長いナイフリッジで続いている。石川支部隊が「ゴジラの背」と報告した登攀不可能に近いヤセ尾根である。また、ツインピークである2004年にインド隊によって初登頂されたマリ西峰(仮称、6560m)にマリ峰から続く岩と雪のリッジは鋭く、起伏が多く、とても登攀不可能に思えた。
 山頂では、寒かったが幸い風は強くなく、雲はあったが周辺の山々を眺めことができ、多くの山々の写真を撮影した。また、交代で初登頂記念の写真を撮り、下山にかかった。
 下りは登りに倍加して危険が多く、疲れた身体に鞭打って、慎重に下る。難場のルートにフイックスした延べ約600mロープを回収しながら一歩一歩高度を下げていく。
 午後2時10分にコルに着いてやっと一息入れる。アジア最大の塩湖・パンゴン湖の青黒く輝く標高4300mの湖面の一部が見えていた。日射によって柔らかくなって歩きにくい雪の斜面をコルからC2へ向かって下って行く。午後3時25分に無事C2に帰着した。さらに、C2から氷河カールの左側の急なガレを下り、C1(5600m)に着いた。ハイポーターのロブサンが甘いジュースを作って待っていてくれた。
 大内・片柳・毛塚の3名は7月12日に登ってくる予定の粂川登攀隊長と沖隊長を迎え、第2次登頂に向けてサポートするためにそのままにC1 泊まった。ダワとロブサンは安全なBCに帰って休みたかったようで、午後4時にC1を発って日も暮れた午後7時過ぎにBCに辿り着き、BCにいた粂川・沖・インド人スタッフ全員に祝福された。しかし、ダワは疲労困憊していた。ルートの状況を聞きだそうとしたが明瞭に説明できなかった。悪絶なルートを思いだしてか、「ルートは危険であり、クレバスに落ちたし、もう二度と登りたくない」とリエゾンオフィサーに訴えていた。そのためか、個人装備と彼らのテントを、C1とC2からBCにすべて運び降ろしてしまっていた。また、「日本人3名は多分明日下山してくるだろう」とも話していた。粂川と沖はこの状況で、下山してくる予定の3名をBCで待つか、C1に登って行くか検討したが、連絡がとれないままでは混乱するし、初登頂の状況も早く聞きたいので、3名のいるC1に明日登って行くことにした。次の日は曇り空であったが粂川と沖は午前7時にBCを出発し、標高差1000m を登って午後2時にC1着いた。 大内たちに初登頂のお祝いの言葉もそこそこに、早速ルートの状況を聞いた。ダワの話したようにルートは非常に厳しいということであった。毛塚は下降中に一度クレバスにはまり、急なガラ場で数度足を滑べらしたが、片柳の確保で事なきを得たが、肩をひどく打っており、これ以上の登攀は無理で、一刻も早く酸素の濃いBCへ下らなければならない状況であった。午後3時に急いで一人でBCに下山していった。大内は痔が悪化し、数日は動けない症状で、腰を上げるのも辛そうであった。片柳は元気であったが数日前から続いている咳が止まらず万全の体調ではなかった。協議した結果、明日7月13日にC1に登ってくる予定のダワとロブサンのサポートで、粂川と沖と片柳がC2に入ることにした。
 7月13日午前11時にダワとロブサンがBCからC1に着いた。彼らも思いなおしたらしく、テントなど一式を担いで登ってきていた。ダワは明日C2に着き、そしてコルに登り、さらに条件が良ければ山頂を目指す、粂川と沖と片柳をサポートすることになった。C1からC2へのルートはC2の右手のガレ場を迂回して登るものと、マリ峰正面からのマリ東氷河に突き上げている急峻な岩場まじりの斜面を、ほぽ直登するものとがあり、ダワたちは時間が短いので後者のルートをとることを主張した。
 7月14日午前7時、ダワとロブサンが先行し、粂川と沖と片柳が続いた。たしかに直登するルートは時間が短 くてすみそうだったが、上部からの落石の危険もあり、途中でゆっくり休むことはてきなかった。岩場・ガレ場・氷の張る小沢、そして、最後は氷河となり、約2時間でC2に着いた。
 C2は広い氷河上に建設され、マリ峰山頂の望める快適なテント場であった。その夜は、粂川と沖と片柳はC2に泊まり、ダワとロブサンは C1に下って泊まった。
 しかし、その夜半から雪が降り始め、翌朝までに約15cmの積雪があった。朝になっても晴れる兆しはなかった 。むしろ新雪雪崩が心配であった。頂上は無理でもせめてコルまでという希望は望むべくもなかった 。C2を撤収し、下山することを決定した。充分な高所順応のできていない沖を片柳が後方からザイルで確保し、粂川らが前を歩くとという体勢で登りと同じ約2時間かかってC1に帰着した。
 別項に記すように、インナーライン許可未取得のままで登山しているという特異な事情もあり、BCでもう一度ゆっくり休養して第二次登頂を試みるという時間はかった。7月16から17日にかけてC1を撤収し、リエゾンオフィサーと日本人のみ、急いでBC を離れ、7月18日にタンツェ経由でレーに帰着した。インド人スタッフはBCを撤収し7月19日、レーに帰着した。
                 (7月19日、レーにて・沖記)

県南研修会2011:写真A

県南研修会2010:写真B
 例年行われいたた谷川マチガ沢から、今年は上州武尊山に場所を変え行うことになった。生憎の雨模様の中、総勢15人が滑らないための歩き方、滑ったときの対処法、埋まったときの探し方を、短い時間ながら、初心者は意味を捉えながら実践し、また中上級者は指導しあうことによって再確認した。
 参加者 小山山岳会 11人(訓練8人)、 羚羊山岳会 2人
     栃木山岳会  4人  栃木ヤングマンクラブ 1人 

パルチャモ峰登山隊報告:写真C
 パルチャモ峰登山隊は、10月30日7時11分(現地時間)3名の隊員全員がシェルパと共に登頂を果たしました。天候にも恵まれ順調に進み、予定より早く山頂(6273m)に立つことが出来たようです。隊員は既にカトマンズに戻っています。
隊員1名が手の指に軽い凍傷を負い、現地ドクターの薦めにより、日本の専門医に診察してもらうために11月2日帰国しました。
 一方トレッキング隊も順調で、11月3日にカトマンズに戻ります。







2006/08/24 1:24:48|その他
会員募集

資格 
 人間であること。且つやる気のある方。
 性 別  問いません。
 年 齢  問いません。但し未成年の方は、保護者の同意が必要です。
 経 験  問いません。
      自分の技術、体力にあった山を選び、楽しく歩きましょう。
      でも時には辛いことも・・・あるかも。
      それも楽しめる、それが「山」です。

写真 上から
  アオノツガザクラ
  ミヤマリンドウ
  風にそよぐチングルマ(実)
  ウラジロヨウラク
     
  







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