梅雨空でありながら、ここ2、3日はさほど雨が降っていません。今日は増水後の減水期に期待を寄せ、本流ヤマメ狙いで鬼怒川です。
時刻は9時。雨が降ったり止んだり。それ程の増水もなく、ササ濁りの水温15℃。雨具がキャスティングの邪魔だけど、鮎釣師の出足が鈍いのも恵みの雨、と良いように解釈しましょうか。良さそうなポイントには誰も入っていません。如何にもと思える瀬頭にミノーを流し込むと、ググッと手元に伝わる重みのある手応え。焦る気持ちを抑えて、慎重に合わせを入れます。これはデカイぞ。本流ヤマメだ! ン? でも何か違うぞ。引ったくるような当たりの後、走る筈なのだが、この当たりにはそれが無い。動きが少ないのだ。それでもローリングとジャンプを交えて抵抗して来ます。
ニゴイかとも思いましたが、寄せては引いてのやり取りを経て無事ネットインしたのは、体高もある38㎝の立派な本流レインボートラウトです。本流でレインボーを釣ったのは初めて。ここはじっくり観察といきましょう。小魚を主食としてるのでしょうか。口が大きく裂けて、精悍な顔つきです。放流されてから随分経ったのでしょう。鰭は再生し、きれいな魚体に見惚れてしまいました。 
これぞワイルドレインボートラウトと言ったところでしょうか。写真撮影が終了し、魚が落ち着きを見せたところで、テレビ映像でお馴染みの放流スタイルから悠々と流れに帰って行きました。これで満足した訳ではないのですが後が続きません。根気よく夕方までロッドを降り続けましたがこれ一匹でした。 暫く本流尺ヤマメを見てませんなぁ。暑くなる前になんとかしたいものです。 |
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