都市伝説図書館

【都市伝説とは?】 「『もしかしたら本当に起こったのかもしれない』、奇怪で、おっかない、危険を含んだ、やっかいなできごとについて知りたい、理解したいという私達の欲求を満たすもの」(ブルンヴァン)である。 しかし、都市伝説は必ずしもこうした「アングラな」スキャンダルのみを扱うものではなく、 ある種のナンセンスな面白さ を含む、ジョーク的で興味本意なスキャンダルをも取り扱う。
 
2009/09/28 22:28:40|都市伝説
孤独【オリジナル】
俺は欲しいものは全て手に入れた。

金庫には腐るほど現金や金塊
ガレージには高級外車が数十台
家は億ションの最上階、庭付きペントハウス

しかし、俺は人と接する事が苦手だ。
その孤独も手に入れた。
今は至福の時間を過ごしている。

窓から下界を覗くと行列を作って黙々を歩いている
下の階の庭ではパーティを開いているみたいだ

「あ〜っ!うるさいなぁ〜!」と思いつつ部屋に戻るとドアのチャイムが鳴る。ここの階はエレベーターすらオートロックのはずなので鳴るはずが無い。
無視すると今度は直に戸を叩く、やはり無視!
やっと静かになった。

TVのスイッチを入れた!お気に入りのDVDを見るためだ。
画面は砂嵐のはずが突然、番組が始まった。

映し出された女性が何かを必死に訴えている。

「誰か、この放送を見ていますか?見ていたら連絡をください」

「****国の細菌兵器で人類は滅亡しまったが、私のように生き延びているかもしれません」

「もう、孤独には耐えられません。気が狂いそうです。どうか連絡を下さい」と、涙ながらに語る。

せっかく手に入れた自由と孤独だ!誰が行くか!

さて寝るか!








2009/09/28 22:20:21|都市伝説
ラブホテル【都市伝説】
妻が外国人というのもあり、千葉にある国際空港はよく利用します。

普段でも所要時間が約2時間かかりますが、その日は大型連休というのもあり渋滞も懸念されたため日付が変わる頃自宅を出ました。

思いのほか早く着いてしまったので、高速道路脇のラブホテルで休憩する事にしました。すぐ近くまで来ている安心感からか小腹が空いたので、ラーメンを注文して食べてから寝ました。

翌日フライト時間に合わせ出発したのですが、妻が車中で奇妙な事を言い出しました。それは朝方に女の人が食器を片付けに来たので目が覚めてしまい、それから寝つけなかったと言うのです。

自分は全然気づきませんでしたし、日本では在室中に部屋に入る事はあり得ないと笑ったのですが、肩くらいの髪の女の人が来たのは間違いないと言うのです。

まさかこんな話をされるとは思ってもいなかったので食器が片付けられていたのかは覚えていませんが、今でもあのホテルの前を通過する度に不思議な気持ちになります。







2009/09/28 22:19:15|都市伝説
夜間病院【都市伝説】
母方の叔母が、車のドアに手をはさんでしまい夜間担当の病院に行く事になりました。

たまたまその日は市立の大きな病院が担当で、12時前後に母の運転で病院へ行き自分も同乗しました。

幸いにも軽傷だという事で母と叔母は会計などを済ませる間に、自分が駐車場から玄関前に車をつけ車内で待っていました。

その病院は、今ではきれいに改装されていますが、当時は昔からの佇まいに加え少し表の道路から奥まった造りになっているのもあってか薄暗く気味の悪いイメージがありました。

待っている間、何気なしに辺りを見回すと階段の踊り場であろう窓に花瓶のようなものがあるのを見つけました。曇りガラスになっているので、はっきりとはわかりませんが少し花が揺れてるようにも見えました。

んっ??

そうなんです
曇りガラスの向こう側、つまり花瓶は病院内にあるのですから花が揺れるはずがないんです。

しかも階段の踊り場の窓は高い位置にあり、よほど高い台でも置かない事には窓から見えるわけもない。

疲れてるのかなぁ?

そんな事を考えていると母と叔母が出てきました。
車に乗り込む母に
『あれってなんだろ?』
母と叔母は自分の指先へ目をやり、しばらく見ていましたが悲鳴をあげました。

実は花瓶に見えていたのは女性の顔だったのです。
そして花に見えていたのは女性の長い髪…

それがゆらゆらと揺れていたのです。







2009/09/27 21:04:38|その他
コインランドリー【都市伝説】
私はコインランドリーが大っ嫌いです。
というか、怖いんです。
街でたまたま見かけると、ゾっとします。
原因は小さい頃に見た、夢のせいなんですが・・・

静まり返った町。
天気の良い気持ちのいい日和だというのに、辺りに人影が無く、無音。
白みがかった視界。

一軒のコインランドリーが現れました。
前に立つと、自動ドアが開きます。
中に入りました。
ズラリと並ぶ、洗濯機と乾燥機。
私は近くの机の上にあった誰かの衣服を手に取りました。
「洗濯しなきゃ」と、何故かそう思いました。
そして、洗濯機のフタを開けて、
ドキン!と心臓を飛び跳ねさせたのです。

その中には髪の長い女の人が血まみれになって押し詰められていました。
あの筒状の空間に、背を丸め、手足を変に折り曲げながら、すっぽりと。
首は折れているようでした。
白いワンピースは所々赤く染まり、彼女の肌は青黒かった。
口は半開きのままで、明らかに死んでました。
一番恐かったのは、目。
どこか明後日の方向にある虚空をにらんでいます。
私は恐ろしさのあまり、身がすくんでしまって動けませんでした。
「あわわわわわ・・・開けちゃってごめんなさい!」
何とかそれだけを声(?)に出すと、
その瞬間、
急に女の人の目が クルっと白目を剥きました。
私は ほとんど反射的に「お元気で!」と叫び、バタン!
ふたをしめました。

これは夢だ、これは夢だ、と自分に言い聞かせ、
早いとトコ ここを出なくちゃと思いました。
その途端に、
隣りの洗濯機の上に備え付けられた 乾燥機にスイッチが入る音。

ウィーン・・・

ビクッとして音のする方を見上げると、動き出した乾燥機の中は空っぽでした。
少しホッと息を抜いた瞬間です。
乾燥機の中で、上のほうからボトボトボトっと、
大量に何かが落ちてきました。
そしてフル回転で乾燥機が回り始めます。

中で廻っていたのは、数え切れない程の人間の手首でした。

それを見た瞬間 気を失い、
次にハッと気がつけば朝。
自分のベッドの上にいました。







2009/09/27 21:03:35|都市伝説
同じアニメ【都市伝説】
昨日の夜の話。

昨日一昨日がたまたま仕事がそっくり休みだったもんでエヴァでも全話見ようとTUTAYAで借りてみてたんだ
多分今ぐらいの時間だったと思うんだけど
携帯が鳴った。電話だったのでDVDを一時停止にして速攻出る。
そしたら「ひぐ、ぐす…」みたいな感じでけっこうかわいい声の嗚咽?が聞こえてきた。
これがいわゆる心霊体験か? と思って軽くゾクッ。
「なんで…なんで切っちゃうんですかぁ…ぐす…」みたいな感じで、別れ話でもつれて切られたのか? とゲスパー。
「間違いですよ」って言ったあとその女の子(声がすげぇ幼い)がしばらく黙って、多分1分くらいそのままだったと思う。
そんでおもむろに「だって…だって同じアニメ見てる。エヴァンゲリオン」って言うんだ
もちろん一時停止だし音は出てない。
俺呆然、何だこのエスパーとか思いながらもう一度間違いだと告げる
そうしたらその子はまた黙って(なんかカチャカチャ音がした)
「ごめんなさい、刃物には気をつけて」
っていって電話が切れた。

関係ないかも知れないんだが、今日仕事場で収納し忘れたカッターナイフを掴んでしまい9針を縫う大怪我をした。。
コレを機に新しい機種に変えよう