栃木の語り部  栃木語り部の会

昔むかしの話を語る、栃木の語り部。 語り伝えたい話があります。昔ばなし、伝説、言い伝え・・・学校への語りの出前は60校を超えました。児童館、育成会、公民館、作業所、グループホーム、イベントなど声が掛かればどこへでも語りに出かけています。語りながら話も集めています。これからも出会いを求て語り続けていきます・・・
 
2011/02/06 22:48:08|イベントでの語り
しもつかれフォーラム 2011開催
 
 栃木の代表的郷土料理「しもつかれ」の試食交流会「しもつかれフォーラム」が今日、栃木市の国府地区公民館で開催されました。
 
 20種類を超えるしもつかれが持ち寄られ、試食の他、提供者からこだわりの作り方を聞いたり、しもつかれ川柳が発表されたり、あたたかい交流会でした。

 我が家では、柔道6段の主人が大根とにんじんを鬼おろしですりおろしてくれたので、荒くおろせて素材の味が活き、鮭の頭はお歳暮にもらった「時鮭」の頭、酒粕は絞りのあまいものを使い、大豆は丹念に一つずつ割れない様に皮をむいて作ったこだわりの一品。いや、逸品!!今年のしもつかれは、過去最高の出来の自信作!

 NHKの6時45分からの首都圏ニュースで器に書いてあった私の名前が一瞬大写しになって、「見ました」メールが届きました。見て下さった方々の動体視力に乾杯!

 私、栃木の語り部は、会が始まる前に2年前に作った「しもつかれの話」という創作民話を語りました。

 栃木テレビ
 2月27日の「クローズアップとちぎ」
 

 の中で紹介していただけるとのことです。

 また、ブログでこの「しもつかれの話」を見た塩谷郡の学校栄養士会の先生方が、この話の紙芝居を制作し各学校で子供たちに見せています。

 3日の節分の日に、この紙芝居を制作した矢板市立東小学校に語りに行ってきました。2年生のこどもたちは本当によく聴いてくれて、嬉しく楽しいひと時でした。制作の中心になった丸山宏美先生の、伝統食、郷土食を子供たちに伝えたいという熱い思いに感心しました。紙芝居はとてもよく出来ていて、多くの子供たちに見せたいと思いました。

 更にこの日は、NHK宇都宮放送局が取材に来てくれて、車に降りるシーンからカメラが回っていて何だか不思議な気分でした。リポーターの中原由貴さんの明るい人柄と誠実なスタッフの方々に大いに助けられました。

 NHK 総合
 3月2日(水) 11:33〜 

「こんにちはいっと6けん」
 

 の中で紹介されます。







『とちぎふるさとすごろく』販売
 とちぎ協働まつり2010は、皆様のご協力によりまして、10月24日(日)2万5千人のお客様をお迎えし、盛況のうちに終了しました。有難うございました。

 合併記念で募集いたしました『とちぎふるさとすごろく』には1133通の応募があり、その入賞作品をコマにして『とちぎふるさとすごろく』を製作しました。


http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/south/tochigi/news/20101022/401666

 『とちぎふるさとすごろく』

  とちぎ秋祭りの会場で販売

   一個300円。


 場所 太田家店蔵(ネットワークとちぎ展示場内)

 日時 11月13日(土)・14日(日)
    11時〜16時
 

太田家店蔵は山車会館の並び、
みずほ銀行栃木支店と四次元ポケットの間の黒い蔵です。

 ふるさと絵手紙の入選作品は
16日から市役所のロビーでも展示します。

すごろくは市民活動推進センターくららでも、
常時販売しています。
(TEL 0282−20−7131)







2010/08/04 8:35:10|庭の生き物
蝉の羽化

昨日の夕方、鳴り止まぬ蝉時雨の中庭に出てみたら、キウイ棚の下で蝉の羽化が始まっていた。殻の背中が割れて、出てきたばかりの蝉の羽はまだ縮んでいたが、2時間位で完全に開ききった。透明な薄緑色の羽が美しかった。

今朝5時には、すでに飛び立っていなかった。







2010/07/07 19:43:57|日光市に伝わる話
「七夕さま」の昔ばなし 
 
 
 七夕の今夜、栃木県に大雨洪水警報が出ていて、天の川はおろか、星空も見えません。

 今日は、栃木駅南口の近くにある「そよ風」の七夕まつりに、昔語りに行ってきました。デイサービスとショートステイのお年寄りが40人位聞いてくださいました。

 湯西川伝わる「七夕さま」、和尚と小僧の話「ふうふう、ぱたぱた、あちち」「寒の風」「神のないのは」、「ぼたもち蛙」等を語りました。



    「七夕さま」

 むかし、あったと。
りょうしの男が魚つりに行ったら、三人のむすめが、水あびをしていた。そばの松のえだに、きれいなきものがひかかっていたので、りょうしは、こっそり一まいとって、びくの中にかくしてしまった。
そのうち、むすめたちは、水からあがって、きものをきようとした。すると、ひとりのむすめが、
「あらあ、私のきものがねえわ、私のきものがねえわ」といった。二人のむすめも、
「そんじゃ、よくさがすべ」といって、さがしたが、いくらさがしても見つからなかった。
「さあ、そんじゃしゃあねえから、めっかったら来るように、おれら先にかえっから」といって、天竺にかえってしまった。のこされたむすめは、
「きものがねえ」と、しくしく、しくしく泣いていた。そこへ、りょうしがきて、
「これこれ、何で泣く」といった。むすめは、
「私は、天竺から来た天女だが、きものがねえから、かえれねえ」といった。りょうしは、
「泣いてもしゃぁねぇから、きものが見つかるまで、おらんちさこい」といって、天女を自分の家につれていった。
りょうしは、まだひとりものだったので、きれいな天女に、よめさまになってもらった。そのうちに、たまのような男の子が生まれた。その子が、よちよち歩くようになって、はや、しゃべれるようになった。ある日、むこさまが仕事で出かけているとき、息子が、
「かあちゃん、かあちゃん。父ちゃんが、屋根裏に、きれいなきものほしとくわ」といった。
「どれどれ、どんなきものがほしてあんだ」と、あがってみると、なんと自分の羽衣がほしてあった。よめさまは、
「ああ、この羽衣がめっかったんじゃ、ここさいらんねえ」といって、むこさまに書きおきをすると、羽衣を着て、息子をつれて、天竺にかえっていった。
 むこさまが家にかえると、よめさまも息子もいなくて、書きおきがあった。その書おきには、
「私に会いたければ、茅を千だん刈って、茅組みしてのぼってこ。のぼってくれば、天竺できゅうり畑のきゅうりの番をさせられるけども、なんぼあつくてのどがかわいても、そのきゅうりをとって食うなよ」と、書いてあった。
むこさまは、つぎの日から、まいにち、まいにち、茅を刈った。やっと千だんになったので、茅組みしてのぼっていった。
天竺につくと、すぐによめさまの家のおとっつあん、おっかさんにきゅうり畑の番をさせられた。むこさまは、
「まあ、あちいわ、頭がやけるほどあちい。ああ、のどかわく、のどかわく」
といいながら、きゅうり畑の番をしていたが、あつくてたまらない。(きゅうりこれほど鈴なりになってんだもの、一本ぐれえとって食ったってわかんなかんべ)と思って、きゅうりを一本とった。がぶっとかじったら、そのきゅうりから、シャーっと水が出て、たちまち大きな川になって、天の川になった。天の川をはさんで、よめさまはむこう岸になり、むこさまはこっち岸になり、はなればなれになってしまった。二人は、七月七日に、いっぺんしか行き会えない、七夕さまになってしまったんだとさ。
しゃみしゃっきり、ねこすけぽっきり。







2010/07/05 23:02:42|その他
とちぎ協働まつり2010

とちぎ協働まつり」は、おかげ様で今年で7回目を迎えることとなりました。これもひとえに、関係者各位と市民の皆様のご理解とご協力の賜物と心より感謝申し上げます。  今年も、10月24日(日)に栃木市総合運動公園を舞台に、様々なイベントをお届けいたします。

協働まつりは、あらゆる年齢、性別、職業の市民が集い、企画、運営する市民手作りの市民のためのまつりです。毎年、協働まつりに携わったり参加したりする中で、新し出会いが生まれ、人と人とがつながり、栃木に新しいコミュニティが生まれております。

開催にあたり、今回、栃木の語り部が実行委員長を努めることになり、まつりのテーマを「つたえる」としました。
今年は、新栃木市誕生の記念すべき年です。広がった市の中では、これまでにない新しい息吹が感じられます。
それぞれの地域の様々な伝統や文化、皆様の熱い思いを、次の世代を担う子どもに、新しい仲間に伝えていこうではありませんか。子どもからお年よりまで楽しめる、笑顔がいっぱいのとちぎ協働まつりを一緒に作ってまいりましょう。

開催にあたりまして、皆様のご理解とご協力、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。


「とちぎ協働まつり2010」
10月24日(日) 栃木市総合運動公園



皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。