やさぐれ社労士の独り言

つい最近までハロワ勤務のやさぐれ社労士が本音で漏らす独り言。 何でもありの劇薬指定!
 
2010/04/03 18:37:06|役所裏事情
異動の季節
お役所では定期異動が4月にあります。私の所でも異動がありました。もちろん私は居残り。つか、あと2年しかいられないので、その後の方が気がかり。

一緒にやってきた担当者が異動し、後任として新人が入ってきました。内示の段階でかなり負担がかかってくることは覚悟してましたが、やっぱりそうなりました。

4月は企業の入退社関係の届出件数がすさまじく多いのに加え、新人は研修等でいない日が多いので忙しさは半端じゃないです。今週は昼休み取れない日が多く、6時過ぎにようやくありつけたことも。午後はふらついて仕事してます。

一日でも早く新人を戦力化しなければなりませんが、日中は来所者の対応で精一杯。教える時間も取れません。とりあえずは横に座ってもらい、やり取りを見てもらうことからスタート。もちろん来所者に研修の旨、断ってからです。そうしないと他の来所者がわんさか押し寄せてしまうんです。

元々は以前の担当者が新人に引継ぎをする予定でしたが、異動先のお偉いさんからストップがかかりました。異動後はウチの職員なので旧職場の面倒を見るための出張はまかりならんとの意向です。
困り果てたのが私の所。やむなく本人の同意を求め、休日に引き継ぐことに。ウチの新人さん、3日目で休日出勤です。

新人配属の情報を聞いた段階で、多分こんなことになるのではと思ってました。民間では新人への教育は職場の上司とか職場全体で行うのが通例。前任者が直接というのは少ないです。

前任者が1日で教えると聞いた時点で「大丈夫かよ〜」とは思いましたが、とんでもないところに落とし穴が。何となく不安だったので一部無理やり私が手順を聞いておいて良かった〜。

身分上、新人の方が私(正規職員ですが任期付き)より格上ですが、とりあえずは丁寧に教えなくては。格がどうとかより、早く戦力化しないとこっちが参ってしまう。







2010/03/27 16:35:01|労務管理
人材ブローカー
時々、労働者本人から「雇用保険に入れてくれない」との相談があります。単なる届出の漏れならどうってことないですが、結構多いのが、元々本人と会社の間で保険加入しない合意があったものの途中で解雇され、あわてて直訴してくるケースです。

本来は合意があろうとなかろうと加入すべきなのですが、安定所へ届出しなければわかりません。本人から詳しく話を聞くと、双方で保険料を免れるため加入しないで放置ってことが多いです。こんなのは自動車保険と同じ。いざ事故(失業)となってから保険に入れてくれということは虫が良すぎる話。「求職申し込みはできるから早く仕事見つけてね」で終了。

たまにあるのが会社が入ってないケース。その中でも多いのが(恐らくモグリの)人材ブローカー。特に外国人専門の連中で、工業団地を抱える地域に多いです。日本語が不自由なのを逆手に取り、保険加入については何も話さず仕事を斡旋。会社の連絡先は社長の携帯だけ。クビにした後は着信拒否で連絡取れないようにしてしまい、当然給料も払わない。雇われた本人は会社名さえ知らず、結局安定所に泣きついてくる。こちとら迷惑なんだがな〜。

さらに悪質なのは、一人で何台も携帯を使い分け、携帯ごとに一つの会社にしてます。ま、普通のブローカーでも社名が違っても住所や電話番号が同じってのはざらにあります。税金対策だけじゃないんだな。

ともかく、こういうのに引っかかる外国人の多いこと。文化の違いかどうかはわかりませんが、雇われる際に条件を聞かずに働き出す人が多いです。通訳が常駐してる安定所で探せばいいのに、友人知人のツテがほとんど。しかも面接は喫茶店。条件の話といっても、どこの現場で就業時間と給料程度。話が決まれば、朝に現場工場の正門前で待ち合わせ。即現場へ放り込んでおしまい。

派遣がどうとか言うレベルじゃなく完全な口入屋。こういうのを排除するのが先決でしょうが、安定所は捜査権ないのでどうにもならない。本人に「この次からは条件を確認してから働いてね」としか言えない。

問題なのは、名のある大企業の工場現場で日常茶飯事ってこと。企業側は直下の請負会社の社員が働いてるということになってますが、実態を知らないはずがない。(以前、私が上場企業にいた時、うすうす知ってました)
ただ、請負の場合は請け負った会社に全責任があるので、企業側は知らんぷりした方が得策なんです。なまじ関与すると連帯責任負うんでね。

TVCMできれいごと言ってる大企業でもこんな有様。むしろ請負会社使えない中小企業のほうがまともかも知れません。だから資金繰りが苦しいのか。何だか経済っておかしい。







2010/03/06 20:16:32|雑記
歯医者
ここ数週間ほど歯医者へ通ってます。歯石取りのためです。

数年前、歯茎が腫れだして痛んだので診てもらったら、歯石が歯の根元まで発生してるので菌が増殖して化膿したとのこと。
その時も数週間通って歯石除去しました。
その後半年毎に歯石取りに通ってましたが、2年前からメンドいので行くのやめちゃってました。年賀状に「そろそろ来てください」と書いたあったが無視。

そしたら最近また歯茎が腫れだして痛みだす始末。久しぶりに歯医者通いのハメに。
半年毎に来てれば簡単に歯石が取れるが、2年も放置してたもんで歯根の奥までへばりついており、麻酔かけてガリガリやられてます。

歯磨きはきちんとやってるんですが、歯石は体質にもよるらしいが、どうしてもくっつくとのこと。
虫歯は一本もないですが、いわゆる歯周病なので、放っておくと歯が抜けちゃいます。

歯は結構重要なもので、歯が悪いと胃や腸に負担がかかり、頭痛の元にもなるんです(医者の受け売り)。
ともかく死ぬまで歯は残したいのでしばらく辛抱して痛みに耐えよう。
あと、タバコは歯茎の血行を悪くするので良くないですって。
前立腺の病気で酒を大幅に控えてる(完全に辞めちゃいない)ところへタバコもですかぁ〜。楽しみがだんだん減っていく・・・







2010/02/28 22:50:14|役所裏事情
介護のお仕事
先週もバイク三昧でブログはお休みでした。3台も持ってるもんで、メンテがてら乗り回さないと調子が悪くなるんです。
今日は午前中は雨降ってたのでバイクはご近所のみ。珍しくTV見てました。ただ、どのチャンネルまわしても津波警報の画像がウザかった。栃木は海なし県なので津波と言われても何だかピンとこない。

んで、たまには役所での状況を一つ。
雇用対策で介護分野への人材供給を強化しようとしてますが、何だかな〜というのが本音。介護分野はかなりの人材不足であることは確かです。仕事のきつさに比べ賃金がイマイチなこともありますが、誰でもできる仕事じゃないことも大きな要因。

何せ赤の他人の身体に触れるお仕事。下の世話も当然あります。
教育機関では介護ヘルパーの資格取得を盛んにやっており、求職者も受講する人が多いですが、実際に就職してもすぐにやめてくる人が非常に多いです。

元々崇高な理念を持ってないとこの仕事は無理ですが、それ以前に介護施設の運営側にもひどいのが多いみたいです。
実際、失業給付を受給に来た方の話を聞くと、介護の仕事そのものはやりがいがあって続けたかったが、施設のやり方に我慢ができず辞めてしまうということがほとんど。ヘルパーより介護福祉士など、より責任ある立場の方に多いようです。

サービス残業は当たり前。つかそれが前提。昇給なんぞ無の世界。
経営者の考えは福祉云々ではなく儲けが真っ先。その儲けは同族で山分け。職員は古びた軽自動車で通勤手当もないのに、経営者のバカ息子はカネで入った大学へBMWで通学。ガソリンも施設負担。

そういやこの前、完全脱法なのがありました。複数の施設を別法人で抱え、従業員をそれぞれに配属(したことに)するんです。
実際は一方の施設に勤務してるんですが、書面上は半日ずつ勤務したことに。

そうするとそれぞれでの時間数が所定時間に満たないので社会保険に入れなくて済む。本人へは自分で国民年金に加入させます。保険料はもちろん本人全額負担。会社は何も払わないでウマ〜。

こんな状況の人が失業すると悲惨な目に。失業給付は過去の給与がベースなので、雇用保険に加入のどちらか一方の給与(書面上の)だけで算定されるハメに。
もちろん、これじゃおかしいので事業主に再確認しますが、最終的には書面が証拠となるので、事業主がしらばっくれればどうにもなりません。

介護事業者の全てというわけじゃないですが、この分野は他にもこの手合いが多いのも事実。他の業種から入ったらビックリどころかあきれてものが言えないだろうな。
こんな状態が続くようだと誰もこの仕事をしなくなるんじゃないかと危惧してます。
ヘルパーの資格云々より経営者の資格審査したほうがいいんじゃね〜の?







2010/02/13 17:27:37|雑記
天然リンク
今日は一日中雪が降り続いていてバイクに乗れません。せっかくスケートに行こうと思ってたんだが。

そうそう、栃木には県内唯一の天然リンクのスケート場があるんです。田んぼに水を張って凍らせる環境にやさしい方式。
今年は思いのほか寒い日が多いので1月半ばから開業してます。

地元で50代の人には懐かしい、あの「宮スケート場」です。まだやってるんです。(画像は子供連れてった時の10年以上前のですが)
施設は私が通ってた40年前のまんま。貸し靴だけは革製になってます。

子供が大きくなってからは一人じゃ行きづらかったが、最近何だか凄く行きたくなった。40年前のスケート靴も健在。明日晴れないかな。