雨にも負けず風にも負けず・蔵の街栃木

昨日午、後ARAさんから突然「良かったらいつでもいいんだけれど、そちらの気分のいい時に、ギターをもって遊びに伺いたい」と嬉しい電話が入った。前々から新しいアンプを入手したので、一度聞きに来て、とお誘いはあったのだが、「みだれ髪の新バージョン」取組中なので、それも是非聞いて欲しいと、彼らしからぬ積極的なお誘いを頂いた。誠に有難い。

彼のギターなら俺一人で聴くのはもったいない。直ぐに00H君ARA君IKE先生の稲門会の仲間と、ISH君SEO君の同級生仲間、それにカラオケ好きな宇都宮のWAD先輩にも連絡した。
日時はWADさんに都合がいい24日(日)午後1時からと決定。週間天気予報も暑くもなく寒くもない丁度曇になっていた。

HONさんに連絡すると、お母さんが脳梗塞で倒れ、なんと今、新潟に来ているという。取込み中の失礼を詫びると、近所の親戚の人が早く気づき、処置がスムースだったので順調に回復に向かっており、差しさわりないと聞いて一安心。昨日今日の二日間で当日予定の最新確認を取り、昼は横山歴史観で江戸前の、割烹お座敷料理(2,160円＋席料300円、サンプラザから取寄せ)を頼む。お昼は、かな半旅館が第一希望だったが、当日は予約で満杯の為、横山歴史館に急遽変更。こちらも予約は1週間前までと決められていたが、NANさんの口利きで何とか滑り込んだ。NANさんとは2月の山車会館リニュアルオープン時以来で、久し振りに声の交換もできた。

ほかにもこのブログをお読みになって昔美空ひばりのバックバンドでベースギターを担当していたARAさんの生ギターを聞きたい人は、遠慮なく参加してください。大歓迎です。
日時は24日(日)午後一時から入場無料。自分の飲み物、お茶菓子持参、駐車場は我が家と錦着山駐車場が使えます。どなた様でもお待ちしております。

第3章　　命の大切さと生きていることの喜びを教えてくれた女(ひと)

その名はアーちゃん、決して愚痴を溢さない、俺には可愛い可愛い女(ひと)だった。
短く儚い命だったが、唯一彼女から聞こえた言葉は短い単音の言葉(唸り)だった。
ありがとう！　アーちゃん
2才と10ヶ月、ほんとに短い命だったね。その大半を大学病院で過ごし、その不満さえ言い
たくても己の力では　言えなかった幼い命。


　千の風になって・・・
ここから先は　とても　今は書けない　　　・・・　でもいつか　書きたい　　・・・
 






梅雨雨(つゆざめ)けぶる6月6日のその朝　一人であのこは逝ってしまった。
かわいそうな女(ひと)よ　綺麗だった女(おさなご)よ
今さらなにも云えぬけど、白い生花が良く似合う。
立つことも叶わず話し言葉も覚えず　目を閉じたまま命尽きても
逝ってしまった幼児(あのこ)　独りぼっちの幼児(あのこ)
苦しみのない天国で　きっと叶うよ君の幸せ
今では逢えはしないけど　残る名前は永遠に木霊する





6月6日に2歳10か月の孫娘が逝ってしまった。あまりに儚い命。
3月の義妹、重ねての訃報は今の俺には辛すぎる試練！　　
千の風になって　この俺が変わってあげられないのが無念　
遣る方無し！
 

第２章　　なにも言わずに　なにも残さず　消えて行った女(ひと)

今は何も語れない、俺に語る資格は　何もない、でも　少し遠くて　しかも身近な存在で
あり、俺にとっては　3月15日に消えた女(ひと)が、今年一番ショックなことだった。
結局　直前まで親の介護に身を費やし、たった1週間の入院で逝ってしまった、生前の彼女に、声を掛けることも、何もしてあげられなかったことが、妻に対してと　まったく同様に　悔やまれてならない。


　千の風になって・・・
だから今は　千の風になって　一人でも多くの人達を　天の上から　只々見守っていて欲しいと　祈念するばかりだ。

彼女の事は何も記せないので、代わりに有名芸能人の若奥様・小林麻央ちゃんの事を一言。
小林麻央ちゃんは、2016年6月9日に乳がんで闘病中であることが報じられ、自らのガンとの闘いをブログにアップしだしたのは9月からだった。しかし残念ながら、1年前の2017年6月22日に、彼女はこの世を去ってしまった。私の大腸S状結腸ガンが見つかったのが2016年7月25日で、緊急手術が8月19日だったから、当時は麻央ちゃんと自分の闘病生活が縦横に重なり、何かにつけて　大変励みになった。
大腸癌の発見と同時に、既にステージ4と宣告されていたが、その時点では手術が不可能と言われた肝臓ガンの手術を、独協医大第二外科の先生方の特段のお骨折りで、可憐にチャレンジしていただき、2017年5月24日、施術に至った。結果的には肝臓内静脈異常が見つかり、開腹後、直ちに閉腹に至り、不成功になったが、でもまだ可能性が残されていることへの微かな期待を禁じえなかった。だからその時点では奇跡が起きることを少し信じていた。
しかし6月1日に退院し、1ヶ月も経たないうちに、 麻央ちゃんの死を知ることになる。言葉にならないくらいとてもショックだった。

でも今年になってから、千の風が　届いた。
ＣＴ監査やＰＥＴ検査、ＭＲＩ検査を繰り返し、1月に第二外科から、肝臓の手術を3ヶ月かけ2度に渡り繰返し、肝臓内の腫瘍を全摘に近い状態まで回復させる手術が可能、と告げられた。奇跡！奇跡が起こったと、この時、信じた。こんなに嬉しいと思えた事はなかった！
しかしそれは束の間の喜びであり、千の風は届かず、奇跡は起こり得なかった。実際肝臓の手術は実行可能だったのだが、なのに何故か、厳しい現実が突き付けられた。
手術前の、念には念を入れた、最後のＣＴ検査で、心臓と肺のリンパに、ガンの転移が見つかったのだった。私は当然ながら医師達もガッカリしてしまった。千の風は幻だったのだ。
たとえ肝臓手術が成功しても、他に転移が見つかったというのは、何度も手術の繰り返しになり、転移が収まるか、消えない限り、エンドレスだという事なのだ。　
それでも、今思い直しても不思議なくらい、意外な程ショックは強く感じなかった。
完全に諦めていたのに、少し夢が見られた・・・それだけでいいじゃないか！？　そんなさっぱりした気持ちでいられたのだ。

それより　なにも言わずに　なにも残さず　消えて行った女(ひと)の方がショックだった。
 

第１章　　おばあちゃんと呼ばれぬまま・孫の顔を一人も見ぬままに去っていった女(ひと)

その名は正子、決して愚痴を溢さない、俺には過ぎた(杉田)女でした。
妻として母として、4人の子供を世話し、唯一彼女の溢した愚痴が「うちの子は　ててなしご？！」　　今でもこの言葉だけは強く胸に突き刺さり、今更後悔しても後の祭りですが、入院する前の彼女に、夫として何もしてあげられなかったことが悔やまれてなりません。
長女が生前に結婚したが、とうとうお婆ちゃんと呼ばれぬままに逝ってしまった女(ひと)。　
それから5年経ち、2009年の初孫から、毎年の様に次々授かり去年は8番目の孫を授かる。
今思うに、せめて一人だけでも孫を抱かせて遣りたかったが、過ぎ去りし過去は戻らない。　


　千の風になって・・・
「千の風」は鎌幸二郎氏の和訳絵本詩集で、「千の風になって」は新井満氏の訳詩。

　2004年10月25日、私の妻は多発性骨髄腫と言う血液の癌に犯され、難病と戦い抜いた挙句、54歳の若さで女の一生涯を閉じた。その年の12月12日・七七忌(49日)の法事に寄せて、東京の妹が、鎌幸二郎氏和訳の1,000冊限定の自費出版絵本『千の風』を、新宿紀伊国屋書店で偶然手に入れ、妻の49日法要に参加していただいた人達に限定30冊(一冊一冊に手書ナンバリング有)をお渡し出来たのであった。
2001年、直木賞作家・新井満氏が、アメリカ合衆国発祥とされるこの詩を日本語に訳し、曲を付け、自らCDを作り歌っていた。原詩の3行目 "I am a thousand winds that blow" を日本語で「千の風になって」と訳し、そのタイトルが詩と曲の題名として名付けられた。
この詩は、2001.9.11米国同時多発テロで父を失った少女が、1年後の追悼集会で朗読した詩であり、ＩＲＡのテロの犠牲になった24歳の青年が、生前に両親に託した封筒に収められ、後に　英霊記念日に彼の父親によって読まれ、ＢＢＣで放映され、全米に大きな反響を呼んだ詩でもある。古くはマリリン・モンローの25回忌にも朗読されていた。
既に欧米ではかなり前から知られた存在の詩でありながら、詩が生まれた経緯には諸説があり、米国のネィティブインデアンから伝承されたという説が有力とされ、作者不詳のままである。当時の妻の法事参加者の中には、既にこの詩をご存知の方も何人かおられた。
葬儀の2年後、2006年にテノール歌手秋川雅史によってカバーバージョンの曲が発売され、その年のNHK紅白歌合戦に出場する程、一躍有名になった。
三男が49日の法事会場、柏倉温泉太子館での挨拶の中で、参加者に向かって、この詩を朗読した記憶が今も鮮明に残っている。

　月日の経つのは早いもので、あれから14年も経ってしまった。
思い起こせば妻の存命中、当時の我が家は我々夫婦と父夫婦と子供4人の8人家族だった。
今も北面の県道に面し、5台分のシャッター付駐車場と玄関前の駐車場、計6台の駐車場があるが、現在は駐車している車はたった1台だけ。先日も我が家を初めて訪れた友が、なんでこんなに多く駐車場を造ったの　と怪訝そうに聞いてきた。
あの頃は母以外、父と我々夫婦と4人の子供が其々に免許証をもってたので、駐車場はいつも満車状態だったと話すと直ぐに納得してくれた。でも今は小さいアクアがポツンと1台だけ。確かにこれでは淋しいが、今は母と2人だけの生活だからこれも仕方あるまい。
往時がとても懐かしい。

6月19日22:50　　今の今まで、この時間まで　
心臓はドキドキ！　ハラハラ！

今日ははなんて素晴らしい日なんだろう！！！

日本がワールドカップ初戦でコロンビアに初勝利！　
スコア２−１
ワールドカップで南米のチームに勝つのも初めて！

ありがとう！　こんなに嬉しいことはない！
然もこの時間まで、体調もばっちり！！！

今宵は睡眠導入剤が無くても　よく眠れそう　₍₍ ◝(＾Ｏ＾)◟ ⁾⁾