絶滅危惧種のオキナグサは、昨年からSEO君が見に行きたいと希望していたが、先日ISH君が見に行って写真をブログにアップ。8時20分にISH君が遣って来て、彼にアクアの運転を頼み、SEO君を拾って東北自動車道を上河内サービスエリアのスマートインターで降りる。 目の前は梵天祭りの羽黒山。こいしや食品の工場の前を通過し、塩谷町の鬼怒川に架かる上平橋を渡ると左手に「ふれあいの里しおや」があり、そこにオキナグサ群生地案内図の掲示があり、そこから鬼怒川の土手を10分ほど東へ歩いたところに堤防を下る手造り鉄板の階段があった。そこが群生地への入口。
オキナグサは紫色の花でうつむいて咲いていた。花が終わると綿毛が鬚状に伸びてくる。これが老人の頭のようなので「翁草」と呼ばれる。チングルマを連想してもらえば解り易いかも。フデリンドウやタチツボスミレがヨシ焼き跡の川原の中から可憐な花を覗かせていた。 12時までに帰りたいとSEO君の予定をかんがみ、「ふれあいの里しおや」で地元の山菜や野菜を物色し、柏餅を食べてるとまだ10時過ぎだったので、星野のクマガイソウとヤマブキソウも見ようと、上河内スマートインターから栃木に戻った。熊倉さん家は留守だったが、一応 お邪魔しますと挨拶して、裏山に登った。ホタルブクロ、ニリンソウ、ヤマブキ、ヤマブキソウ、ヤシオツツジの出迎えを受け、先日まで花芽も見えなかったクマガイソウが数百株も山の斜面に咲き出していた。今年もいつも通りで、猪にだいぶ遣られたと云っていたが、それでもヤマブキソウと共に充分に色彩を愉しませてくれた。 花好きな人に伝えたい。栃木に絶滅危惧種の花々がこんなにも咲き誇っている!・・・と。
午後はHONさん、FUJ君、YAMちゃんが訪ねてきてくれた。若いFUJ君、YAMちゃんとは久し振りで懐かしかった。みんなで一度は一緒に山登りをしたかったが、かなわぬ望みとなってしまった・・・ようかもね?
4月12日掲載のCC9のブログ「さくら&ももの徒然草」の 翁草(おきなぐさ)の記事の中にオキナグサの写真が3枚掲載されてます。花の写真に興味ある方は、是非 ご覧戴きたい!
宮沢賢治の童話「おきなぐさ」では 岩手県の言葉で うずのしゅげ ・・・ (うず=おず=おじいさん しゅげ=ひげ)ということで名がついたとか また、群馬県吾妻地方では チンコロバン と呼ぶそうな・・・ |