本としては昨日読んだ 「レアとラケルの物語」 と 今日の小説が合わさって一冊になっているのですが、内容は分かれています。本のタイトルは 「美しき姉妹たち」 となっていて、サブタイトルの様に 「一途な神への愛をめぐる人生の苦悩と歓喜」 の文が表紙の帯に書いてあります。
この本の後半が今日読んだ小説です。 聖書小説・・ 「レプタふたつの物語」 著者 三浦喜代子氏 発行 キリスト新聞社
聖書の中で 「レプタふたつの物語」 というと、イエスに賞賛された女性に関する聖書記事を、すぐに思いうかべることができるほどに有名な部分です。
ベラカという名の女性信仰者を中心にして、ベラカの人間関係・ベラカの環境変化・ベラカの闘病生活など、大部分が聖書に書いていない内容なのだが、イエスに賞賛されたあの女性なら、確かにそのような行動を取ったかもしれないと思わせられる。 著者の洞察力に脱帽した。
否、著者自身が長期間の闘病生活を経験されたあとに健康になり、弟子達に加わった方なのかとさえ感じた程でした。
比較的短い小説なので、教会の婦人会等で読書会のテキストに利用したらいいかなぁなんて考えちゃった。三浦先生スミマセン。 誰にでも読み易く書かれています。
聖書の参考箇所は次の部分です。 マルコによる福音書 12章42節 及び ルカによる福音書 21章2節
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