日本の政治を考えるつもりはありません。 私が考えたいのは、小集団の中の政治です。
特に、二人の人間の間に観察できる 政治現象について記述したい。
なぜなら、二人の人間の間には もっとも基本的な政治現象が現れると思われ、 集団の最小単位と捉えることができるからだ。
さて、人間関係にとって 「政治」とはなにか。 それは、第一に「力関係」である。
そして、 通常の意味での政治的手段の限界を超えたところに 戦争という暴力手段があるように、 二者の人間の間の一時的な解決手段は「暴力」である。 つまり、最終的には「腕力」で問題が解決される。
では、表面的には暴力を表現していない政治とはなにか? ものすごく平たく言えば「マウントの取り合い」といったところか。
そこに対等性はない。対等な立場を想定できない。 つまり、横の関係ではない。縦の関係なのだ。
言い換えれば、交換を原理とした市場経済的な関係ではないのだ。 前近代的・封建的な人間関係と言ってしまえば、わかりやすいが、 現代に即していうと、「権威主義的」と言ったところだろう。
組織なら、上司と部下、 学校集団で言うところの先輩後輩 の間に観察できる現象といえる。
政治現象が発現するには、
○お互いに接触があること ○お互いに影響しあっていること ○お互いがお互いに依拠・依存的であること
などの、条件があるだろう。
ところで、 「タテ社会」の人間間係には「甘えの構造」がある。 「甘え」が通用しない 「タテ社会」は社会階層の固定化を招き 最終的には、階級社会(上級国民と下級国民)を形成する と、私は考える。
本日のところは以上。 ではまた。 |