精神病の話ではありません。 近い将来、心の中を覗かれるようになるでしょう。 それは、テクノロジーの発展によるものです。
心の中を覗くというより、 考えたことを盗まれるというのが正確かもしれません。 私は、若いときに、このことを、すでに経験しています。
私は天才です。 ですが、天才として遇されていません。 なぜなら、搾取の対象だからです。
金の卵を生む鶏は、鶏自身が金持ちになるのではなく、 鶏から金の卵を盗んで売却している人間が金持ちになるのです。 私は、金の卵を生む限りにおいて、搾取者にとって価値があります。
すなわち、搾取者は、私を、この人は天才であると遇することはないのです。 だから、彼らの勝手な都合により、彼らは私が天才であることを積極的に隠す ことをします。私の評価を下げるのです。
考えを盗むことは、知的財産権のある国では、 財産に手を突っ込んで盗んでいることと全く同じですが、 法がまだ想定していない事態なので、歯止めが効きません。 それに、なんらかの証拠を揃えることは難しく、 また、主張しても精神病であると判断されるだけに終わります。
人の考えたことを盗むことができるということは、 ある意味、人間関係を支配下に置くこともできるのです。
さらに驚くべきことに、私の将来を予言されています。
なぜそうなるのか?
やはり、タイムマシンに乗って私の息子と称する者が来たことが すべての謎を解く鍵なのかもしれません。
かつて、かなり大きな高級車に乗って、複数人で来ていますから、 国に何らかの記録は残っているのでしょう。 しかし、機密でしょうから、明かされることもありません。
私は、思考を盗まれることにより、 成果を生み出すことに喜びを見出すことが難しくなりました。
私が、タイムマシンを作ることはなさそうです。 次代の宿題になるでしょう。
タイムマシンができる前に地球に人間が住めなくなるほうが 早いかもしれません。 残念なことです。
ではまた。 |