皆さん、こんばんは(^−^) いかがお過ごしですか?
梅雨入りしたのに暑いくらいの天気でして、毎日天気が気になる日々が始まりましたね。
さて、タイトルの「新聞報道」ですが・・・・・。 今日の下野新聞の県南版。出ておりますね。 岩舟町の新庁舎建設。
「耐震性を確保」との説明でしたが・・・・。 栃木市の各総合支所は、岩舟町庁舎と建設年度はほぼ同じです。 今回の岩舟町のように耐震診断をすれば、同じ結果が出るのは確実でしょう。 では、なぜやらなかったのか。 合併協議の中で、総合支所方式が導入されていても、5年間の試験的運用であり、本庁舎への事務一元化になれば必要性がなくなる可能性があり、今後の検討課題として計画されるべきことであることだからです。
耐震診断をやればよくない結果が出ることはわかりきっています。 でも、学校や市民の活動施設の耐震化が優先であるとし、行政施設は合併が完了した時点で優先順位を決定しながら、きちんとした計画を作っていくことが各地域の公平公正を順守することになりますので、今までどの地区の行政施設も着手しておりませんでした。
言い換えれば、岩舟町が編入してくるまで、待っていてから計画を策定していこうということです。
行政施設だけではありません。 どの計画においても、早期策定が望まれていることを理解しながら、岩舟町合併まで待っているのが現状です。
何故だと思いますか?
14万5千人の栃木市に、1万8千人の岩舟町が編入するにあたり、岩舟町の「吸収合併されるのでは?」という不安を解消するために「大人の対応」をしていたんではないでしょうか。
栃木市では、市長をはじめ、行政職員、議会などの各関係者が、地域間の垣根を取り払い、一体感の醸成をすべく、苦心し、少しずつ進めているところです。
今回の岩舟町の決定は、栃木市行政、栃木市議会、そして栃木市民の心遣いと努力を踏みにじる行為と言っても過言ではないでしょう。
「耐震結果が出たからやらなければならない」 結果が出てもこれだけのスピードでの計画実施はありえません。
普通なら、基本構想が作られ、基本設計、実施設計、議会の可決を経て入札がおこなわれ、その後予算が計上され建設が始まります。
しかも、庁舎建設となれば町民からの理解を求めたり、検討課題は山積みですから、急に決まる話ではありません。 早くても3年くらいは時間を要する事業です。
それが、わずか4か月で着工、たかが8か月で完成?
ありえません。
しかも、補正予算? ありえません。
耐震検査の結果が悪くても、建て替えではなく、耐震補強ならば、いくらかは理解ができます。 現に、耐震補強で対応している施設も多くあります。
ですが、そんな検討も無くいきなり建て替え? それでいて「駆け込みではない」(笑) 理解しろと言うほうが無理ですね。
事業費が2億3千万円だそうですが、おそらくこれには現庁舎の解体費用は含まれておりませんし、税務関係が入っている建物との接合部分の建設も入っていないでしょう。 建て替えをしなければ危険な建物を建ったまま放置することはあり得ないでしょうから、解体しなければ不自然ですよね? となれば、報道された事業費では済むはずがなく、備品購入費も合わせれば、さらに巨額の予算が投入されるでしょう。
しかも、報道への説明には「起債をしない方向で検討する」とのことですが、おそらくは「財政調整基金」あたりの取り崩しで誤魔化すんじゃないかと予想しています。
でも、それは自分の財産を自分のために使い果たしてから合併するということで、財産を減らしてから栃木市に入る。 悪く言えば、自分の財産は他の地域のためには使わせないが、他の地域の財産は岩舟にもくださいってことです。
現在の栃木市は1市4町で成立しました。 どの地域も合併にあたっては言いたいことがあっても、やりたかったことがあっても、合併後に決めよう、公平な話し合いで、同じスタートラインで考えていこう。無駄に財産を使うことなく、新しい栃木市の共同財産として考えていこう。 岩舟町が編入してきても、不安がることがないように暖かく迎えようじゃないか。
そんな栃木市側の気持ちを、どのようにお考えなのか。 お聞かせ願いたいものですが。
まだ別の自治体だから、口出しができない。 それを逆手に取ったやり方にしか思えません。
市民、職員、議員。
多くの方とこの事件について話しました。 栃木市には「岩舟町庁舎建設」について賛成の意見は今のところありません!
岩舟町議会での良識ある議決に注目したいですね。 今のところほとんど賛成みたいですが(笑)
一休みして、また今夜書かせていただきます。 |