Specialty Coffee「初音亭」

美味しいコーヒーの進化を追い求め、世界レベルのコーヒーを蔵の街から発信して行きます!
 
2021/03/06 17:02:00|オーナーのツブヤキ
「初音亭」 コーヒー風味の多様性!
アカネ科コフィア属コーヒーノキの果実をコーヒーチェリーと呼び、その種子がコーヒー豆になります。
この果実は果物であり完熟すると果肉は少ないものの甘くて美味しい食べ物?です。
そして、元来果物であるコーヒーは焙煎により化学変化を起こし香気成分としてフルーツ、花、スパイス、ナッツなどの香りが発生していきます。
 
スペシャルティーコーヒーが認知されるまでは良質の物が少なく、フルーツとの概念もありませんでしたが、2000年以降風味の多様性に気がつく人が少しずつ現れ、現在ではその多彩な個性を引き出すためコーヒー関係者は日夜努力しています。
 
私が驚くのはお客様の中で酸味が苦手という方が意外に多いこと。
よく言われることに、元来日本人は酸が苦手という説もあります。
私が初めて飲んだワインでフランス、アルザス地方の、たしか、リースリングだったと思いますが、その白ワインの強い酸は当時うけいれられませんでした。
ところが、色々なものを飲んでいきますとその酸の重要性に気が付く時がきて徐々にワイン好きになりました。
 
果物(飲食)は甘いだけより酸味があった方が複雑さが形成され美味しさが増しその酸味の理解ができるものです。
ただし、有機酸には個々が受ける酸の質感とその量の感じ方には個人差があります。
酸に苦手意識のある方には2とおりあり、本当にダメな人と沢山のものを飲むことで、その良さに気付く人がでてきます。
コーヒーらしい(イメージ)深煎りが美味しいとか、浅煎り〜中煎りのコーヒー由来のフルーツ感が美味しいというだけではなくSNSに余り惑わされず色々なものを飲んでいただくことで固定観念は薄れていくものと思っています。
 
美味しさや人生には気付きが必要です。
気付きには経験と努力が必要です。
努力には好奇心と楽しさが必要です。

 
初音亭オーナー
 







2021/02/23 17:09:00|その他
「初音亭」 ブレンドの料金改正!
今週より初音亭ブレンドの料金を改正いたします。

現在 100g500円
2/25(木)より100g600円

値上げとなり恐縮ですがよろしくお願いいたします。

初音亭
 







2021/02/23 11:00:00|入荷情報
「初音亭」 コスタリカ新発売!
2/25(木)より下記商品を販売致します。

商品名:コスタリカ:キズナ農園
地域:タラス ラ・バンデラ・デ・ドタ
農園:キズナ
標高:1,900m
品種:ティピカ・メホラード種
精製:イエローハニー
印象:紅茶、オレンジ、レモンの風味。王侯貴族だけに許される贅沢な上品さと優美さを彷彿させる。
100g 1,600円税込 中浅煎り 個性度4.5(5段階表示)
 
今回販売するこの商品は、ブラインドカッピングした際、上品で華やかは風味からゲイシャ種と間違えてしまいました。
ところが調べてみたところ、余り馴染みのないティピカ・メホラード種とのことでした。
ティピカ・メホラード種は、当初ゲイシャ種との認識で栽培していたものが、実際はティピカ系統だったことが後になって判明したと言われています。
ゲイシャ種に風味が似ていることからティピカの優良品種の位置づけです。
ティピカ種の起源はエチオピアなので最もゲイシャ種に近い遺伝子が受け継がれているのかもしれませんね。
 
初音亭
 







2021/02/13 15:00:00|オーナーのツブヤキ
「初音亭」 美味しさ・豊かさ・ときめき!
コーヒーに魅せられて!

宝石のように光輝くコーヒーを創ってみたい。
2010年そんな思いからスタートしたこの初音亭。

根底にあるものは、専門店として自分が納得できるコーヒーを提供することができるか。
未知の領域の味わいとの出会い。
美味しさと豊かさに感動、そして“ときめき”
一杯のコーヒーが日常のひと時をこの上なく贅沢にする。

そんなお店になりたくて。
そんなお店にしたくて。
 
この道より
我を生かす道はなし、
この道を行く。(武者小路実篤)

 
初音亭オーナー
 







2021/01/28 16:54:00|コーヒー雑学
「初音亭」 コーヒー飲用の効能!
文献によるとコーヒーを飲用として飲み始めたのは15世紀半ばとされています。
かれこれ5、600年間飲み続けられていることになりますね。

嗜好品として飲み続けられてきたコーヒーの効能(利益)とは何でしょうか。 コーヒーの香りが人間の脳に影響を与え、リラックス効果眠気覚ましによる集中力の持続が挙げられます。

そして、健康ブームから注目されているコーヒーは信頼性の高い大規模疫学調査(コホートまで)の結果からも、幾つもの研究結果が発表されています。
その内の幾つかを紹介します。

1,人は年と共に生体機能は低下するがクロロゲン酸が脳の老化を防止するのではないか。
2,ポリフェノールがアルツハイマー2型糖尿病(糖尿病の内90%)の発症を抑える可能性がある。
3,コーヒーの成分が難病であるパーキンソン病の抑制効果あるのではないか。
4,運動不足が主な原因の脂肪肝の抑制効果、肝機能の改善。
5,脳の血管づまりで致死率の高い脳卒中の発生リスクの低減効果。
6ポリフェノールによるメラニン生成抑制作用によりシミを防ぎ抗酸化作用によるアンチエイジングも期待できる。
7,脂肪代謝を高める効果が認められ、ダイエット効果もあるのではないか。

コーヒーのメリットからデメリットを差し引いたとしても1日3〜4杯の飲用は安全面、健康面からもお薦めできそうです。

初音亭オーナー