花ど真ん中の里便り

栃木県は日本の花ど真ん中です。
 
2020/11/21 10:23:59|その他
公害原点の教訓
 田中正造が直訴状に
命を吹き込んだ加筆が
もう一つあります。
 
<居住相続ノ基ヘヲ回復シ>
 
 数十万生霊[ヲ塗炭二]<ノ死命ヲ>の
文章の後に続く加筆、生存権の主張です。
 
 憲法、法律を正当に実行して〜
若し、毒水の垂れ流しが続けば、
その禍の及ぶ所測ル可ラザルモノ
アランコトヲ。喝
 
 







2020/11/20 9:38:15|その他
公害の原点
<加毒の鉱業を止め>
 
 田中正造が直訴状に
この言葉を書き加えなかったら〜
 
 願い空しく、田中が国会議員の
身を捨てて守ろうとした谷中村が
湖底に沈められました。
 
 水俣公害、東日本大震災、
コロナ禍で途惑う世界、
田中の直訴状に思いを巡らせて
います。喝
 







2020/11/19 9:29:30|その他
田中正造 直訴のこころ
〈加毒ノ鉱業ヲ止メ〉
括弧内は田中正造が加筆。
単純明快、この一言です。
 
 毒水毒屑ノ流出ヲ根絶スル
其六ナリ。と続きます。
 
 六とありますように、田中正造
直訴の願いは、これを含めて6項目。
 
 水源ヲ清ムル@。河身ヲ修築シテ天然ノ
旧二復スルA。毒土ヲ除去スルB。沿岸
無量ノ天産ヲ復活スルC。多数町村ノ[破壊]
<頽廃>セルモノヲ恢復スルD  喝
 







2020/11/18 11:46:30|その他
括弧が鍵
 田中正造の直訴状に目を
通す度に新しい発見が生まれ
ます。
 
 直訴状は田中の意を汲んで
幸徳秋水が筆を執ったと言われ、
朱筆が入り、推敲を重ねた跡が
分かります。
 
〈〜〉内は田中正造の加筆。
[〜]内は田中正造による抹消。
 
 田中正造が何を加え、削ったか。
括弧を辿ってゆくと、正造翁
直訴状のこころに行きつきます。喝
 
 
 







2020/11/17 14:02:57|その他
正造翁 直訴状のこころ
「田中正造と天皇直訴事件」
先輩、布川了さんの著作、読んで
います。
 
 生前、群馬県館林市、正造記念館で
布川さんにお会いし、言葉を交わしました。
 
 布川さんの著作の内容を引用することが
本意ではありません。
 
 布川さんに敬意を表しながら、直訴状に
込められた正造翁のこころに近づきます。喝