花ど真ん中の里便り

栃木県は日本の花ど真ん中です。
 
2021/08/01 8:42:27|その他
正造翁 終生の大過失
 
 (明治)二十二年著名の壮士
下野に来りて県会議長室に入り
予に面談を求む。
 
 時恰も議事忙しきを以て断る。
「会わせろ」「会えない」
此馬鹿議長と呼ぶ三声、〜。
 
 予も怒り直ちに捕えて警官に
渡し、(略)之予が終生の大過失と
する処なり。
 
 「断片四八」
正造翁の胸中や如何に。
            喝
 
 







2021/07/31 10:02:02|その他
正造翁 一生一代の大洒落なり
 オ洒落?ダ洒落?
正造翁、喧嘩仲裁、得意顔の
[回想断片32]ご一緒に。
 
 (両人)大声大に争論す。
腕を撫して将に掴み合わんとす、
予(正造)此時早くさそくを
きかせて(機転を利かせて)
 
 喝一喝大声に謂って曰く、
両人は本日の幹事足らずや、
幹事たるもの幹事(莞爾)として
笑って事を語るべし〜。
 
 会員ワット大笑す、両人も
亦不意を討たれて〜喧嘩の
止みたりしはおかしかりし、喝
 
 







2021/07/30 10:44:16|その他
簡単明瞭
 「正造翁と富士山」このテーマに
取り組んだ時、翁は富士山に登ったか?
 
 この疑問を田中正造に学ぶ会の
赤上 剛氏と熊本大学の小松 裕氏に。
メールで。

 「翁が富士山に登った事実は、
史料を見る限り、ありません」
正造翁を富士山に登らせたく、
ご返事、しばらく、伏せて
いました。

 2013年7月20日、里便り、再掲。
 
 実は、この問題?について、正造翁が
「回想断片」で答えていました。
 
 「兼三郎山に(富士山)参詣に至りて
山に登らず、麓にて景色を見て同行者の
下山するを待つ」喝
 
 
 
 
 







2021/07/29 9:07:53|その他
予が脳力偏僻にして
「脳力偏僻」これを理由に
正造翁は、金持ちを諦め、
政治の道を志します。
 
 正造翁は、二つ同時に
出来ない「性格偏僻」
相場で儲けた大金を犠牲?に
公共に尽くす!
 
 最初の県議会議員選挙は、
父の名の庄藏と正造を混同し、
反則投票過半にして落選。
 
 爾来県会より衆議院に移り、
二十年間未だ次点に下がりし事
一回もなきは不相応の出來なり。
 
 相場から選挙の神へ 喝
 
 「引用」正造全集@ 「回想断片」
 
 







2021/07/28 9:27:45|その他
正造は相場の神様デス
 兼三郎商人となり、藍の葉仕入れ〜。
見込みより相場沸騰す。他の商人は
沸騰せる相場にて買い入れ〜、
 
 兼三郎は、南方に走り、未だ沸騰せる
相場を知らざるに乗じて安価に買い入れ〜。
此時村民は安価に買い抜かれたるを恨み。
「断片九」
 
 父祖伝来のガラクタ道具を売却し
姉妹の財をも借加えて〜近傍の田畑を
買い入れたり。人皆之を笑ふ。
 
 未だ数月ならずして地価は俄かに上謄し、
忽にして二倍となり四倍となり、六倍七倍と
なり、遂に十倍以上となりて〜。
 「断片二七」       
 
 「引用」田中正造全集@ 要旨抜粋。

 「兼三郎」明治2年(1869)祖父の名を
      継ぎ正造と改名、二九歳。喝