花ど真ん中の里便り

栃木県は日本の花ど真ん中です。
 
2021/08/06 9:15:36|その他
名僧の夢諦め 政治の道へ
 正造翁の心境の変化、
「回想断片27、30」で、
窺い知ることが出来ます。
要旨。
 
 「普通脳力があれば、一方で
営利事業、一方で政治に奔走
出来るけど、如何せん、予が
脳力偏僻にして之に堪えず」
 
 「ここに財産(土地売買の利益)を
犠牲に供し、一身を以て公共に尽くす」
 
「再度父に嘆願して、財産今一回、
政治に消費せんことを乞フ。父喜びて
之を許す」喝
 







2021/08/05 9:50:34|その他
なぜ翁は名僧になれなかったのか
 それは、少年の頃の朋友、益友の
存在です。正造翁が、事あるごとに
「回想断片」で繰り返し、訓えています。
 
 「回想断片四」
 少年の頃益友に乏敷きは不幸の大なる
ものなり(略)此時益友あり知友ありて〜
                             (名僧になれたのに)
 
 可憐、田夫野郎の外朋友なき時に
山村落に生育せる凡庸の我々に〜
朋友の良否は終生幸不幸の別るゝ処多し。
        (名僧になれなかった)
 
 夜半夢覚めて思ひ出して少年の時を
思ひ出しては涙の落つる事多し。位置に
よりて善悪一つならず。浮雲々々。
  (泣くな正造!名僧にならずとも)喝
 
 
 







2021/08/04 9:36:40|その他
政治家はイヤ お坊さんにナリタイ
 誰のコトかと思ったら、
田中正造翁、青春時代?
大人になったら〜何に
なりたい?話デシタ。
 
「回想断片四」(要旨)
父母親戚朋友諫めるに兼三郎は
不幸顔面醜にして名僧となるの相なし。
 
 僧は顔色にあらず、心正しくやさしく、
人を救ひ世をも救うの道を教導するもの〜
兼三郎に教ふるものあれば、名僧たらんを
望みたらんに、
 
  「断片五」(要旨)
 生は(正造)政治家は大嫌いでありし。
幼少より村中其他政治的争へを嫌へり。
故に一旦出家して僧侶とならんと欲せし
すら事あり。(事、志と違って)喝
 







2021/08/03 9:29:33|その他
予は孔雀ナリ
 正造翁の言う、九雀とは、
孔雀のこと。マサカ!スズメじゃ
なかったの?
 
 「九雀長屋」(誤)「孔雀長屋」(正)
正解の「孔雀長屋」は、江戸時代、
浅草田町から日本堤にかけてあった
長屋の名称。
 
 孔雀が尾を広げたように、長屋の端に、
美人がいたから〜イヤ、長屋の名主が
新吉原に在った孔雀屋だから〜諸説アリ。
 
 「翁の訓え」
 先入観は不可ナリ。ヨク調べてネ。
九尺二間、九尺長屋じゃあ〜、喝
 







2021/08/02 9:21:24|その他
九雀長屋
 正造全集@「回想断片11」に
「九雀長屋」の話が出てきます。
 
  正造サン、チュンチュン九羽の
スズメじゃないよ。昔は、棟割り長屋を
九尺二間、「九尺長屋]と呼んだんだよ。
 
 そう言った以上、クジャク長屋で検索、
アレッ!「孔雀長屋が江戸時代、吉原に
あった!」
 
 ナンデ九雀をスズメと読むの?
富士山の向こうで正造翁が笑っています。
これがあるから、正造翁との付き合いが
止められないんだ!喝