花ど真ん中の里便り

栃木県は日本の花ど真ん中です。
 
2021/11/09 8:01:34|その他
日記が語る田中正造の直訴
 蔵の街図書館からお借りした
田中正造研究書の中に、画期的な
情報がありました。
 
 それが石川半山日記(東京大学所蔵)の
存在です。明治34年6月8日、直訴の
半年前、半山が田中正造と会し、その席で〜。
 
 「今日唯一策あるのみ」
田中曰く。何事ぞ。
 「予曰く。容易に語る可らず」
田中曰く。謹みて教を受けん。
  
 日記の存在を伝えた研究者は、
この記述をそのまま信用すれば云々。と
書いています。確かに、田中正造と
直訴の輪郭が見えてきます。喝
 







2021/11/08 10:56:00|その他
足尾鉱毒と二十四節気
 アレ!間違えたか?今日になって
気付きました。昨日の里便り「鉱毒証言
冬至十一月中之節」

 対するに今年の暦。
11月7日、昨日は立冬。冬至か立冬か。
 
 そこで検証。鉱毒証言、渡良瀬二十四節気
被害実記の庭田源八さん。
 立春正月の節、雪が一尺以上も降りますと、

 対するに今年の暦。立春は2月3日。
 
 正月の節より十日も立ちまして〜陽炎は
立ちまするが〜鉱毒田甫に湯気の立登るを
不見。(鉱毒証言)
 雨水正月の中の節、渡良瀬川の瀬と淀に
藻が生え〜
 啓蟄二月の節に相成りますと〜冬籠りして
いたハヤ(渓流魚)が陽気に遊出し〜

 対するに今年の暦。雨水、2月18日。
啓蟄、3月5日。喝
 
 
 







2021/11/07 11:45:11|その他
鉱毒証言 冬至十一月中之節渡良瀬
 冬至十一月中之節、稲作も苅取
相成ますと鳩が多く田面に出て、
餌を喰いに出ました。
 
 是を網を張りまして、鳥や猫耳鳥抔を
おき、是をおとりと云、鳩を多くとりました。
 
 沼や川に、鴨やこがもが多く居ました。
棲みまして魚を喰うて居ましたが、只今では、
魚も鉱毒被害の為、更に居りません。
 
 林の中や、藪や堤の腰抔にしぜんとはい
ました長芋が鉱毒被害で御座りません。
 
 「引用」
 庭田源八著、鉱毒地鳥獣虫魚被害実記。
「猫耳鳥」確認中。                                                                                                                                                                                                                                                                    
 







2021/11/06 13:32:04|その他
田中正造 検証〜その間〜
 正造は発狂していた訳ではない。
直訴は細心の注意を払って計画された
ものだった。(K・ストロング)
 
 蔵の街図書館からお借りした
田中正造全集、衆議院議員辞職から
直訴の日のぺージをコピーし、眺め、
検証しています。
 
 今年は田中正造直訴120年、所縁の
佐野市郷土博物館で、直訴の日、
12月10日まで直訴状の実物が公開
されます。
 
 所蔵者は田中正造の姪、養女の子孫。
直訴前日、姪を宿舎に招き、それとなく
別れを(死刑覚悟))惜しんだと伝えられて
います。喝
 
 







2021/11/05 12:21:31|その他
田中正造の議員辞職はがき
 二白 目下郵便料に乏しく 且折悪敷
撰挙人名簿持合せ無之に付〜
ドナタが書いた書状か、お分かりですか。
 
 宛先は、謹て栃木県第三區衆議院撰挙人
諸君に申上候。差出人は、正造儀〜
 
 書状は衆議院議員辞職報告状。足尾銅山
鉱毒被害の救済に奔走し、内治外交の大政に
尽くす能わず、議員を辞退致し候。
 
 是より諸君と共に粉骨粋(砕)身
鉱毒問題の解決に従事支度候間云々
 
 田中正造全集に所収された
明治34年10月25日のはがき
田中正造の面目躍如です。喝