花ど真ん中の里便り

栃木県は日本の花ど真ん中です。
 
2021/12/10 8:41:54|その他
人権のひと 田中正造再誕生
 1901年(明治34)の今日、
田中正造が足尾鉱毒事件で直訴を
試みるも失敗〜
 
 今朝、NHKラジオ、今日は何の日、
寝床で聞きました。失敗!ソウカ?
田中正造、生きて帰れてヨカッタ。
 
 直訴の日に合わせて読んだ、田中正造
加筆直訴状、人権を守る先覚者の意志が
後世に伝わります。
 
 今日は、人権のひと、田中正造再誕生の
日です。喝
 
   







2021/12/09 8:51:54|その他
直訴・人権の人〜田中正造〜
 如此ニシテ数十万生霊[ヲ塗炭ニ](抹消)
<ノ死命ヲ>(加筆)救ヒ
<居住相続ノ基ヘヲ回復シ>(加筆)
其人口ノ減耗ヲ防遏シ、
 
「防遏シ」ボウアツし、防ぎ止める。
 
 且ツ我日本帝国憲法及ビ法律ヲ正当ニ
実行シテ各其権利ヲ保持セシメ、更ニ将来国家
[富強](抹消)ノ基礎タル無量ノ勢力及ビ
富財ノ損失ヲ[予防](抹消)<断絶>スルヲ
得ベケンナリ。
 
 若シ然ラズシテ長ク毒水ノ横流ニ任セバ臣ハ恐ル
其禍ノ及ブ所将サニ測ル可ラザルモノアランコトヲ。
 
<居住相続ノ基ヘヲ回復シ><加毒ノ鉱業ヲ止メ>
共に正造翁の加筆、生存権と鉱毒停止。
これが翁の直訴。そのこころは〜デス。喝
 
 







2021/12/08 9:02:01|その他
直訴状 加毒ノ鉱業ヲ止メ
 嗚呼四県ノ地亦
陛下ノ一家ニアラズヤ。
(以下、中略)
 
渡良瀬河ノ水源ヲ清ムル其一ナリ。
河身ヲ修築シテ其天然ノ旧ニ復スル
其二ナリ。
激甚ノ毒土ヲ除去スル其三ナリ。
沿岸無量ノ天産ヲ復活スル其四ナリ。
多数町村ノ[破壊](抹消)<頽廃>(加筆)
セルモノヲ恢復スル其五ナリ。
 
<加毒ノ鉱業ヲ止メ>(加筆)毒水毒屑ノ流出ヲ
根絶スル其六ナリ。
 
其の六、加毒ノ鉱業ヲ止メ
この一節が直訴状の魂、田中正造が
力強く吹き込んだ公害の原点です。喝
 
 
 
 
 







2021/12/07 9:09:03|その他
直訴状 無告の窮民
 伏テ惟ミルニ陛下不世出ノ資ヲ以テ列聖ノ
余烈ヲ紹ギ徳四海ニ溢レ威八紘ニ展ブ。
億兆昇平ヲ謳歌セザルナシ。
 
而モ輦轂ノ下ヲ距ル甚ダ遠カラズシテ数十万
無告ノ窮民空シク雨露ノ恩ヲ希フテ昊天ニ
号泣スルヲ見ル。嗚呼是レ聖代ノ汚点ニ非ズト
謂ハンヤ。
 
「輦轂の下」れんこくのもと。天子のお膝元。
「無告の窮民」救いを求めて訴えることが
できない人々のこと。
 
而シテ其責ヤ実ニ政府当局ノ怠慢曠職ニシテ
上ハ陛下ノ聡明ヲ壅蔽シ奉リ
下ハ家国民生ヲ以テ念ト為サヾルニ
[因](抹消)<在>ラズンバアラズ。
 
「曠職」こうしょく。「曠」は、むなしい、
 職務をおろそかにすること。
「壅蔽」ようへい。ふさぎおおうこと。
おおいかくすこと。
 
 
 
 
 







2021/12/06 8:12:18|その他
直訴状 兇徒
而シテ地方牧民ノ職ニ在ルモノ亦恬トシテ
省ミルナシ。甚シキハ即チ人民ノ窮苦ニ堪ヘズ
<シテ>(加筆)群起シテ其保護ヲ請願スルヤ
有司ハ警吏ヲ派シテ之ヲ圧抑シ誣テ兇徒ト称シテ
獄ニ投ズルニ至ル。
 
 地方牧民ノ職
地方長官。
 有司
役人、官吏。
「亦恬トシテ省ミルナシ」
また、テントシテかえりミルナシ。
恬=なんとも思わず平気でいる様子
「群起シテ」
ぐんきして。一斉に 立ち上がって
呼びかけ にこたえる。ここでは川俣事件。押し出し。
 「誣テ兇徒ト称シテ獄ニ投ズルニ至ル」
しいてきようとトしょうしてごくにとうずるにいたる。
誣=しいる。あざむく。そしる。誣告罪。(ぶこくざい)。 
 
「兇徒」
足尾鉱毒事件で被害農民の押し出し排除に
適用された「兇徒聚衆罪」(旧法)
田中正造が、鉱毒国会で使った兇徒、表記は四つ、
「嘯集」「聚衆」「嘯衆」そして「嘯聚」です。
 (里便り、ショウかシュウか、参考)