文章を打っていないとタイピングの腕も落ちますし、 荒木飛呂彦の奇妙なホラー論についてまた書きたいと思います。
著内で触れられている田舎に行ったら襲われた系、と言うのは簡単に言えば悪魔のいけにえ等に代表される、見知らぬ土地に潜んでいた狂人等に襲われるタイプのホラーですね。 ウキウキ気分で人間は旅行に出ますが、見知らぬ土地と言うのはそれこそ危険と隣り合わせなのです。
この間ちょっと出かけて寺に参り、野鳥の見られる野道を歩いていたらふと思ったんですね。 もし、こんな所で何者かに襲われたら人目につかないし助けを求める声も届かないだろう。 そこいらの茂みに誰か潜んでいたり、殺されて茂みに放り込まれたら誰にも気付かれないんじゃないか? そんな誇大妄想もいい所の、恐ろしい想像が頭をよぎったんですね。 よく考えたらこれが田舎に行ったら襲われたホラーの特徴なんじゃないか?そんな事を思ったのでした。
特に著内で最も恐ろしいと思ったのは、村ぐるみで殺人を楽しんで犯罪を隠蔽したり、来訪者を集団で拷問したりする常識を逸脱した村の話ですね。ある種猟奇殺人鬼の方がまだマシかもしれません。 何しろ右も左もわからぬ未知の土地、周りの人間が皆敵だとしたら逃げようもありません。 殺人の痕跡すら揉み消す事だってできます。 もしかしたら血も凍る様な恐ろしい風習があって、その生贄にされるのかもしれない…と考えたらキリがないですね。 非常に生々しい、絶望的な魔窟なのかもしれませんね、田舎と言うのは。
よくよく考えてみたらホラーゲームでも、SIRENの場合恐ろしい土着宗教や呪われた村の曰くで村人が怪物化した、村自体が逃れようのない魔窟でした。 閉鎖的な集団性の恐ろしさと言えば、ひぐらしなどが該当するのかもしれません。
自分の知らない未知の土地、それ自体が恐怖を内包したステージなのかもしれませんね。
○web拍手返信
9/5 >オンドゥルとかゲームの話とか、とても面白いです!これからも頑張ってください!
応援ありがとうございます。返信が遅れてしまいましてスイません。 オンドゥル的に言えば 「返信が遅れたのは私の責任だ。だが私は謝らない。君が私を許してくれると信じているからだ」 …とか言ったりして…(;0w0) 最近プレイしたゲームもあったりするので、その話題でも書いてみましょうか。 メッセージありがとうございました。 |