ボスに贈るレクイエム ディアボロの宮殿

このブログはボスの名を語る管理人、ディアボロが公開しているブログです。 色々死んだりしていますが今日も何だかんだで生きていきます。 ホームページもやっておりますがこちらのブログでは基本的に雑記やらweb拍手の返信やらを行っていこうと思います。 本館となるホームページもよろしく。 なお左側のリンクにあるweb拍手を押すと、その度にボスが死にます。
 
2013/03/26 7:12:33|漫画
web拍手返事絵・つかう>つるぎ>セルフで死亡・完璧超人編
なかなかうまくいかず投稿を断念していましたがようやくうまくいったので投稿します。
シャドウゲイトが好きで際限無く死に続けるボスにとって、シャドウゲイトのこの死に方はやらない訳にはいかないと思った次第です。

ちなみに昔作ったシャドウゲイトのレビューは本館のここ(↓)です。

http://www.cc9.ne.jp/~bossrequiem/shadowgate.html

自分に剣を突き立てたにしてはアクロバティックですが、いい参考構図が見当たらなかったのでした。
だからこの際キン肉マンでマックス・ラジアルが武道の竹刀を自分に突き立てて自害したのがつかう>つるぎ>セルフと重なったので少しわかりづらいですがこの構図にしました。

ついでなので完璧無量大数軍について少し書きましょう。
完璧超人はキン肉マンに登場する、正義でも悪魔でも、残虐超人でもない新たな超人のカテゴリーでした。
その理念は善も悪も超越した、ただ完璧なる強さを求めるだけの神にすら近いと称された超人達の集団です。
数千万パワーが当たり前の驚異的な超人強度を誇り、善悪すら戦いにおいては不純物と断じ、従来の超人達を下等超人と見下す等の選民思想を持ちます。敵に背を向けることは許されない、武器は一切使用しない、敗北を絶対に許さない、等の善悪を超越した超エリート集団、それが完璧超人でした。
…しかし初代キン肉マンにおいては完璧とは名ばかりの存在となってしまった気がします。ケンダマン&スクリューキッドは凶器は使う、恐怖で背を向ける、ネプチューンマンは自分の強さを認めようとしない人間や超人界に苛立ちを隠さない、そして信念が揺らいでしまう、首領を称するネプチューン・キングは凶器の使用、それに対する開き直りと酷い有様でした。
結局の所、初代の完璧超人はただ強いだけの慢心したエリート意識集団でしかなかった感があります。
ネプチューンマンは後に戦いを通じて正義超人入りします…がそこに彼の完璧超人としてのアイデンティティは失われていたと思います。
正義や悪、友情や絆、そういったものすら戦い・強さの不純物、弱者を認めない傲慢な選民思想、それあっての完璧超人だったのだという気がしてなりません。
U世において自分が最も輝いていたのは完璧超人時代と復帰を試みるのは、ある意味では当然だった気がします。

さて現在登場中の完璧・無量大数軍ですがそういった完璧超人の負の部分を払拭しうる軍団でした。
他の正義・悪魔超人を下等超人と蔑むエリート意識はそのままに、強さと戦いに関するストイックさと徹底した厳しさを一貫して持つ集団として現れています。この構図に使ったマックス・ラジアルが自害した際も誰一人彼を罵る事無く神妙な面持ちで末路を見届けた点など、その思想は徹底しています。
ただ、この負けたら自害、というのは生き恥を晒さないという意味では潔いのですが、1回の敗北で全てを放棄してしまう様である意味では、格好悪い気もするんですけどね…。
ピークア・ブーが言っていた様に、負けてもまだ強くなれるのであれば、強さを追求していくのも生き方として有りなのではないのか、という言葉も間違ってないとは思うんですね。

とはいえ、この狂気と言える程の強さへの盲信、これがあるからこそ完璧超人のアイデンティティはあるものだと思いますし
敵としての存在も際立つと思います。
次も機会がありましたら書いてみたいですね。







2013/03/26 6:10:18|お知らせ
3月お絵描きチャット・過去ログ

今回も開催できたお絵描きチャットです。
参加してくれたWHさん今回もありがとうございました。

さて準備運動と思って、最近ブログのネタに使っていたキン肉マンのキャラを描こうと思いました。時間超人を描こうと思ったらサンダーになりました。そう言えばよくモチーフに使われるライオンですが、キン肉マンではサンダーが初でしたね。マスクの下は、幼い頃と父親の顔から考えると…。今から思い起こせば、サンダーは屈指のタフキャラでしたね。マッスル・ミレニアム、NIKU→LAP、マッスル・キングダムと超必殺技をくらいまくっています。
WHさんは付き合ってラーメンマンを描いてくれました。
チャット中に気付いたのですが、ラーメンマン、外見的にイロモノと多く戦ってた気がしますね…。スプリングマン、ケンダマン&スクリューキッド、モーターマン、プリズマン…思い起こせばマーベラスみたいな同門とはむしろ珍しいパターンでした。

次はもはや恒例となった表情練習でした。
わたしがWHさんにつまらない表情を指定したら、WHさんからは面白い顔、との題が帰ってきましたが、正直ネタに走って解釈を取り違えましたね。へうげものをイメージした違う意味の面白い顔になりました。その次に挑戦したのは「憧れ」でしたがこれまたネタに走ってしまいました。これ、「そこに痺れる憧れるゥ!」の表情ですね。改めて考えると、どうみても痺れても憧れてもいませんね、この表情…。
わたしがWHさんに出したのは笑いをこらえる表情だったのですが難しいものを出してしまいましたね。どちらかと言うと驚きです。
自分も左下の様に挑戦したのですが、笑っているよりも吐きそうな表情に見える…。とりあえず眉毛で堪えていても、目が笑いを隠せないという感じになるといいんじゃないかと感じました。

ここまでも特に話題や題が思いつかなかったのでお互いの自由題に。最近発売した未読の東方鈴奈庵の本居小鈴に初挑戦しました。
外見的には小町+華扇、キャラ属性的には阿求という感じですね。文系少女としてはかなり子供っぽく明るい性格ですが。人間形態マミゾウ等、読むのが楽しみですね。
WHさんが描いてくれたのはDrc2という漫画のプリエこと女教皇だそうです。彼が言う「これを医療漫画と呼ぶのはトリコを料理漫画と呼ぶようもんだなぁ」という発言で大体どんな存在か見当がついてしまいました。

また他にも何か描こうかと考えている間にタイムオーバーとなってしまいました。
この際題とか難しく考えずに何でもいいから描きたいものを描いてみるべきだったでしょうか?

とはいえ、今回もWHさんのお陰で無事開催できました。
遅くまで参加ありがとうございました。
Pixivやweb拍手絵更新のせいかアクセス数がちょっと増えたから新規の参加者が来るかなと思いましたが…そんな事は無かったぜ!

当お絵描きチャットは画力不問で途中参加、チャットだけでも大歓迎です。
興味を持たれた方はちょっと覗いて見てはいかがですか?
…なんちゃってね!







2013/03/25 19:19:32|お知らせ
3月お絵描きチャットお知らせ
さて、特に要望も無かったので告知通り本日

3月25日(月)21:00〜

よりお絵描きチャットを開催したいと思います。

入り口は左のリンクか本館のコンテンツからどうぞ。


レイヤ機能が使えるのでGoogle Chromeで開催してみようかとも思いましたがチャット機能に難があるんですね自分のPCの場合…
テストした時は問題なかったんですが。







2013/03/22 4:40:58|漫画
web拍手返事絵とキン肉マン・悪魔超人編
さて、またまた例の夢の東方タッグ編コスでボスの墓標イラストを描いてしまいました。
ちょっと出来が悪いもの、手抜き過ぎるものがまだ複数あるので、それらを差し替えられるまで続けたいと思います。
ボスの死に様は随時募集しています。描くかどうか、いつ上げるかまではわかりませんが。

さて今回の技は現在連載中のキン肉マン、完璧無量大数軍編のブラックホールの新技、フォーディメンションキルですね。
八雲紫は隙間、空間を操る能力を持つのでブラックホールとピッタリだと思ったので描きました。
しかし紫、本格的に描こうと思うとフリルやZUN帽子と大変な要素が多いです。とても苦労しました。
そして体の構図やバランスが色々崩れました…これは反省しないと。
そして何より…この構図だとリングコスチューム部分がほとんど表に出ませんでした。リングシューズ以外普通の服と変わらない気がします。

さて完璧無量大数軍編のブラックホール、大活躍ですね。コミックスでは巻末ラストを連続で飾るなど、ある意味では完璧無量大数軍編のMVPと言ってもいいかもしれません。
ダルメシマン戦で勝利しただけでも凄いのに、連戦のダメージを押して臨んだその後のジャック・チー戦。負けフラグがビンビンで実質ペンタゴンが闘っていた様なものでしたが形の上では連勝と、凄まじい快挙ですね。
完璧無量大数軍編はファンサービスしつつ、小難しい理屈や演出を排除してテンポ良く話が進んでいくのがいいですね。U世、特に究極の超人タッグ編での評判の酷さを払拭する様な盛り上がりです。
個人的には、完璧超人達もシンプルでキャラがしっかり立っていて、良い感じです。何より思想がしっかりしているのがいい。完璧とは名ばかりだった従来の完璧超人とは段違いですね。
ストロング・ザ・武道が言っていた、ネプチューンキングが完璧超人首領というはただの自称、という言葉も頷ける気がします。
悪魔超人の話をするはずが完璧超人の話ばかりになってしまいましたね。
いずれ完璧超人もイラストを交えて書きたいと思います。







2013/03/18 7:50:31|漫画
web拍手絵とキン肉マンU世・悪行超人性悪説編
改めてweb拍手絵を見たら、ツールも適当、練習もせず手もかけずと随分といたたまれない気分になったので新しく描いてみる事にしました。
…東方キャラのきわどいコスチュームを描きたかったというのもありますが。
しかしえらく悪戦苦闘して時間がかかってしまいました。
しかしきちんとしたツールを使えるというのはとても便利なので、うまく描けないと敬遠せずに使いこなさなくちゃなと思います。

例によって夢の東方タッグ編のリングコスチュームの永琳です。
まるで紐の如く露出の塊だったこのコスチュームが、露出に弱いわたしの心を刺激しないはずがありませんでした。

さて永琳は本業は薬師なれど、医療をこなせる医者です。
バキの鎬紅葉がそうであった様に、人体を知り尽くしているからこそ、最も効率的な人体破壊を極めた関節技の使い手として登場しました。
関節技、キン肉マンと思い浮かべて連想したのは、U世のサブミッションアーティストことヒカルドでした。
彼の最大のフェイバリットホールドはトーチャースラッシュですが、あれは彼のアイアンネックあっての技ですし、関節技のイメージに欠けるので途中で使ったズッファーラにしました。
相手を倒立の体勢にし、両手を足で踏みつけて固定、両足をインディアン・デスロックに極めつつ、背骨も極めるというアクロバティックな大技です。

なぜ彼を連想したかというと、彼が作中で印象の深い存在だったからですね。
戦いを経て敵と心を通じ合わせ、正義へと目覚める。
まさにキン肉マンの王道ですね。
しかしその点彼は違いました。彼は正義超人でありながら、悪行超人の生まれという複雑な過去を持った存在でした。
悪行として生まれながらも、正義超人の師匠の下で育てられた為、本来の出生も忘れかけ正義超人として生きていました。
故に彼の心は正義超人としてありたいと考えているのですが、戦いになり頭に血が上ると悪行超人としての残虐性がどうしても抑えられなくなるという二重人格的な性格になっており、彼自身も苦悩していました。
それ故に悪行の生まれだと知り彼を殺そうとした師匠を抵抗の末思わず殺害してしまったり、棄権のタオルを知りながらも技を中止せずジェイドをマットに沈めたりと、悪行の血故の残虐行為を犯してしまったのでした。

結局彼は、万太郎との戦いでも救われる事はありませんでした。
彼の兄弟弟子や自国の人間、ジェイドやブロッケン等の正義超人から糾弾され、正義超人界から姿を消したのでした。
途方に暮れた彼は悪行超人の両親の幻に導かれる様に、本来の生まれである悪行の道に邁進することを胸に決めます。

正直な所、不憫だなあと思いました。
根底には悪行の血が流れ、自分自身でも抑えられない残虐性を胸に秘めている。にも関わらず、正義超人として育った為に自分は正義超人としてあるべきなのだという本能とモラルの間で葛藤しています。
そして周囲は、愛弟子にも関わらず悪行の生まれという理由で粛清しようとした師匠、ブロッケン子弟の一方的な糾弾、周囲の拒絶。
これだけ揃ってしまった彼には悪行超人として生きるしか道は残っていなかったのかもしれません。

アシュラマンの悪魔への出戻り、ネプチューンマンの完璧超人再興の野望。
キン肉マン時代の悪とも戦いの末に分かり合う、という少年漫画的な素晴らしさ、それらを否定する様な性悪説的なエピソードや登場人物がU世になって見受けられてきました。
ヒカルドもまた、そんなU世の鬱エピソード、負の部分の犠牲者なのだと思います。