ボスに贈るレクイエム ディアボロの宮殿

このブログはボスの名を語る管理人、ディアボロが公開しているブログです。 色々死んだりしていますが今日も何だかんだで生きていきます。 ホームページもやっておりますがこちらのブログでは基本的に雑記やらweb拍手の返信やらを行っていこうと思います。 本館となるホームページもよろしく。 なお左側のリンクにあるweb拍手を押すと、その度にボスが死にます。
 
2013/05/27 19:27:28|その他
ホムペからのサルベージ JOJOボス雑感・DIO編
特撮をはさんだりしましたが今回もJOJOボスの雑感をサルベージしたいと思います。

さて3部ボスと言えばDIOです。漫画界でも非情に有名な名悪役、その後のストーリーにも大きな影響を及ぼしてきたJOJO最大のボスと言っても過言ではない存在です。

1部のディオと大きく違う点と言えば、まだまだ青臭さの残っていたディオと異なり、完全に人間から脱却した大物感、貫禄を持ち合わせている事でしょう。
特に顕著なのが人心掌握術と非人間性だと思います。
自分の絶対的な力を誇示しながらも決して高圧的に出る事無く「力を貸してほしい」「友達にならないか」などと相手に選択させる様な言い回しをしたりなど、部下の集め方も頭脳的です。それでいて反乱を起こしかねない存在には肉の芽で支配する辺り徹底していますね。
金銭で支配していた部下もかなりいましたが、ンドゥールやヴァニラ・アイスなど狂信者の様に崇拝していた者もいた辺り、その人心掌握術は相当なものです。
そういった人間は他にもエンヤ婆、6部のジョンガリ・Aなどいくつも存在しますね。

そしてもう一つの点、非人間性。これは特にウィルソン・フィリップス上院議員の所で見受けられますね。利用できる存在は前述の様に丁重に扱いますがそうでない人間はゴミの様な扱いです。いきなり暴行を加えて脅迫し、必要なくなったら使いきりの飛び道具の様に投げ捨てる。邪魔なら罪の無い通行人だろうと轢き殺していく。命乞いをする相手にも何の感情も無く「だめだ」の一言。この点は1部のディオと大きく異なる点ですね。
1部の頃はいちいち人間を超えた優越感に浸ったり楽しんでいたりしていました。

一言で言えば青臭さが抜けた大物感が3部DIOの特徴だと思います。
彼自身としてはもはや人間から脱却した、肉体的にも精神的にも人間を超越した存在であるという思想が完全に定着している感じがしますね。
それ故に人間とははるかに規格外の大物感が漂っている訳ですね。

さて、そんな彼ですが思想が完全に人間から乖離したせいか、妙に哲学的な思想をする所があります。人間は安心を得るために生きる、というセリフが象徴的ですね。
単に他者を支配するための言い回しとも取れますが、6部で求めていた天国へ行く方法もあり彼自身思う所があったのかもしれません。
人間は利用する存在でしかなく、利用する価値がなければエサでしかないという彼でありながら6部で隠し子が発覚したりプッチを友人として付き合っていたりと不思議な点があります。親友と慕うプッチに対するDIOのポーズと取れなくも無いですが、ただの利用する存在とは思っていなかった様な気がします。

まあ話はそれてしまいましたが。彼は人間を超越したにもかかわらず、ジョースターの血統は侮れない、と彼らの存在を軽んじてはいませんでした。
頂点に立つものはほんのちっぽけな恐怖を持たないもの、恐怖を克服する事こそが生きるという事、とジョースターの運命を断ち切る事にこだわっていました。
それはかつて自分を追い詰めた肉体であるジョナサンに対する敬意と反省からでしょう。
最後に彼は再びジョースターの血を継ぐ承太郎の前に敗れました。彼を本気で怒らせた事が原因で。
やはり彼は最後にははるか昔に超越したはずの人間の心の力に敗れました。
不本意な結果ではありますが悪役の鏡です。DIOという存在がいなければ、彼らジョースターという人間が持つ素晴らしさは描かれなかったでしょうから。

一言で言えば3部のDIOは超越者でした。人間を捨て去り、人間は取るに足らない存在として人の心を惑わし、恐怖させ、支配し、蹂躙する。まさにボスキャラです。
絶対的な力と頭脳を持つ存在でありながら、最後には人間の心の力に倒される。
人間賛歌というJOJOはDIOあっての存在であったとつくづく実感させられます。

※追記
西尾維新著のオーバー・ザ・ヘブンが出たりしましたね。
あの描写は、もしかしたらDIOもこんな事を考えたりしたのかもしれない、という意味では好きでした。
しかし、何と言うか演出過剰の匂いが自分にはちらつきます。
今でこそ悪の帝王、カリスマと少年漫画の悪役の伝道に名を連ねる彼ですが、あまりそういった事は彼は意識してないと思うんですね。
DIOの場合は、最も現実的で最も合理的な強くなる方法、支配する方法を選んでいたら誰もが認める悪の大ボスになっていたという感じがするんですね。
悪の道を進んだから大ボスになったと言うよりも、自分の欲望に忠実に最も正しいと思う道を選んだら悪の大ボスになっていたという感じですか。
英雄はなろうと思ってなるものではなく、行動の結果でなっているもの、という言葉があった気がしますがその逆バージョンですね。
ただ自分の思うままに進んでいたのが、帝王の道だったというのは何とも彼らしくて憧れますね。







2013/05/20 13:18:53|お知らせ
5月のお絵描きチャットのお知らせ
うっかりしていたら、5月ももう3分の2を過ぎてしまっていました。
そんな訳で今月のお絵描きチャットですが

5月27日(月)21:00〜

を開催予定としたいと思いますがいかがですか?
希望の日時や避けてほしい日がある方は報告して頂ければできる限りで調整します。







2013/05/20 13:15:15|特撮
ホムペからのサルベージ 平成ライダーラスボス雑感・ダグバ編
すぐに書ける話題が無いのでまたまたホームページからの雑感を整理の意味も兼ねて貼りましょうか。
今度はJOJOボスではなく平成ライダーのラスボスでも。

@仮面ライダークウガ ン・ダグバ・ゼバ

初代平成ライダーのラスボス、ン・ダグバ・ゼバから始めてみましょうか。
簡単に言えば彼は人間を狩る遊戯(競技)、「ゲゲル」を行う古代人グロンギの首領です。
彼らはいわゆる戦闘民族でどれだけ難しい狩りを達成できるかがステータスです。
その標的は現代人間で、彼らのゲゲルの標的とされてきました。
グロンギは非常に好戦的で残虐であり、狩られる人間に対しての罪悪感など皆無でした。
それもそのはず、彼らにとって現代人間は我々で言う釣りの魚、猟の鳥獣に過ぎないからです。
むしろ生きた的としか思っていないでしょう。

彼はそのグロンギという存在を最も体現した存在でした。
人知を超え、全人類を滅ぼしうる程の力を持った彼でしたが、
彼にあった思想は序盤の下級グロンギと大差ないものでした。
戦う事、殺戮する事が楽しいというだけの事。
最初に彼に立ち向かったクウガはまるでダグバの敵ではありませんでした。

「どうしたの?もっと強くなって僕を楽しませてよ」

そう言い放ちとどめを刺さずに数万単位の人間を虐殺しました。
そしてクウガこと雄介は自らを失いかねないほどのダグバと同質の力を身につけ、戦いに臨む事を決意します。
自分と同等の力を身につけた最大の敵を前にしても彼は動じる事はありませんでした。
それどころか、最高の好敵手が現れた事を喜んでいた様でした。

彼らの戦闘シーンはクウガを語る上では外せません。
何ひとつの小細工も無く、ただ唸り声とともに殴りあうだけの戦い。
変身すら維持できなくなったのか、変身が解除された生身のままの戦いとなりました。
そこからの戦いは非常に生々しく、対照的でした。
殴るごとに赤い血飛沫で雪景色が染まっていき、お互いの顔は血で真っ赤でした。
悲痛な表情と声で殴り続ける雄介。
血で染まった歓喜の表情を浮かべながら殴り続けるダグバ。
笑顔を浮かべながら撲殺する、なんて今の漫画では珍しくも何とも無い光景です。
しかし生身の人間が演じている姿は凄まじい現実感がありました。
これが暴力なのだと。

雄介の痛々しい顔、悲痛な声は暴力の凄惨さを生々しく訴えます。
一方でダグバは非常に楽しそうに殴り合いを続けていました。自らも相当な痛手のはずなのに。
口からおびただしい出血をこぼしながらも不気味な薄ら笑いを浮かべながら殴り合いを楽しむ。
そこにあったのは暴力に心奪われた者の狂気でした。
とてもラスボスの品位などありません。

そう、まさしくダグバはグロンギを最も表現したような存在でした。
暴力を好み、自分が傷つくことすら厭わない。
完全に暴力に魅入られた存在を彼は表現していました。



強いヒーローが悪い奴らをやっつける、という痛快さは微塵もありませんでした。
そこにあったのは、ライダーとして戦い続けた一人の人間の苦痛の戦い。
ヒーローとて人間、こんなひどい暴力に一人で戦う存在がなくてもいいように、
人間一人ひとりが努力すべきだ、というのが最終回で訴えられていた事でした。

彼は仮面ライダークウガにおける最大のアンチテーゼでした。
暴力こそ生き甲斐、それ無しの幸福などありえない。
自分の笑顔のために暴力を振るい、人々を傷つけてきました。
至ってシンプルな存在でした。描写が薄い、そう言えなくもありません。
だからこそそのたった一つの行動や言動が彼の大きなウェイトとなって印象づけます。

そういったグロンギに現代人は近づいてきている。
グロンギの幹部が呟いたその言葉が非常に意味深です。

※追記
ディケイドでガミオというもう1人のンが現れましたが、存在感で言えばやはりダグバに及ばないと思います。
ガミオは「人間を戦いの事しか頭に無いグロンギに変える」という、象徴的な能力を持っていましたが
ダグバが示していたそのテーマ性は似ている様で全く違いますね。
ディケイドの尺の問題や、最初から怪人体で現れていたとかそういう単純に比較すべきでない差もありますが。







2013/04/30 5:24:57|JOJO
ホムペからのサルベージ・JOJOキャラボス雑感 カーズ編
またまた引き続き、ホームページからのサルベージをしたいと思います。
今回はJOJOボス雑感のカーズでも。


何やらいきなり思いついて始めたので2部のカーズにでも書いてみようと思います。
カーズは柱の男達の中でも知能が高く実質上のリーダーでした。
最初は小さな花を踏まない、轢かれそうな子犬を助ける、など非常に紳士的でした。
最も、人間には全く情けなど微塵も持ち合わせていないのですが。
彼に関して言うなら、徹底した合理主義者とでも言うべきなのかもしれませんね。
波紋使いなら子供でも容赦せずに惨殺、無数の吸血鬼達に襲わせようとした事、
「勝てばよかろうなのだァァァ」などの行為から読み取れますね。

さてそんな彼は最終決戦を迎えて替え玉で不意打ち、人質作戦など突然ゲスな行動を始めました。後でいい奴になるのはよくある話ですが、急に悪くなるのは珍しいと思います。
話はそれてしまいますが、もしかしてあれが素の彼なんじゃないでしょうか。
彼の忠実な部下であるワムウは非常に高潔な男でした。
戦士として尊敬に値するものなら敬意を払い、弱者を手にかける事を嫌いました。
そんな部下がいたからこそ、彼の前では理知的で忠誠を誓うにふさわしい主でいようとしたポーズだったのかもしれません。
実際ワムウが死んでからやりたい放題で言動もゲス化してましたからね。
まあそれは置いておいて。

彼の目的はエイジャの赤石を手に入れ究極生命体となる事でしたね。
なぜそれにこだわったのでしょうか。そのために石仮面を発明し人体実験を重ねました。
その光景に彼らの仲間は危惧を抱き、彼を排除しようとします。
しかし彼は逆に仲間達を皆殺しにし、エシディシや赤ん坊だったワムウを連れて目的のため旅に出ました。
親兄弟までも殺して。

「バカ者どもがッ!」
「太陽を克服したいと思わないのかッ!何者をも支配したいと思わないのかッ!
あらゆる恐怖をなくしたいと思わないのかッ!」

このセリフが非常に印象的ですね。
彼らの一族は本来平和的に暮らしてきた存在のようでした。
これだけの上昇志向を持ったカーズが生まれてきたのは非常に珍しかったのでしょう。
どうも彼のセリフを見ていると何か思えてくる事がありますね。
向上心のない同族に対する嫌悪や、自分達こそ支配者となるべきというプライドの高さ、
もしかしたら自分達が日の光を避けて地底で生きなくてはならない憤りなどが…。

ふたを開けてみれば彼は非常にプライドが高かったのではないでしょうか。
それでいて非常に知能が高い。
だからこそ仲間の皆殺しや非道な手段を取るなどの行動に結びついている様な気がします。
平和的に暮らす事、倫理道徳で非合理的な行動を取る事が馬鹿馬鹿しく思えてならない。
強い上昇志向と頭が良すぎた故に彼はああなったのではないでしょうか?

さて色々と手段は取りましたが彼の原理はあくまで自分が支配者になるという事ですね。
そういった意味では1部のディオと同じです。
第3部からボスキャラの思想に変化が見えてきた気がしますね。
さてまだ続きそうです。

※追記
さてアニメにも登場したカーズですね。
カーズに関してはよく議論されます。なぜゲスに豹変したのか、という事が…。
個人的にはあれが素の性格で、ワムウの手前高潔な主を演じていた、というのが自分の考えですが、それだとひとつ説明がつかない事があるんです。着地時に花を潰さない様に避けた点が。
ただのポーズなら誰も見てない所でやる必要は無いんですよね。
いわゆるロールプレイで高潔な自分を演じていたから無意識にやった、という説明もできると言えばできます。ただの気まぐれかもしれませんが。
ただ、カーズは目的の為なら一族や家族まで皆殺しにするぶっ飛んだ性格ですが、仲間と認めたエシディシ・ワムウに関しては静かな怒りを見せたり仇討ちを宣言する等、相応の感情を持ってるんですね。
もしかしたら、その怒りがあの様な形になってジョセフの過度な挑発・煽りになったのかもしれません。
やっぱり、彼の豹変の理由はワムウ達の存在が大きいと思います。

見も蓋も無い発想ですが、ラスボスがいい奴だと少年漫画的に後味が悪いので、ヒールに徹してもらったというのが一番大きな理由かもしれませんけどね。







2013/04/23 6:50:04|お知らせ
4月お絵描きチャット過去ログ

今月もWHさんがお絵描きチャットに参加してくれました。
テストした所問題なかったので新ver.で開催してみたら本番時にカクカクになりました。
その後に立ち上げた旧PCも起動に30分近くかかり、1時間近く最初の時間を無駄にしました。
こうして今回のお絵描きチャットはクソミソな出だしに始まったのでした…。

それにしても入った時に確認しましたがキャンバスにオンドゥルと書いた人、正直に出てきなさい!
次はぜひチャットに参加してもらいたいですから!

気を取り直して、キン肉マンの完璧超人を描いたりしていました。
検索して改めて思いましたが、ロックマンと一部かぶる超人がいますね。
<完遂>ターボメン→ロックマン7のターボマン
<完掌>クラッシュマン→ロックマン2のクラッシュマン
悪魔超人スプリングマン→ロックマン7のスプリングマン
そんな訳でそれらを描いてみました。
WHさんもウォーズマンを描いてくれましたね。

さて普段なら最後になるはずの社会・政治トーク、この段階で来てしまいました。
ある漫画を見ていたら人間の破滅をもたらす欲望の文明、みたいなコマに原子力発電所があったりしたんですね。
まあチェルノブイリや日本であんな事故があったら仕方ないとも思うんですが、
原子力=悪、豊かさだけを求める醜い心の象徴、という発想にはうんざりしてるんですね。脱原発とかの。
よく現代社会で言われます。「テクノロジーによる豊かな生活が人の心を荒ませている」と。
本当にそうでしょうか?ならばテクノロジーが未発達で、生活が豊かでなかった時代は、今の現代人より心が豊かだったと本当に言えるのでしょうか?
本当に心が荒んでいるのは、現代社会への不満をテクノロジーや豊かな現代社会へと責任転嫁しようとする人達ではないでしょうか?
まあWHさんが描いてくれたドラえもんの様に夢の様な未来文明ならそんな心配も無いのでしょうが…。

さて今回は趣向を変えて、キャラは自由で「技」を題材にしました。
わたしに出されたのはまずは波動拳、ボスに使わせてみました。
何ともシュールですね。次にパロ・スペシャル。なぜか思いついたのがくそみそテクニックの阿部と道下でした。下半身が切れているので誤解を招きかねませんが技をかけているだけです。
「僕はと言うと関節に与えられる苦痛に身を震わせもだえていた」という状態ですね。
WHさんはわたしが出したキン肉バスターと言う構図をよく描いてくれました。しかもスネ夫にドラえもんがかけるという…のび太の復讐かもしれませんが未来道具でなく肉体そのもので復讐するとは予想もつかない展開でした。
このキャンバス、見ただけで笑いそうになる光景ですね。

さて最後は技に続いて「構図」です。
わたしはWHさんに「ビンタをする側とくらう側」と指定した所、アンパンマンとバイキンマンになりました。アンパンマンはキックをした事もあったそうですが、ビンタはさすがに無いでしょう。
ドラやアンパンを使うとシュールになりますね。
わたしがWHさんに出されたのは「お姫様抱っこ」でした。
なぜか連想したのが輝夜と妹紅でした。普通に考えれば輝夜が抱きかかえられる側だと思うのですがあえて逆にしました。どういうシチュエーションでしょうね。もっと可愛く描けなかったのが残念です。
それにしても大変でしたが、いい練習になる機会でしたね。
できた絵もシュールで何とも面白い。
今後きかいがあったらまたお付き合いして頂きたいと思っています。

今回は絵板やPCのトラブルに巻き込ませて時間を浪費してしまいました。
そんな迷惑をかけてスイません。
そして今回も最後までお付き合い頂いてありがとうございました。
また一緒に絵を描ける日を楽しみにしております。