先日、狸は実家の母の病院の付き添いのため東京に行ってきました。 今回は初めて行く病院であり、電車とバスを乗り継いで行きました。
東京出身であり、独身の時はバスを使って通学・通勤をしていた時期がある狸ですが久しぶりにバスに乗ると戸惑います。 駅からバスに乗る時、運転手さんに 「○○病院まで行きますか?」 と念のため確認すると 「○○“病院”じゃない!“○○”!!」 と突き返すように言われました。 「病院」の一言が余分だったようです(^_^;) ちなみにバスの入り口で母が小銭を数えている最中に(まだ発車ではないのですが) 「バス、少し動きまーす」 と言って本当に動かし、その勢いで小銭がバラバラに散らばってしまい、母と狸がせっせと拾っているのを運転手さんが沈黙しながらみつめていました。 そしてちゃんと二人分の乗車賃を入れるまで凝視していました。
その後、目的地のバス停で降り、少し歩いて病院に着きました。 病院はバス停から真っ直ぐのところにあったのですが母を連れてだと少し長く感じました。 熊に助言されたとおり、タクシーを使った方が良かったかな・・・と思いましたが運動になります。 病院では看護師さんやレントゲン技師さんが優しく丁寧に接してくださいました。
帰りは反対方向だから対向車線のバス停で・・・と思って、そちらのバスに乗ったら全く関係のなバス停で停まり、しかも、そこが終点でした!! しかも午前中にも拘わらず、何と、そのバスが最終バスでした。
とにかくバスに乗らなきゃ・・・!! 何とかして駅に戻らなきゃ・・・!!
道を聞こうにも、こんな時に限って交番が見当たりません。 そこで目の前のスーパーマーケットのサービスカウンターにでも聞こうと思ったのですが、またまた店員さんが不在であり、レジの店員さんに声を掛けるわけにもいかず、思い切って袋詰めをしている女性客に尋ねました。 「あの・・・○○駅に行くバス停はどちらでしょうか?」 するとハキハキと 「それなら、道路を渡って反対側ですよ!」 と教えてくださいました。 有り難うございます〜!!と言って、狸は母を連れて道路を渡りました。
そういえば、狸が幼かった頃、母が車を運転して道がわからなくなったとき、途中で車を停めて車窓から通りすがりの人に道を聞いていました。 あの頃は、母が(大人が)何とかしてくれると狸は思っていました。
ちなみにたしかバス停は行きに降りたバス停と同じところだったと思います。 帰り道だから反対車線と思い込んでいましたが、そうとも限らないのですね。 バス停の行き先をしっかり自分の目で確認することが大事だと思いました。 ちなみに同じバス停に複数の行き先のバスが来るので、一応、乗る前に運転手さんに“○○駅にいきますか?”と確認しました。 運転手さんからは“見りゃわかるだろ”という顔で 「行かない!!」 と言われました。 まあ、運転手さんには当たり前のことですね(^_^;) でも、こっちにはわからないことなのよ!!と思いつつ、狸はまさに、これと同じ対応を母にしてしまっているなあ・・・と反省したのでした。
何事も経験することで相手の気持ちや立場を考えられるようになるのですね。 |