家計簿をつけることは挫折した狸ですが、最近はレシートはちゃんと保存して、日記帳にその日の出費をメモ程度に書いています。
“家計簿なんてつけなくたって〜”と高をくくっていたら、やっぱり、
「何でこんなにお金がなくなっているの!?大して使っていないのに・・・」
という事態になったことがありました。
節約して安く済んだ時のことは強く頭に残っていますが、大きな出費のことは忘れてしまいます。
そこで、何にいくら掛かったのかを克明に記録することにしました。
書いてみてわかったことは・・・
一つ一つの買い物は安い。
しかし、それが積み重なると高額になる。
という当たり前のことです。
100円が10回になれば1,000円になる理屈です。
家計管理の一つの方法で、レシートを貼りだして、要らないものには印をつけるということが挙げられていました。
でも、どれも必要なものばかりです。
いや、多分、厳密には生活必需品でないものも多いのですが、やっぱり、“ちょっとした余裕”としてはやっぱり必要よねえ・・・と思うものがあります。
何より、今までの経験上、100円を節約して結局1,000円の出費になったなどという笑えない事態が起こったりしました。
狸のダイエットで“痩せる努力をすると太る”という理屈と同じです。
ただ、レシートを集計して見て思ったことがあります。
それは、
何が無駄で何が必要かを判断するのは高度なレベルのこと。
とりあえず、何にどれだけお金が掛かったのかを(無駄か無駄でないかは完全に置いておいて)知ることが大事
ということであります。
これは、カウンセリングにも通じるものがあります。
“自分はどうしたいのか”、“自分はどうしたら良いのか”ということを知るのはかなり難しく高度なことであり、とりあえず、良いか悪いか、自分の心が綺麗か汚いかは完全に横に置いておいて
「今、自分は正直な気持ちはどういうことなのか」
ということを知ることから、どうしたら良いのかがわかるのかも知れない、と思いました。
20代前半の頃、好きな男性歌手のCDを買おうかどうか迷っていた時のことです。
家では、両親が
「歌謡曲なんて(正確には最近のアイドル歌手などの歌)下らない」
と言っていて、家ではそういう類のものを聴けるような空気ではありませんでした。
狸自身もそう思っていたのですが、当時、ひょんなことからある男性デュオに惹かれて、CD売り場で毎回
「クラッシック音楽ならともかく、自分はこんな、歴史に残らない歌謡曲のCDを買って良いものなのか?」
と30分ぐらい悩んでいました。
結局、買って、両親がいない時間に聴いていました(あるいはウォークマンです)
そんな時に母に
「無駄も必要よ。欲しいCDがあるなら買えば良いじゃない」
と言われました。
最近、年をとってきた母のことを重く思うことが多くなった狸ですが、母のこの
「無駄も必要」
の言葉だけは、黄金の言葉として心に残っています。
ちなみに母から、狸が好きだった歌手を
「この人は真面目で良い人なんじゃない?最近のいい加減な歌手とはちょっと違うわよ」
と言われた時は、恋人を褒められたような気分になりました(たぶん、熊を褒められるより嬉しいと思う!?)