熊と狸と愛猫(Ｍｉｒａ＆ＳＴＥＬＬＡ)の生活

先ほど、ミラがぐったりして動かない話を書きました。
しかし、この記事を立ち上げる数分ほど前、ガタガタッと猫が飛び起きる音がしました。
音がする方に行くとミラがスリスリと寄ってきて

お母ちゃーん、私、復活したニャンよ〜♪

とばかりニャンニャン言いました。

そういえば今日は月に1度のペッツテクト（蚤駆除剤）を注す日で、もしかしたら高齢猫のミラはそれで調子が狂ったのかも知れません。
薬を注したところを脚で掻いて、その部分を舐めてしまったことが考えられます。
また、湿っぽい残暑もあります。
とりあえず、いつものミラに戻ったようで安心しました。

この時は平和な寝顔でした。

愛猫ミラは今年の9月で15歳になります。
寝ていることが多くなりました。
今年の1月の動物病院でのワクチン接種では腎臓の衰えを指摘されました。
これは“治す”ということが出来るものはなく、衰えを食い止めることしか出来ないそうです。
そのまま、今の時期まできました。

今日、熊と狸は買い物に出掛ける予定があったので狸は外出前に餌を用意しておきました。
ドライフードの他にミラが好きな液状のおやつも餌皿に入れて置いておきました。
するとミラは液状のおやつは食べた途端に吐き出してしまったのです。
狸はすぐにそれを拭き、床はペット用洗剤で消毒しました。
熊と狸が自宅を出るとき、ミラは窓越しに顔だけはちょこんと出していたのですが狸と顔が合うとミラはカーテンの中に完全に入ってしまいました。
そして帰宅した時、熊と狸の姿を見ると何処かへ姿を隠してしまいました。
家の中から出ることは出来ないはずです。
ちなみに餌皿の中の餌はそのまま残ってしました。
狸が探し回ると部屋の片隅に掛けて置いた布カバーから猫の白い足が見えました。
狸が布を持ち上げるとミラが“みつけて欲しくなかった・・・”という顔で狸を見上げました。
かなり体調が悪そうです。
そのまま、放っておくことにしました。

けれど記録は残しておきたかったので写真だけは撮りました。
ミラ、ごめんね。

もう、そろそろ寿命なのかな・・・と考えました。

我家のガスレンジ（15歳になるミラが子猫の時に買ったガスレンジ）のコンロが使えなくなり、今日、新しいものに買い換えて今日がその取り付け工事の日でした。
そしてガス屋さんが来て作業を始めました。

出入りをするので玄関の戸を開けっぱなしで良いですか？

ガス屋さんにそう訊かれ、狸は“大丈夫です！！”と即答したものの内心、2匹の“動物”が心配でした。
ちなみにミラの方は今さら外に飛び出す元気もなく、部屋の中でじっと寝そべっています。
問題は来客があるたび、呼び鈴が鳴るだけで逃げ出すステラです。
ましてガスレンジの設置ですからステラにとっては見知らぬ男性が部屋の中に入ってきます（ステラは特に男性が苦手であるようです）
ガス屋さんが部屋に入った途端、ステラは走り出しました。
ガス屋さんが作業をしている間、狸はとりあえずステラを追いましたが見失ってしまいました。

ステラ〜！！ステラ〜！！！

呼んでも姿が見えず、返事もありません。
しかしミラと違い、臆病ステラは外に飛び出す勇気はないはずです。
この狭い部屋の中のどこに隠れている・・・？
するとパソコンを置いてあるデスクの下で小さくなっているロシアンブルーの姿を見かけました。

そこにいたのね！！
脱走が出来ないように何処かドアの閉まる部屋に閉じ込めておこう・・・

狸がそう思った瞬間、ステラが飛び出し、何処かへと姿を消しました。
部屋中を探しても見当たりません。

ステラが居なくなったらどうしよう？？
熊に監督責任を問われるかな・・・？
ミラが落ち込むかなあ

子猫だったステラが我家に来た時、ミラはステラを邪魔者扱いしたくせに、そのステラがに不妊手術で入院したときは一晩中ステラを探し回って騒いでいました。
そして翌日もあまりに騒ぐので早めにステラを迎えに行くと玄関で待ち構えていて、ステラに駆け寄りました。

そうこうしているうちにガスレンジの設置が終わりました。
そして狸は業者さんに出された書類に署名押印をし、作業の御礼を言って送り出しました。
その後、部屋中をもう一度、探し回ると・・・洗濯物を入れる籠の中でステラが身を小さくして座っていました。

その後、お客さんがいなくなったのを確認したステラはのびのびと寛いでいました。
ステラの一騒動のひとときでした。