ゆるゆると。
 
2009/12/14 22:35:50|音楽
早稲田大学交響楽団岩舟町特別演奏会(11月29日)

11月29日、コスモスホールにて早稲田大学交響楽団岩舟町特別演奏会が行われました。

私が演奏したのはベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番。
半年間、雨の日も雪の日もこの日のために練習してきました。
いや、天気は関係ありませんが。

本番に至るまでさまざまなことがありましたが、無事に成功してよかったです。指揮の田中雅彦先生、ワセオケの皆さん、そしてコンサート開催にご尽力くださった方々に心から感謝いたします。


←リハ風景。ドレスは今年新調したのですが、短期間で微妙に体型が変わったのか(太った?)背中がきつかったです。
ゴムでよかった。







2009/12/14 2:58:50|音楽
第63回 栃木県芸術音楽祭(11月8日)

軽く一月以上時間が飛んでいますが、11月8日、小山市立文化センターで県の音楽祭が開催されました。
私はクラリネットの伴奏をさせていただいたのですが、よく考えたらこちらの大ホールで弾くのは初めてで、演奏した感触としてはちょっと不思議な印象を受けたのですが、これは単に慣れていなかったからなのでしょうかねえ。

弾いた曲はシューマンの幻想小曲集。実はクラリネットの曲の中で1、2を争うほど好きな曲なのです。
ずっと前にカール・ライスターがこの曲のマスタークラスをパリのビュッフェ・クランポン(多分)でやっていてそれを聴きに行ったことがあるのですが、ライスターは英語でレッスンをしていて、生徒は英語が判らないメキシコ人留学生、聴講生は基本フランス語なので、英語とフランス語とスペイン語が飛び交うカオスな空間が広がっていました。







2009/11/15 20:47:48|音楽
ブーニン ピアノリサイタル:11月14日 壬生町城址公園ホール
隣町にブーニンがやってきた!有名人が田舎にやってくることは滅多にないので行ってきました。ミーハーです。
実は彼の生演奏を聴くのは15年振りです。相変わらずの人気で約1000席のホールが満員御礼でした。ピアノソロにしてはハコが大きい気もしますが、ツィマーマンが来た時も同じところで満杯だったしなあ。やはりある程度ハコが大きくないと採算がとれないのでしょうかねえ。入場料は全席指定5000円。同ツアーのサントリーホールやみなとみらいと比べると破格の値段です。トレビアーン。

彼の演奏は好き嫌いが分かれると思いますので内容についての感想は割愛。
外容(造語)についての感想は、お髭にだまされつつもやはり老けましたね。こう頬のラインがなんというかふっくらたるみがたぷたぷと。(よけいなお世話です)


でもそこがいい。







2009/11/12 0:18:31|晴耕雨読
読書感想:「長恨歌〜不夜城完結編」馳星周
すみません「不夜城」完結編って5年も前に出ていたのですね。私の中でこのシリーズは「鎮魂歌〜不夜城U」でずっと止まっていました。

一読した感想は、ものすごく納得した終わり方だなと。
「長恨歌」は不夜城シリーズではあまり評価の高くない作品ですが、とても腑に落ちた、というかこの完結が一番しっくりきました。善し悪しは別にして。
因みにそれぞれの読後感を一言で表すと

『不夜城』は「ああああああっ!!」
『鎮魂歌』は「あァーーー!!???」
『長恨歌』は「・・・ああぁー」

なのですが、わかりませんかそうですか。


私は馳作品では「夜光虫」が一番好きなのですが、初心者にはついつい「不夜城」を勧めてしまいます。エルロイの影響を強く受けた文体とも云われる初期の馳作品ですが、じりじりと皮膚を焼くような焦燥感、息が苦しくなるような決して爽やかではない疾走感のある文章にカタルシスを覚える読者も多いのではないでしょうか。











2009/11/01 23:41:48|音楽
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 そのA
1962年ウィーン芸術週間におけるクナッパーツブッシュ、ウィーンフィル、バックハウスによるコンサートのDVD。当然のことながら白黒映像。時代を感じます。

珍しくクナ様が眼鏡を掛けていまして、なんだかキュンとしてしまいました。ハッこれが話題のメガネ男子萌え・・・!?(違います)
内容は、笑っちゃうほどピアノとオケがずれていまして、巨匠だからといってこれはアリなのかと問われると・・・







アリです。 

いーんですよ巨匠なんだから。
ある意味すごくスリリングな演奏で、実際に生で聴いたらもっと面白いだろうなと思わせるDVDでした。(クナ様はもしかして余り録音に向かないのかもしませんね)

まあこれはクナ様でウィーンフィルでバックハウスだから許されるのであって、ぺーぺーの新人にはまったく参考にもならないのでした。