坂東眞砂子さんの「ブギウギ」という本を読みました。
ブギウギといえば、「東京ブギウギ」。 ちょっと楽しい本かなぁと思って借りた本なのですが、 ちょっと違ったみたいです。
舞台は終戦間近の箱根。 疎開地、ドイツ人捕虜の宿泊所となっていた温泉旅館で働くリツは、近くにある湖でドイツ人の遺体を発見します。
殺人なのか自殺なのかその調査に関係した大学講師。 かつてアメリカにわたり、そこでであった愛人から譲り受けた温泉旅館を一人守り続ける女将。 この3人の視点から物語が進んでいきます。
死んだ潜水艦長のドイツ人が持っていた秘密や、それに絡んでいる国家秘密。
途中で「犯人は見えた!」と思ったのに、最後にはずいぶんと裏切られました^^;
推理小説というだけでなく、時代背景や、登場人物の過去や未来など、リズムがあってとても読みやすく、最後まで一気に読み進んでしまいました。
また坂東さんの本を読んでみたいと思います。
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