タイの風・熱中

とにかくタイの国が好き!体験した、たくさんのカテゴリーで書き続ける。
 
2008/04/01 13:25:44|タイ語
「出入り口」の表示
バンコックの施設、会社などその入り口にはいわゆるガードマンยาม  (ヤーム) が立っている。 その警備員は拳銃を持っているのが通常の姿である。初めてタイを訪れたときその異様さに驚いた。

その建物に侵入防止の柵や門がある場合は未だしも、その建物に向かって広がった道が続いている場合は入り口と出口を間違えると不法進入の疑いで狙われる事もあると先輩から言われた。

そこでこの危険から身を守る手段として、そこに書かれている出入り口のタイ文字を一番最初に覚えたのである。

「入り口」は ทางเข้าอ (ターングカーオ)
「出口」 は ทางออก (ターングオーク)

である。ターングは「方向、方角、方面」の意味で「カーオ」は「入る」、「オーク」は「内から外へ出る」である。







2008/03/26 17:14:17|楽器
キム
「キム」という楽器。 ขิม タイの楽器とはいえ中国からの移入で中国語の琴からその文字がタイ語になった。

沢山の弦が左右から張られて中央で交差する独特な構造をしている。
細い竹の棒の先端にフエルトを貼り付けたスティック2本で弦を叩いて音を出す。さらにそのスティックをバイブレーションを効かせ小刻みな音を響かせるのだ。

その音は決して大きな音ではないが妙なる響きといった表現が相応しい。

特にオープンレストラン”シーロムビレッジ”などの中庭の熱帯の木の下に据えられた演奏台の上で、タイの衣装に身を包んだ女性が奏でるその音は癒しの局地とも思えるのである。

時にはホテルのロビーなどで演奏する姿が見られる。

写真は http://blog.thaifuwafu.sunnyday.jp/?pid=814 から借用しました。ありがとうございます。








2008/03/19 11:18:06|タイ人
初めてのタイ!
1980年、初めてのタイ。仕事での訪タイ。ドンムアン国際空港に着き、会社の先輩にピックアップされバンコック郊外に足を踏み入れた。このときの第一印象は今でも克明に覚えている。

なんとタイ人は元気なんだろう!
決して身に着けているものは良いものではないのに。
そこら中にビニールの袋が散乱しているのに。
車道わきの歩道と思われる道はでこぼこなのに。
その脇の堀には流れない水がたまって濁っているのに。
歩道の学生は本を頭にかざし暑さをよけているのに。
バスの停留所では暑さを避けるすべも無く沢山の人が待っている。

連れ立って歩く人々は笑顔で。
埃を上げながら強い歩みをして。
子供は力限りの走りをして。
道端では小さな木の台で商いをしているおばさん。
ガラスのケースに果物を入れ売り歩くおじさん。
等々。

日本では見られないこの活気はどこからなのか?
タイが大好きになった!

昨日の朝日新聞に「アラーキー」こと荒木経惟氏が昨年、ホーチーミン市を初めて訪問した時の印象を書かれていた。「・・・不幸なんてちっとも感じさせない。何でだろう」。情が濃く、幸福感があふれるような街をすっかり好きになった。と。

まさに同じ印象を持たれたことに納得した。







2008/03/15 15:35:44|行事
ソンクラーン(タイの正月)
来月、13〜15日はタイ人のとって大切な新年「ソンクラーン」 สงกรานต์である。

最も知られたイベントはチェンマイのそれである。
「水掛祭り」として有名な行事。数々のイベントが予定される。
バンコックの企業はほぼ1週間の休みで、皆故郷に帰り家族とのひと時や旅行に出かける。
何処へ行って来たの? ไปเที่ยอไหนมา (パイティアオナイマー) という会話が休み明けの職場では聞かれる。

バンコックでは水を掛けることは禁止。しかし家の中やソイの通りではお互いにやりあう姿がある。観光客といえ遠慮は無い。これを期待する観光客もいる。

初めて水掛の洗礼を受けたのは、会社からアパートに帰った瞬間だった。予期せぬ出来事で我々のソンクランの始まりだった。

アパートには洗濯や掃除をするメイドがいる。中年を頭に若い女性が数人。
3階建てのアパートの2階の渡り廊下から彼女達からの突然の水。こちらは無防備。制服、靴、ポケットには紙幣、手にはカバン。全てがずぶぬれ。

怒るのはヤボ。それからは我々も参加して部屋のバスタブに水をため互いに掛け合った。床はすべり水は階下に流れ落ち体が冷えるほどである。キャーキャーワーワー。遅く帰った仲間にも洗礼を浴びせた。
見るアホウよりやらなきゃソンソン。







2008/03/11 10:57:47|
「ソイ」探訪には勇気がいる・・・が!
大きな通りを「タノン」 ถนน そしてそれから入る道を「ソイ」 ซอย という。

ソイをたどることはバンコックに住む人の生活を垣間見る一つの手段だ。

ただし、そのソイを初めて探訪するにはチョット勇気がいる。
なぜならばそのソイは別の道に抜けられるか?時には行き止まりになり、来た道を数百m戻ることになるから。ソイは結構長距離になる場合が多い。街路樹が茂る道はその日陰で救われるが、これが無い場合は苦痛に絶えることになる。
ソイはその奥で別のソイにつながり別のタノンに出られる顔ともあるのでバンコックの道を知る上で探訪は有効だ。

しかしそこを歩くとき、家の中から聞こえてくる会話の声や車の騒音以外のかすかな音、行き過ぎるバイクタクシーのエンジン音、何か作業をする音、行き交う人を椅子に腰掛けて見ている人、木の下で中国将棋に興じる姿、時折家の前で粗末な木机で「トートマンプラー」 ทอดมันปลา (タイ風さつまあげ)を商うおばさん等など、楽しい光景に出会えるのが嬉しい。