しもつけびと/冨久者有智(ふくわうち)

しもつけびと:しもつけの国(栃)の住人。 [ふくわうち] この言葉は、『苦しまざる者は智あり、 仁に遠き者は道に疎し』よりいただいた。 『福よ来い』
 
2021/06/09 22:20:00|備忘録:
桜桃忌 // 読書失格(笑)

多くの読書家が一度は読むという、「人間失格」を再度、桜桃忌までに読もうと思いました。
しかし、読み始めてまもなく、そう「お茶目」~「なんだ人間への不信」まで読むと、急に眠くなってしまいました。
ちょうど、下男下女の演説会のお話の処です。
あざむき合っていながら、清く明るく朗らかに生きている人間」のところで、『うん、どこぞの北の山賊、南の盗賊の様だね』と思いながら、深い眠りが訪れ、あえなく爆睡となってしまいました。
翌日、これはいけないと、最後の「精神病棟」の処まではしょり、読み終えました。(苦笑)
その後、自分のレベルに合わせ、「お伽草紙」を読み終了。
『あーぁ、なんたる事か』『読書失格です。

そうだ、7月の“澄江堂忌( 我鬼忌・ 河童忌)”までには、「羅生門・或阿呆の一生」くらいは読み終えるかもしれない。
最悪でも「杜子春・蜘蛛の糸」は読み終えるだろう。
もう少し頑張って「芋粥」まではいきたいものです。(笑)

二作家の生き方は好きではないのだが、何故か読んでみたくもなる。




     コメント一覧
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ロックシップさん
こんにちは。
私たちもそうですが、
国語の授業が口語体で教育を受けています。
結果、文語体が使えなくなっています。
文字の美しさ、言葉の響きが変わってしまいましたね。
もう少し、古文に触れる時間を増やしたいですね。
PC辞書を引きながら読んでいます。

しもつけびと  (2021/06/14 17:27:41) [コメント削除]

深い作品だと思います。
なるほど、しもつけびとさんも、改めて太宰に触れようと思われたのですね。
日本の近代文学に触れるにはテーマが深いですよね。
しかし何故に洋の東西を問わず物書きに自裁する人が多いのでしょう?

そういえば亡父の本で芥川龍之介のくだんの作品を子供に読まそうとしたのですが、古語の解釈に手間取り、全くとっつけませんでした。情けないやら悲しいやら。

ロックシップ  (2021/06/11 21:48:01) [コメント削除]

貞さん
桜桃・人間失格・グッドバイは、セットの作品ですね。
彼の死へのカウントダウン。
太宰治の計算尽くされた最後の作品だと思います。

私は、若い頃に初めて接したときに、母の言葉「お乳とお乳の間に、涙の谷」が、あまりにも衝撃的な言葉に脳裏をたたかれた思いがしました。
しかし、人間失格・葉蔵流に言えば、計算した読者への欺き。
まっ、御子孫も、正界・文学界でご活躍されているので、語りませんが、個人的には好みでありません。
ただ、歳を重ねどう人生のランディングを計るろうかと考え、彼なりの愛をもう一度確認しようと思った次第です。

長くなりましたが、お互い健康に留意し頑張りましょう。

しもつけびと  (2021/06/11 16:22:27) [コメント削除]

rurutaさん
こんにちは。
太宰治は、一度は読むけど、好みが分かれますね。
どちらかと言うと読みません。
この年になり、ふと読んで見たくなっただけです。

しもつけびと  (2021/06/11 16:19:38) [コメント削除]

太宰治
最近、映画で「人間失格」(小栗旬さん主演の)見ました。
若い頃に読んだことはあるのですが、rurutaは太宰治にはあまりハマらなかったんですよね。

若いころは読書をよくしてましたが、最近はあまり読まなくなってしまいました。

ruruta  (2021/06/10 18:35:04) [コメント削除]

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