古代マヤ民族の人々は、日常のあいさつに「インラケシュ」という言葉を使っていたそうです。「あなたは、もう一人の私です」という意味だそうです。昨日のブログの内容とも関連しますが。現代文明に暮らす私たちは、通常は二元性で物事をとらえます。私とあなたは別々の存在としてとらえ、分離した存在としてとらえます。ところが古代マヤ民族の人達のあいさつ「インラケシュ」「あなたは、もう一人の私です」ということは、あなたと私はもともと同じ存在としてとらえ、分離していない存在としてとらえています。あいさつだけでなく、おそらく古代マヤ民族の人達は物事全般を一元性でとらえていたのではないでしょうか。したがって、おそらく争いごとのない平和な社会を築いていたのではないかと思います。よく言われている部族間の争いや生贄の儀式などは、もっと後の時代からのようです。さらに、マヤンカレンダーとしても有名ですが、古代マヤ文明は現代文明でも追いつかないほどの高い天文学知識を持っていたそうです。 ちなみに私たち日本人の祖先になる縄文人の遺跡からも、人間同士が互いに争った形跡は見られないそうです。もしかすると、我々が学校で教わってきた一般的な歴史認識は、本当は間違っているのかもしれません。古代文明の人々は、決して野蛮な人々ではなく、人と人、人と自然とが調和した、平和な生活を送っていたのかもしれません。おそらくアメリカインディアンもそうだったのでしょう。
|