らせん療術院 ブログ
 
CATEGORY:自然や農業について

2010/09/01 15:42:39|自然や農業について
たわわに実をつけだした稲
今年も家の前の田んぼに自然農法で稲作りをしています。昨年は不耕機栽培でしたが、今年は田植えの前にトラクターで耕しました。無農薬・無肥料という点は一貫して同じです。品種は、昨年はイセヒカリでしたが、今年はコシヒカリです。農薬や化学肥料等を一切使わなくても、稲は立派に育つことを実証してくれています。太陽の光と熱とエネルギー、肥えた土(神草、神虫、神菌)、そして水・・・。全てが有機的につながり循環する中で、作物は本来の生き生きとした成長をしていきます。あらためて自然の力の偉大さに感謝しつつ、毎朝野まわりをしながら「稲さん、今年も元気に育ってくれてありがとう。」と声をかけてあげられることを楽しんでいます。






2010/05/29 19:06:04|自然や農業について
弱体化した日本の農業の再生
船井本社の主宰する「にんげんクラブ」会報誌の情報をもとに、部分的に加筆しながら書いてみました。
現在、日本の食料自給率は41パーセント(都市部においては20パーセント台)と言われています。この中から野菜だけを抜き出すと82パーセントの自給率になっているそうですが、そのほとんどは化学肥料に依存しているそうです。その化学肥料はほとんど海外から輸入しており、実際の野菜の自給率は数パーセントのようです。さらに、その化学肥料が近年高騰してきており、今後大きな問題になってくると考えられています。
また、野菜の種については、アメリカ製のF1種(一代限りで、毎年新たに種を購入しなければならない)が多いそうです。
一方、世界の人口は増加の一途をたどっており、今後、世界中で食糧が不足してくることが想定されます。世界人口の4割近くを占めている中国やインドが、農業から工業・IT分野へシフトしていくと、より一層食糧問題は深刻になってくるでしょう。
さらに、地球規模での天候不順や自然災害の増加などが拍車をかけることになります。自国の食料が不足してきたら、いくら日本がお金を払っても、食糧を輸出する国はないでしょう。
こうした中、日本の農業者はますます高齢化が進むと同時に、耕作放棄地の増加、経営耕地面積の減少が進んでいる状況です。つまり、今後、世界的な食糧問題が起こると言われている中で、現在の日本における農業生産体制は非常に弱体化しているため、国内資源の循環で成り立つ農業にしていかなければなりません。日本には、化学肥料の原料となりえる資源はほとんどないので、まさに昔から取り組んできたような国内の有機資源を活用して循環型農業に取り組む必要があるのです。
化学肥料の有害性については、一般国民にもずいぶんと浸透してきてはいますが、医療分野における化学薬品と同じで、化学肥料関連企業との関係で、相変わらず多用されているのが現状です。
ただでさえ食料自給率が低いにもかかわらず、さらに高齢化が進んでいく今後の日本の農業にとっては、益々企業や若い方々の農業参入が求められてくるでしょう。そして、世界的な食糧不足、化学肥料不足が懸念されている昨今の情勢においては、まさに国内有機資源による循環型農業、つまり「自立した農業」への転換が求められています。






2009/09/15 15:28:45|自然や農業について
稲穂が出ました!

米作り自体が初めての経験で、自然農法による米作りを始めましたので、正直「本当にお米がとれるのか!?」心配でした。8/18に初めて穂をつけた稲を発見したときには、とても感激しました。9/1頃には稲穂がほぼ出そろい、白くてかわいらしい花を咲かせていました。私たち人間が、普段、ただで当たり前のように享受している、太陽の光・空気・水・土といった大自然の恵みに、改めて感謝・・・






2009/08/06 17:27:57|自然や農業について
草と共生するイネ
今年から手探り状態で始めた我が家の自然農法によるコメ作り。稲が草と共生しながら元気に育ってくれています。自然農法の理念は、「人為は極力施さず、全ては大自然の叡智に任せる。」「土は耕さず、草や虫や菌等を敵とせず、農薬や化学肥料は一切使わず、全ては大自然の叡智、有機的秩序に任せる。」古の時代、人間は大自然の中に神々を見て、祈り、感謝しつつ農業に取り組んでいました。現代人が物質的、経済的な効率や便利さばかりを追求しようとしてきたがあまり、忘れてきた大事なものとは・・・。






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