ここのところ病気療養で日々まったり過ごしておりますが、あまり体を動かさないのも逆効果になるので、そろそろと活動再開です。
70年代にレコードプレーヤーの雄と言えば一にデンオン、ニにマイクロ、三にテクニクスなどとなっていました。以前手に入れていたマイクロ精機の特殊なプレーヤーを設置してみることにしました。
このプレーヤーは駆動にDCサーボモーターを使い、ダイレクトではなくなんとベルトでドライブするというものです。これにより微妙に発生するモーターの回転揺らぎやドリフトを消すことができます。また、33回転と45回転の変速機構がいらなくなりますので、その面でも安定しています。
50年も前のプレーヤーですので、駆動用ベルトは生きていますが、さすがに固くなりスリップが発生しています。そこで汎用ではありますが新品のベルトを調達して交換しました。ベルトドライブは長ささえ合えば、汎用でも十分機能します。
これで安定して回転するようになりました。回転調整用のボリュームも接触不良が予想されますので、サービスホールを空けてオーバーホールします。
設置してみて満足な再生が得られました。トーンアームはマイクロのベストセラーを誇ったMAー303の同等品が奢られていて、すばらしいトレースの能力を発揮してくれます。
またひとつ70年代のオーディオ復活の理想に近づきました。 |