「火星兵団」
1939年海野十三 作
復刻版で読んだ。
そういえば、光瀬龍の小説にも「火星兵団を撃滅せよ」ってのがあったなぁ。確か徳間書店の「SFアドベンチャー」という発刊後数年で廃刊になった悲運の雑誌の創刊号にあった気がする。ちなみに海野の本作とは全く関係なし。
「十八時の音楽浴」
1939年海野十三 作
海野十三続きでは、短編集「十八時の音楽浴」なんかもいいです。
結構現代のSF小説としても特に違和感なく読めるもの。内容はアンチユートピア小説で、独裁者が支配する未来の超管理社会下で、人民をマインドコントロールする手段が”音楽浴”なんだそうだ。(内容うろおぼえ) 何故か火星人やらロボット兵士やらが出てくるんではなかったか?これも各社から復刻されている。ハヤカワ書房から出ていた文庫版で読んだのは僕が高校ん時だから今か25年前なんだなあ・・・ あのころはろくに勉強もせずに漫画やSFばかり読んでいたっけ。 とまあ、ここまで書いてamazon.comで見てみたら、ハヤカワ文庫以外にも小学館から、海野の小説をベースに現代風にアレンジした小説が出ていました。 うーん、やはり良質のSFは数十年を経てもSFファンをひきつけるんでしょうね。