ペンテコステ記念礼拝
1)三大祝日の一つ 今日はペンテコステ記念礼拝です。 教会では、クリスマスと復活祭とこのペンテコステ(聖霊降臨日)の三つのお祝いを教会の三大記念日として大切にしております。
2)教会の誕生日 ペンテコステ(五旬節)というと聖霊が与えられた(使徒2章1〜4節)という点では、トップに挙げられなければなりませんが、聖霊による満たしが何もかも情熱的になるという事だけではありません。 聖霊によって、初代教会が誕生した日なのです。 キリストの体である教会が新しく生まれた歴史的な日、教会のスタートの日なのです。 私たちの教会(栃木いこいの泉)も、昨年3月にスタート(自立)しました。 まだ2年目ですから、初代教会から見ますと、ひ孫の、そのひ孫の・・・・・・・ひ孫にあたる教会でしょうか。
2)初めの頃は さて、初代教会の弟子達の信仰は、どのような信仰に導かれていったのでしょうか。 聖霊によって、キリストの降誕(クリスマス)から始まって、十字架、そして復活、ペンテコステというように、一連の出来事を思い巡らし、心に留めるという事からはじめたのです。 そして、ペテロの説教を通して3000人の人が神に立ち返り、初代教会が始まったのですが、それから信仰成長のために、「信仰を増して下さい」という祈りが、継続していったでしょう。 私たちの教会も同じ祈りが必要だと思うのです。
3)大切な三つの態度 イエスが、ルカ17章で話されている事を、信仰の成長という視点から見ていきましょう。 先ず 「この小さい者たちのひとりに、つまずきを与えるようであったら、そんな者は石臼を首にゆわえつけられて、海に投げ込まれたほうがましです。」 と言っています。 「人がつまずいてしまうような事をしてはいけませんよ。」 というのです。 私も人がつまずくような言葉を使ってしまいますが、これには 「信仰を増してくださいと」 祈るのみです。 ペテロのキリスト否認、キリストの十字架のとなりにいた強盗、マルコ15章で 「自分を救ってみろ」 と嘲った道行く人や祭司長など、信仰によらない人の行動と発言は、多くの人をつまずかせます。 「主よ、私にからし種ほどの信仰を与えて下さい」 と求めるほかにありません。 3節は、 「意地を張らずに赦してあげなさいよ」 という事です。 そうして、この二つの事が仮にお出来になったら、“自分が出来た、やれた”と言わずに、10節 『私たちは役に立たないしもべです。 なすべきことをしただけです。』 と言いなさい。」 私の内側におられるキリスト・イエスがなさったのだと、即ち、キリストを信じる信仰によって出来たと言えばよいでしょうと、教えてくださいました。
4)信仰の成長こそ これらの事は信仰なしには出来ないことです。 人間の力では出来ない事でも、成長させて下さる神に 「増して下さい」 と祈る事です。 そのためには、いつも主が共にいる、いつも主が近くにいる、いつも主が傍にいるという事を意識する事が大切です。 常に主イエスを見失わない様に 「信仰を増して下さい」 と祈り続けましょう。 ルカ17章1〜10節
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