本堂再建日記

千二百七十年以上の歴史を持つ大慈寺には、百六十年以上も本堂がありませんでした。 そして時がたち平成二十年、檀家さんたちのご理解とご協力を得て、本堂を再建することになりました。 その再建決定の日から落慶法要の日までを逐一、全国の皆様に知っていただくために、大慈寺の住職が作成しているサイトです。
 
CATEGORY:信仰・信心

2014/04/24 23:08:20|信仰・信心
いろいろな最澄像
 随分前に出版されていたようなのですが、初めて「伝教大師」(第三文明社、柴崎寛明著)という本を読みました。
 いろいろな方が最澄様について描かれていますが、また著者が違うと、違った最澄像になります。
 最澄様が両毛の地に布教に来られた場面もありました。
 徳一さんとの論争を予感させるような場面もあり、法華経の教えに、徳一のスパイが聞きにきていた、というような件もありました。
 まあ、もしかしたらそういうことがあったかもしれません。
 結局最澄様は、徳一様との論争で命を削ってしまわれたのです。
 僧侶を描く方は少ないのですが、その中で、こういう掘り出し物のような本に出会いますと、うれしいものです。






2014/04/13 0:01:21|信仰・信心
ふと耳に入る
 ふと耳に入ることで、深い意味内容があることがあります。
 今日も、昔話の中から、大慈寺がどうして本堂がない状態が続いたのか、その理由がわかるようなお話がありました。
 その時、その時の関係者の方々は、最高の判断をされたのだと思います。
 しかしその中で、どうしてその判断をしたのかという理由がわからないことが多々あったことだと思います。
 しかしそういうったことがらも、たった一本の線を見つけると解決できることがあります。
 それを信じる信じないかは別ですが、必ずそこには神仏が関わっております。
 神仏はバチは与えない、というのは基本的な考えですが、しかしときと場合によります。
 その大きな因縁事といいますか、戦国時代から続く大慈寺の悲運は、時を待って、ようやく解決の方向に向かいました。
 それは菩薩の慈悲という原因も含まれているのです。
 ひたすらに大慈寺を守っていただいた、諸先徳に感謝のみです。






2014/03/09 23:37:48|信仰・信心
自然の中に神を
 昔の日本人は、自然の中に神を見出しました。
 自然そのものを神として崇拝いたしました。
 その自然を破壊することには、宗教界を中心として、反対する人が多いとも聞いております。
 ありがたいことに、大慈寺は自然と隣接しておりますので、小動物の姿を見ることがよくあります。
 今報道では、中国の大気汚染がひどいということです。写真などを見ますと、本当に煙っているようにも見えます。
 もちろん世界観が違いますが、大気状態がよくないと、中国で崇拝されている龍などはどうしてしまうのだろうと考えてしまいます。
 人間と自然という永遠のテーマですが、ニュースなどを見ますとよくよく考えさせられます。






2014/03/01 21:01:25|信仰・信心
なんでたくさんの
 なんでたくさんの宗教があるのだろう、と思います。
 宗教が正しいものなら一つでいいではないでしょうか。
 複数あるのは、どうしてなのでしょう。
 キリスト教には教えがあり、仏教にも教えがある。他の宗教もそうです。
 しかしすべて自分の心を見つめることは共通しています。
 自分の心を見つめ、そしてどうしていくのか。
 レールに乗ってしまえば、あとはその人次第。
 とすると、そんなにたくさんのレールは必要ないようにも思います。
 でも理屈の好きは現代人はレールに文句をつけて、あっちこっちにふらふらしています。
 






2014/01/31 23:02:51|信仰・信心
変わった使い方
 私たち僧侶が口にするもので、特殊なものとして丁子があります。
 大変に苦いというか、渋いというか、刺激的なものです。
 特別な時にだけ使用するものですが、それをタバコで使っていると聞きました。
 外国の、インドネシア当たりのタバコに入っているのだそうです。
 大量には入りませんので、時々その成分が出てくると、ぷわっと広がるのだそうです。
 いろいろな使い方があるものです。
 漢方薬にしても、食事の中で使われるものもあります。
 先人の残してくれたものは、結構大切にすべきものも多いです。






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