とある学校のオーケストラ(管弦楽)部を見学させていただきました。公立中学校です。そこには、驚きの光景が! なんてレベルの高いことやってるんだ!と。というかもちろんこの学校に入ってから弦楽器を始めた子達が大半ですし、見学させていただいた時は、コンクール向けの曲決めをしていて(それもストラビンスキーやショスタコービッチの大曲)、譜読み段階で演奏はまだそれなりですが、始めて2〜3年でこんな難しい曲に取り組んでそれなりにでも弾けるものか?!と。
何か秘訣があるんではないかと顧問の先生にはいろいろお聞きしようと思ったのですが何をどう聞いて良いのやら、というよりその日見た限りではとくに特別なことはやっていませんでした。
先生も「フィンガリング一つとってもこうやった方がいいんじゃないかと一つ一つアドバイスしていきます。そういったことに地道につきあってこつこつやっていく、それの積み重ねです。」と、そう言って一人一人短い時間ですが目を配らせては指導されていました。
学校の部活動ですから練習量も多いでしょうね。土日も休まずほぼ毎日練習しているでしょう。
それから上級生が下級生に教える、部活動では当たり前のような光景ですが、教えることは教える側もいろいろ考えますし、教えることで学ぶことはたくさんあります。教わる下級生も上級生に教わるわけですから迷惑はかけられないと必死になりますし、こと単調な動作の繰り返しばかりになる基礎練習には好都合です。 いいものを見させていただきました。勉強になりました。
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