Specialty Coffee「初音亭」

美味しいコーヒーの進化を追い求め、世界レベルのコーヒーを蔵の街から発信して行きます!
 
2018/07/21 12:00:00|コーヒー雑学
「初音亭」 アイスコーヒーの焙煎度合い!
前回、アイスコーヒーの作り方で焙煎度合いの話をしました。
その後お客様から多数の疑問、質問を頂きましたので、そのことを踏まえ、なぜ当店は中煎りコーヒーに拘る店なのかをお話ししてみたいと思います。
まず、コーヒーの焙煎度合いが酸の量に関係します。
アメリカ式8段階(下記)グラデーションでは浅くなるほど酸は強くなります。
そして、アイスコーヒー向きのコーヒーは深煎りが一般的だと思われがちですがそうではありません。
その理由は深く焼くほど(フレンチ、イタリアン)酸味はほとんど消え、苦味(焦げ臭)が突出していきます。この苦味は豆固有の香りに由来するものではなく煎ることによる別な香りなのです。
この苦味が良いか悪いかは別としてこの苦味は豆の種類によって変わるものではありません。
と言うことは、どんな豆でも焦がせば同じような個性のない似かよったコーヒーになると言うことです。
深く煎ると苦味が強くなるが、本来の生豆の特徴の大半は失われてしまいます。
やはり、品質の高いコーヒーの風味や特徴(個性)を楽しみたいのなら深煎りは不向きと言えるでしょう。ホットコーヒー然り
そんな理由から当店では中煎りを取りそろえお薦めしています。
 
8段階アメリカ方式焙煎度合い(浅煎り→深煎り)
ライトロースト・シナモンロースト(浅煎り)
ミディアムロースト・ハイロースト(中煎り)
シティロースト・フルシティロースト(当店では中深煎り)
フレンチロースト・イタリアンロースト(深煎り)
(当店ではほぼミディアム〜ハイロースト)

初音亭オーナー
 







2018/07/10 8:00:00|コーヒー雑学
「初音亭」 アイスコーヒーの作り方!

夏も本番、毎日暑い日が続きます。アイスコーヒーを自宅で作ってみましょう!
 
「当店のおすすめアイスコーヒー」
まずコーヒー豆のセレクトは、酸味の強い中煎りシングルオリジン(単一農園)です。
深煎りのイメージをお持ちの方が多い中、是非中煎り(浅煎り可)のアイスコーヒーを作ってみてください。
酸の強いコーヒーは酸が主張しながらキリリと飲みごたえのあるコーヒーとなります。
深ければ深いほど苦味が際立ち豆の違い(個性)が分かりにくくなります。
是非パンチのある中煎りにチャレンジしてみてください。
そして、最も重要なのは沢山の氷に少しずつ抽出液を注ぎ急冷することです。
すると、別世界が広がるかもしれません。

《作り方》 
抽出器:フレンチプレスの場合
豆の量:通常の1.5倍→15g
お湯の量:150g
抽出時間:4分

・グラスに120gのロックアイスを入れる→グラスに沢山入れる 
・濃く淹れた抽出液80gをゆっくりと注ぐ→グラスのサイズで調整してください
・出来上り200gとなります 

なお、出来上りのコーヒーをストロークで飲む方がいますが、おすすめできません。
それは、ストローで飲みますと口の中で液体が広がらずに飲み込んでしまいます。
これは、舌にある味細胞(味蕾)の味センサーが甘味や酸味を捉えにくくしてしまうからです。
コーヒーの醍醐味である芳醇な香りを口の中で感じ取りひろげてみましょう。
(酸味は舌の両側にあり、甘味は舌先にあります)
 
暑い夏はホットコーヒーと共に冷たいアイスコーヒーをお楽しみください。

やっとコーヒー店らしくなってきました(笑)
 
初音亭
 







2018/07/08 9:00:00|オーナーのツブヤキ
「初音亭」 生まれ持った才能!
「ある輸入ディーラーの話」
プロのディーラーになるには知識と経験がものをいう、しかし、絶対的に良いものが分かる感性がなければならない。しかし、その眼と感性は、生まれ持った「才能」である
と。
少し寂しい気もするが、努力は才能を超えられないと言うことか。
根拠のない自信はあっても自分に才能があるかどうかは分からない。
このコーヒー業界には超えたくとも超えられない凄い人達がいる。
その人達の存在を間近に接し尻込みした自分、同じ事をしても絶対に超えられないと言う事実、才能と絶対量の経験値が違いすぎるからだろうか。
もっと若いうちなら、もっと若ければと言えば言い訳になる。
自分にできること、自分にしかできないことは何か?生まれ持った才能がないものは積み重ねていく努力しか方法はない。
今の情報社会、情報の発信の仕方で良くも悪くも経営収支に直結する、今を生きる若者達は有利な情報を発信しようとSNSをフル活用し必死に生きているのだろう。
しかし、この業界で名を残し生き残れる真の成功者はほんの一握り。やはり、本物しか生き残れない、と信じたい。
仮面を装った利益追求一筋の業者、偽装業者はどんな業界にも山ほどいる。
そんな店だけはしたくない。コーヒーの美味しさとその素晴らしさを伝える本物の店・・・。
時間が掛かってでもそこが開業当初からの目標だったからそう思う。
野心が持てるほど価値のある飲み物、それだけ魅力的な飲み物、人を幸せにする「コーヒー」には沢山の夢がある。
自分が選択した人生、ポジティブに生きていきたい。
 
初音亭オーナー
 







2018/07/03 12:00:00|入荷情報
「初音亭」 ケニア新発売!

今週7/5(木)より下記商品を発売します。

商品名:ケニア:カリンガファクトリー
地域:キアンプ県 ティカ ガトゥンドゥ ンダルグ
農園:カリンガファクトリー所属複数小規模生産者
標高:1,840m
品種:SL28 SL34 ルイル11
生産処理:ウォシュド、アフリカンベット天日乾燥
印象:ジャスミン、オレンジ、アプリコットの風味。ケニアテロワール
100g700円

写真上:カリンガファクトリーの案内板
写真中:アフリカンベット
写真下:カリンガファクトリー

先週発売したボリビアのテイスティングコメントを追記しました。
 
初音亭
 







2018/06/29 9:00:00|オーナーのツブヤキ
「初音亭」 夢・ポルシェ最終章!

ポルシェ創立70周年を迎えその関係者から印象に残る言葉がありました。
「ポルシェに夢中になるドライバーは、物事に夢中になれる人たちです。“魂”の存在を信じる人は、自らの“魂”をクルマに見出すことができる人なのです。
はっきりと言えることは、クルマは人格をダメにするものではありません。しかし、人格がない人間はクルマを運転するべきではないのです」と。
 
写真は那須街道沿いにあるレストラン「フィオラノ」前。
2台のポルシェでドライブしたときのもの。(6/25)心も体も熱い一日でした。
ポルシェの運転を楽しませてくれた911、718をこよなく愛するユーザーに感謝します!
 
初音亭オーナー