花ど真ん中の里便り

栃木県は日本の花ど真ん中です。
 
2020/12/29 9:52:57|その他
正造翁の歌 「降る雪や」追加
 全集Ip431
降るゆきもつもらバつもれ此道を
ふミたてけたて行くぞいさまし
 
ふるゆきもやミなかりせバいかんせん
ふミたてけたて道をし行くべし
 
ふるゆきのやミなかりしも止むべきか
ふミ立てけたてみち開きせん
 
ふるゆきに笹ハ倒れて塞ぐとも
け立て打立て道開きせん
 
ふるさとのゆきふみわけてふるゆきを
ふミ立てけ立て道開きせん
 







2020/12/28 10:35:22|その他
正造翁の歌〜大雨に〜
 全集Ip234
明治34年(1901年2月12日)
大森海水浴松濤にて
大雨にうたれたたかれ行く牛の
車ののあと[ぞ]のあわれなりけ[り]る
 
 同p512
雨の日にうたれたたかれ行く牛ハ
車のあとをとどむ意もなし
 
 全集Jp426
雨の日にうたれたたかれ行く牛を
見よそのわだち跡方もなし

 ここで「降る雪や」の歌が数首、
抜けている!気が付きました。
次回は、それらの歌を紹介します〜喝
 
 
 







2020/12/27 10:17:04|その他
田中正造 歌ごころ
 正造翁が詠んだ「降る雪や」の
一首が、どのように詠み直されて
いったか。その時、思い浮かんだのが
別人の次の歌と翁の日記です。
 
 降り積もる雪にも耐えて色変えぬ
松の緑ぞ人もかくあれ 貞明皇后
 憂きことのなおこの上に積もれかし
限りある身の力ためさん
 
 そして、全集Kp606翁の日記、
雪と大雨の歌を並列、一緒に並べて
遺している。
 
 正造翁の歌ごころを共有すれば
翁の生涯を身近に理解できる。これが
タイトルの由来、人間、田中正造を
知るテーマです。喝
 
 
 







2020/12/26 10:10:58|その他
正造翁〜降る雪や〜E
 全集QP338
ふる雪のやみがたなくバつもれかし
我はふみたてけたて行かなん
 
 全集RP101
(明治)35年谷中村ニての旧作
ふる雪のやみなかりせバつもれかし
やおらふみたてけたて行かなん
 
 同P129
十ケ年前の旧作
ふる雪のやみなかりせバつもれかし
やおらふみたてけたて行かなん
 
 同P324
辛酸亦入佳境
ふる雪よやみなかたなくばつもれかし
我は踏み立て蹴立て行かなん

 全集に掲載された「降る雪」は以上です。
 
 
 
 
 







2020/12/25 9:44:05|その他
正造翁直訴前後のこころ〜降る雪や〜D
 全集OP307
ふるゆきのやみがたなくも一筋に
ふみ立てけたて行くハ此道
 
 同P464
ふる雪のやみなかりける夜のひまも
ふみたてけたてゆくは此道ち
 
 全集PP3
ふるゆきよやミがたなくバつもれかし
われハふミたてけたて行かなん
 
 同P599
ふる雪のやみがたなくば積もれかし
我ハ踏たて蹴立て行かなん