花ど真ん中の里便り

栃木県は日本の花ど真ん中です。
 
2021/04/20 9:10:28|その他
二人の偉大な思想家
 里便り2012年10月5日再掲。

 真の文明ハ山を荒らさず
川を荒らさず、村を破らず、
人を殺さヾるべし。

 田中正造、明治45年(1912)
6月17日の日記です。

 1909年明治42年12月19日の
日記には、
 国家のため、国家のためと
唱へて、山林を盗ミ、山を盗ミ、
洪水を出し、村を流し、村を潰し、
古ニなき大毒海の如きを造り、以て
窮民を造り多く人を殺す。
国家のためとハ何を。

 一方、熊沢蕃山は貞享3年(1686)ごろ、
「大学或問」を著し、この中で、
山川は国の本なり。近年山荒川浅く
なれり。是国の大荒なり。略、
仁政にては百年の間には本の山川に
帰るべし。

 偉大な思想家二人の軌跡を辿り、
お便りします。喝







2021/04/19 10:47:21|その他
正造翁 歌と治山治水
 田中正造、なぜ君は〜
お便り、もう一つのテーマは、
歌と治山治水です。
 
 歌については、推敲の変化に
囚われ、翁のこころが伝えきれたか
どうか?
 
 治水は天の道ちなり、治水は
河川の上にあらず、人心の上にあり。
そう説いた正造翁。

 気候変動、天変地異の今、
正造翁のその思いをどう生かして
いくか、喝
 
 
 







2021/04/18 10:49:29|その他
正造翁 孫引きの戒め
 正造翁にナリスマシタ他人の
詠んだ歌、孫引きした苦い経験が
アリマス。
 
 引用した、その本が、
書かれた時は、岩波書店の
田中正造全集も世に出ておらず、
著者も正造翁が詠んだ歌とは
思えない!
 
 実は、その一冊が、正造研究の
信頼すべきお手本、手元に置き、
引用しています。
 
 新聞記者アガリユエ、孫引きご用心、
ウラトリに人一倍、気を使います。喝
 
 

 







2021/04/17 10:36:52|その他
正造翁、歌の旅
 4月4日、栃木市藤岡町、
田中霊祠祭、今年も、コロナ禍で
中止、マイブログ検索、歌碑の話、
歌詞がない!
 
 蔵の街役場で、よをいとひの歌と
分かる。正造翁の生涯を理解する
大切な歌、ケネス・ストロング氏。
 
 歌の初出は、田中正造日記、
明治31年(1898)9月25日、
国会議員辞職決意、明治34年1月。
辞職 同年 10月。
直訴 同年 12月10日
 
 身を捨てる覚悟の芽生えから、心機一転、
正造翁、歌の旅は、辛酸亦佳境に入る。喝
 







2021/04/16 14:14:49|その他
正造翁の歌 前書き
 正造翁の「世をいとひの歌」
年代順に並べ、詞の違いを
比べてみれば?
 
 そんな発想から川俣久平宛の
「よをいとへの歌」前書きを省略
しました。
 
 前文は、いろ〜〜ウルサクモ
生キテ居ル内ㇵ人生ノ御奉公
止ムナキ御事ニ候。お互いニ
山ニ入ルノ考ハナキヨウニ
いたしたく度候。
 
 正造翁のこころを推し量る
大事な前文、書き落とし、失礼
しました。喝