花ど真ん中の里便り

栃木県は日本の花ど真ん中です。
 
2021/04/30 9:56:39|その他
正造翁の俥
 蔵の街図書館からお借りした
大鹿卓著「渡良瀬川」「谷中村事件」
読んでいます。(引用、正造翁の俥)
 
 正造の嚢中は乏しかった。被害地の
誰彼へ送る書状の切手代もなく女中から
一円借りて(略)外出の途中で昼飯を(略)
俥夫に立てかえて〜「渡良瀬川」p198
 
 正造は俥を停めて(略)「田中正造です。
昨夜の電報を見て、驚いて夜通しで駆けつけた
ところです。同書p208、川俣事件)
 
 正造は(略)瞑目した。それも一刻で
目を開くとその挙止は急に静から動へ
移った。女中を呼び、俥を命じた。
(同書p317、俥を走らせた先は
万朝報記者幸徳伝次郎の寓居)
 
 
 







2021/04/29 8:48:58|その他
正造翁 人力車と共に
 蔵の街図書館行き、
乗り合いタクシー当日
予約が一杯、滑り込み、
時間不足〜瞑想不足。
 
 正造翁、人力車不使用の
誓い。K・ストロングさんが、
書いた時は、正造全集なし。
途中で気が付き、棚に戻す。
 
 代わりに、正造翁と人力車の
場面が出てくる大鹿卓著
「渡良瀬川」「谷中村事件」
二冊、お借りしました。
 
 正造翁が直訴現場に利用した
人力車を始め、人力車と共に
奔った時代背景をピックアップ
します。喝
 
 







2021/04/28 11:07:12|その他
治山治水〜熊沢蕃山〜
 田中正造に大きな影響を与えた
人物の一人に熊沢蕃山がいます。
 
 2012年9月26日里便り、
田中正造全集で、熊沢蕃山を
見つけ紹介しています。
 
○蕃山曰く、衆議を集ムレバ
 賢人ノ知識を得。
○仮り与良川の如き一名を
 備川と名付く。
  全集L347
 
○治水論 蕃山ハ民意ヲ取ル。
○沿岸の苦情ニ心ヲ尽ス。
○水をしらざるものハ人ニあらず。
 全集L382
 
読み直します。喝
 

 







2021/04/27 8:52:12|その他
谷中村の正造翁
 田中正造は、谷中村に入って
鉱毒反対運動に取り組み、治山治水の
思いを強くしました。
 
 田中正造伝、K・ストロング氏、
翁の思いを紹介した歌を共有します。
 
 「正造は心の奥底で自然との
神秘的一体感を感じているが、
日記においてそれが表現されるのは、
格言めいた断片や次のような歌に
おいてだけである」
(田中正造伝、原文のママ)

海空を我家とせば何もなし
 何もなければみんなわがもの
       (全集Lp137)
 
人は皆山を枕に野の草と
 ともにねむれば朝日に目ざめ
       (全集Lp137)
             喝

 
 

 







2021/04/26 10:01:09|その他
人力車と自転車
 「正造が人力車を二度と
使わないと誓約していたことも
あって〜」(田中正造伝、K・ストロング)
 
 この一節に、こだわっています。
誓いの理由は?
 
 話は余談ですが、正造翁が
住んだ地域に自転車が普及したのは
明治40年(1907)翁、齢、67歳。
 
 近く、蔵の街図書館にお邪魔して
郷土資料室を独占、瞑想に耽ります。喝