皆さん週末いかがお過ごしですか?
僕は
渡良瀬遊水地(谷中湖)で「舟」作ってきました。
笹の葉や紙製のおもちゃではありません。
ちゃんと大人2人が乗れる立派な「舟」です。
遊水地に自生する「葦」を材料に葦と荒縄だけで作った、チョーエコな舟です。
葦舟(船)とは、数千年前から存在している舟の中では最古で、葦(パピルス)を束ねて縄でくくられただけの原始的な舟です。
古くは、エジプト文明の壁画、ティワナコ文明の織物の模様などにも描かれていたそうです。
現在でも、ティグリス川、ペルーの海岸線、アマゾン川、ラプラタ川、ナイル河、チチカカ湖、ヴィクトリア湖等で漁などの生活手段として使われています。
5/16,17の2日間にわたり開催された「葦舟作り教室」
先生は葦舟作りの第一人者
石川仁さんです。
実際にペルーで葦舟作りを学ばれ、帰国してからは全国各地で教室を開き、葦舟を通して自然の大切さを伝えています。
とても親しみやすい方で、丁寧に指導していただきました。
進水式の様子。
ペルーで行う儀式を日本語で再現します。
太陽、風、水、土、いろいろな神様に感謝の言葉を述べます。
自然を大切にする気持ちの現れでしょうか。
いざ出航!当日は風が強く、「漕ぎ出す」というよりも「流される」がぴったりの船出でした。
遊水地に自生する膨大な葦。
ヨシズ以外にもこんなに楽しい使い道があったとは驚きです。
皆さんも葦舟作りを体験してみてはいかがですか?
自分もぜひ作ってみたいという方は、コメント欄からご連絡ください(もちろん連絡先等は非公開です)。
この記事に関するコメントお待ちしています。カムナ葦船プロジェクト
http://rainbow.or.tv/kamuna/