愛車の旧車復活プロジェクトを日々日記形式でアップします。 また、趣味である楽器および演奏について同じ趣味の方と情報交換しましょう。
 
2017/05/26 20:06:53|旧車レストア
名車(旧車) ショットアルバム 5

私自身が直接オーナーに撮らせていただいた旧車ショットアルバム第5段はマツダの夢を実現した一台、ロータリーエンジンの最初の市販車であるコスモスポーツです。

その名前やスタイルからUFOとか宇宙船とか言われた一台です。この車にはマツダの命運をかけたドラマが存在します。エンジンと言えば通常のピストンが上下するレシプロエンジンが一般的ですが、ピストンは往復運動で必ず上と下で停止します。この上下運動をクランクで回転運動に変換して駆動力を取り出すのですが、この常識を覆したのが基本的に回転運動で継続燃焼させるロータリーエンジンです。

ドイツのNSUバンケルが開発していましたが難題が多く発生しており難儀していた技術をマツダが開発する名乗りをあげて多くの難題を一つ一つ解決して市販車まで持っていった物語は伝説になっています。回転するオムスビ形のローターが繭形のシリンダー内を回転するときに傷を付けてしまうのです。チャターマークといい「悪魔の爪跡」などと言われ、この問題が解決できずに多くのメーカーは手を引いていきました。

マツダの技術者たちは決してあきらめず、ついに克服しロータリーエンジンの市販にこぎつけた物語はとても語りつくせず当時の技術者は神様のような存在でした。その市販第一段となったのが、このコスモスポーツです。未来のエンジンという触れ込みからスタイルも未来的なデザインを採用し名前も宇宙を意味するコスモとなり市販されました。その後、ファミリアロータリー、カペラロータリー、ルーチェロータリーと順調に搭載車を増やし、ついにRX−3(サバンナロータリークーペ)で箱スカのグランプリ50連勝をストップさせるまでになりました。

このコスモスポーツは10A型の2ローターで排気量1000ccちょっとで2リッタークラスのパワーを発生し回転数も基本的には無限大で7000回転は軽く超えておそらく回転数リミッターのついた最初のエンジンだったのではないでしょうか。そんな画期的なロータリーエンジンもローター1回転で3回の爆発があり、吸排気のタイミングがとりずらく生ガスの吹き抜けが多かったのでいくら燃焼効率がよくても燃費の悪さと排ガスにHCが大量に発生してしまい規制のクリアに難儀し次第に消えていく運命をたどりました。

なんかエンジンの話ばかりになりましたが、ロータリーありきでできた名車ですから。1枚目の写真は埼玉のオーナーの方、2枚目は群馬のオーナーの方、3枚目は東京西部の方です。この型のエンジンは当時のままで、よくここまで手入れして乗ってきたなと感心します。デザインもこだわりがあるデザインで、今のマツダ車に通じるデザインですね。リヤのテールランプは戦闘機のアフターバーナーを意識してデザインされたと聞いています。

いずれにしてもマツダの情熱と技術力とあきらめない姿勢が作り出した名車中の名車です。大切に乗りついでほしいものです。





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