表千家 梅月軒 茶道教室
 
2016/10/10 19:20:01|教室のご案内
茶道はじめてみませんか ※生徒募集中


かつて、吾家二代本多上野介正純の江戸屋敷に設けられた茶室は”梅月軒”と名付けられておりました。梅月軒には、加藤清正・福島正則・池田輝政・浅野幸長・黒田長政・加藤嘉明・細川忠興などの諸侯・諸士が招かれ、茶会が催されていたと云います。そんな上州侯を偲び、私も教室の庵名を梅月軒と名付ました。


小山城絵図にみえる公館も兼ねた上野介正純の茶室(上野殿御立茶屋)


−茶道体験・茶道を人生の教科書に−

しがらみ多き時代だからこそ、茶道で心身の癒しを。茶道を嗜むことで、また違った景色が見えて参ります。あなた様の入門をお待ちしております。


お問い合わせは上記のEメールアドレスまでお気軽にどうぞ。
※質問内容によっては返信致しかねる場合もございます。



当社中による抹茶席の風景(栃木市/横山郷土館)








2017/10/02 17:30:00|梅月便り
今年も歌麿まつり
来たる11月4日(土)今年も歌麿まつりの週末イベント内で
抹茶席を催します。

場所は巴波川沿いの横山郷土館にて。

呈茶とお点前で、歌麿の世界観にノスタルジックを添えますので
よろしくお願い申し上げます。










2017/05/11 9:36:43|茶事茶会
御家流春季茶道・香道大会
御家流の安藤御家元のお招きを受け、新緑の護国寺(東京)で行われた
春季茶道・香道大会に長男とお伺いした。

皐月の青葉に映える不老門


この日はゴールデンウィークの最終日。高速道路や地下鉄の混雑を予感しながらの
遠出だったが、そんな心配は大きくはずれ難なくクリアー、予定通り10時半には到着。
玄関受付で、丸根松平家・信次氏が出迎えてくださった。



寄付に通されると、同じく賓客としてお越しの宇和島伊達家当代の叔父にあたる
宗忠氏と、徳川慶喜公のひ孫にあたる靖国神社の康久宮司をご紹介いただいた。

宇和島伊達氏といえば、幕末四賢侯と称される伊達宗城公が著名


そして慶喜公といえば大政奉還を成し恭順。水戸、静岡、東京で謹慎後に
徳川宗家とは別に慶喜家として別家を分立されたのは一般にはあまり知られて
いないことでしょう。公のひ孫である徳川宮司ですから、ご本人にお会いした
ようなニュアンスに近いと感じましたね。

茶事が始まるまで、茶の湯体験や歴史の話題で暫し談笑。

その後は各茶席にて安藤家伝来の茶器を愛でながら、薄茶を堪能して廻り
続いての月窓軒では、吊し釜による旅箪笥点前を楽しむ。

秀吉の小田原陣中で利休が実用したのが始まりとも言われている


この日がデビュー戦というお社中の男子席であったが、女性陣の眼差しが注がれる
中でも堂々としていて立派なステージアップを飾っておられ、心もがっちり
つかんでおられたのでは。

磐城安藤氏石持に上り藤を象った干菓子


12時過ぎ、松平さんに促されて香道にチャレンジすることになり、飛び込みで
途中参加させていただいた。安藤家が御法要を営む東福門院和子皇后にちなんだ
香席。女性陣に囲まれながらも志野流での経験を頼りに香りを”聞く”。
仙洞御所の和子様も皇女や官女に囲まれながら興じていたことに想いを馳せる
ことで、10種の香りを十分に楽しめた。このスロースタイルな時間の流れが優雅であった。

月光殿 東福門院尊儀御画像


茶道・香道各流派の先生たちがお弟子や友人、家族と誘い合わせて参加しているの
だろうか、どこのお席も回廊や露地に行列のできるほどの盛況ぶり。

3時近くに濃茶席に落ち着くことが出来た


皇室や将軍家ゆかりの伝来品で彩られた床・脇棚・書院床飾りを家元に
ガイダンスしていただいた。中でも細川三斎公が愛用していた印伝財布は「今は
私の名刺入れになっています」とユーモラスに話され、こちらの笑いを誘いました。

程なくして、本日ラストとなる宗家席に40人ほどのお客人たちがぞくぞく入室。
護国寺方丈や、先ほど寄付に挨拶に来て下さった家元のお孫さんの顔も見える。
濃茶点前は安藤園枝次期家元が務められた。

ここで当家のプロフィールについても披露してくださり、常に当正信・正純に
敬意を示してくださる家元のお人柄を感じずにはいられない。

茶器や本多家改易後、安藤家に仕官した正純家臣についてもお話を伺う


お濃茶をいただいた後は(勝手に対談形式と呼んでいるが)交歓させていただき
有意義なゴールデンウィークの締日を過ごさせていただきました。








2016/12/08 9:48:12|茶事茶会
峯巖院様を偲んで
銅鑼の打音が静まると大読経が始まり、大信寺の境内に厳かな空気が漂う。

今年も御家流茶道16世・安藤綾信家元からのお招きにより、徳川忠長卿御遠忌に
謹んで参列させていただいた。

忠長卿は諡(おくりな)を峯巖院という。高崎の地で今もなお安藤家が
ご供養されていることについては、去年のブログに記したとおり。

厳粛な法要の後、家元と次期家元、松浦元高崎市長に遅めのご挨拶を
いたしましてから、参列者と忠長卿の廟へ向かいます。



峯巖院殿御宝塔


廟に香華を奉げ御霊を弔い、場所を書院に移し峯巖院様御影に献茶を奉じ
偲びます。これを献茶式といいます。

今年は安藤綾冠次期家元(後嗣)による献茶のお点前


艶やかな袱紗捌きが特徴的でつい見入ってしまうところですが、
最後に袱紗を台子の脚に括り付けるのが風流。

JR高崎駅から近く、そこから聞こえてくるSLの汽笛が室内にも響くので、
静寂の中にノスタルジックを感じた参列者も多かったことでしょう。

峯巖院殿御影


本堂の様子


今年は大河ドラマ「真田丸」が何かと話題の年。
私も毎週欠かさず正信・正純父子(敵役だが)の活躍を妻と楽しみに観ている。

家元もそんな真田丸にちなみ、本日の床のお軸に安藤家所蔵の片桐且元の
消息を選ばれたとのこと。且元といえば、大坂方と徳川方の折衝役として、
ドラマのように胃の痛い日々を過ごしたことでしょう。

国家安康・君臣豊楽で有名な方広寺鐘銘論争では上野介正純に論破される且元。
翻弄されやすくあわれなイメージの且元ですが実際はどのような人物であったのか、
人となりが垣間見れる貴重な書状を拝見させていただいた。

安藤重信公宛て片桐且元書状


また、薄茶席のお道具すべてに「酉」があしなわれているのが酉好きの私には
おもしろいと感じる趣向でした。

鶴、鳳凰、鶏、雀、雷鳥・・・


亭主役の女性の帯まで鶴柄だったことは偶然とのこと。
お軸の雷鳥図、こちらも将軍家・安藤家に由来ある品として家元が直に説明しに
来てくださった。

来年は酉年であるから、ゆく年くる年感があって師走月であることを堪能さ
せていただいた。

ここで家元が「お見せしたいものが」と、徐に取り出された「安藤家展」図録に
目が輝く。安藤家・本多木村家の歴史談義に周りから掛けられる声も聞こえて
いないくらい交歓、ここだけ別世界となっていたようです。

図録にあるいくつかのお道具も本日の会期中に


この度も厳粛で格式ある追善供養茶会にお招きいただきありがとうございました。
また、当家に対しましてもこのようなお気遣いを賜り恩沢洪大に存じます。







2016/10/11 19:10:05|茶事茶会
小江戸抹茶席
歌麿を活かした街づくりイベントとして、10月1日から10日まで歌麿まつりが開催されました。

同日開催の歌麿夢芝居(栃木文化会館)は連日満員御礼の大盛況だったようですが、こちら巴波川沿いの横山郷土館においては、古都の風情を堪能していただくために抹茶席を設けました。言うなれば、歌麿が愛した栃木町の良き時代(ロマン)で一服がコンセプトなわけです。

文化庁登録有形文化財と長ったらしい肩書が付いておりますが市民にはおなじみ横山邸


去年に引き続き、当社中が席持ちを務めます


と言いましても去年は、栃木市からお話をいただいて準備を進めていた矢先、9月の
豪雨に見舞われ巴波川が氾濫。横山郷土館も浸水被害を受け抹茶席は中止になりました。

今年も万事に備えて準備を進めてきましたが、昨日までの荒天から好天に恵まれました


会場となる大広間での準備風景


茶席は午前に1席、午後に2席のスケジュールで観光客をはじめ、顔なじみの方にも
お越しいただいておりました。

野鳥のさえずりと庭園からの心地よい秋風。終始、和やかな爽秋の時間を過ごして
いただけたことでしょう。



栃木観光のお供になるように、おもてなしの心も添えて抹茶をお出しします


横山邸といえば名所の中庭。水戸藩士であった横山定助が武家を嫌って商人を志し、この栃木で荒物商や銀行業を営みました。その横山家の隆盛を物語る栃木屈指の日本庭園です。

「あら先生、床のお花は飾られていないのですか?」な〜んて問答はありませんでしたが、

本日は床に花を生けず、このすばらしい日本庭園を床の花に見立てた趣向にいたしました




塚田歴史資料館と岡田記念館の間にある横山邸ですから、川沿いが賑わうメインの
歌麿道中にこの抹茶席をもってくると、喫茶を求める観光客が増えそうな気がいたします。

お弟子さんたちも沈着にお点前、水屋作務を熟していました。日頃の稽古の成果が
発揮できたようです。また、勉強にもなったことでしょう。お疲れさまでした。







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