都市伝説図書館

【都市伝説とは?】 「『もしかしたら本当に起こったのかもしれない』、奇怪で、おっかない、危険を含んだ、やっかいなできごとについて知りたい、理解したいという私達の欲求を満たすもの」(ブルンヴァン)である。 しかし、都市伝説は必ずしもこうした「アングラな」スキャンダルのみを扱うものではなく、 ある種のナンセンスな面白さ を含む、ジョーク的で興味本意なスキャンダルをも取り扱う。
 
2013/11/24 0:10:26|都市伝説
細い道
免許取立ての頃嬉しくて、夜中に近くの国道までドライブに出た。
なんとなく国道からわき道に入った。
どんどん細くなり、心細くなったのでその場で切り返し引き返したが帰れない。
わき道に入ってからは何処も曲がってなく、まっすぐ来たはずなのに。
民家も少なく真っ暗。ガードレールも無い細い道の脇には事故車なのか、横たわるボロボロの白い車。

気味が悪くなり、もう必死に走らせる。あれ?ときがつくと、さっきと同じ風景。
また目にするボロボロの車。繰り返すこと5〜6回。
もう帰してください!お願いします!と思わず心の中で叫んだ。
すると前方にテールランプが見え、その車の後を必死についてゆく。
その車は左に曲がったが、何だか変な感じがして右へ曲がった。

するとパッと道が開け新しく広い道路に出た。間もなく、国道に戻り帰宅できた。
何時間も走った気がしたけれど、車の時計に目をやると、わき道に入った頃から数分程しか経って居なかった。

私がものすごい方向音痴なのか、黄泉の世界の道なのか。







2013/11/24 0:05:40|都市伝説
ラジカセ
12年前の話。
俺は岐阜に住んでるんだけど、名古屋で仕事するようになったからアパート借りたのね。
最初は何ともなかったんだけど、ある日寝てるとき夜中にラジカセのCDが鳴り出した。
その時は「何だろう?」と思いながら気にすることなくラジカセの電源切って寝た。
それから数日後、またまた夜中にラジカセのCDが鳴り出した。
とうとう壊れやがったと思いCD取り出して寝ることに。

次の日はラジオが鳴り出した。
決まって寝てる時に鳴り出すもんだから、半分切れながらラジカセを蹴とばしコンセント抜いた。
朝、ラジカセみたら見事に壊れていたwww
「あーあ、もう完全に駄目だな」ゴミの日に出そうと思ってそのまま放置。

それから数日後、またまたラジカセが鳴り出した。
どう見ても壊れてるし、何よりコンセントが抜けているので動くわけがない。
聞こえるのはノイズのみ。

もう、とてつもない恐怖で急いで照明付けた。
と、同時にラジカセも鳴りやんだ。
恐る恐るラジカセを見るとやはりコンセントは抜けている。
心臓の音が聞こえそうなくらい強く脈打ってたのを今でも鮮明に覚えてる。

その日は照明付けたまま寝た。
そして次の日とうとう最悪の事態に。
バイク通勤してたんだが、通勤途中一時停止無視の車と接触事故。
俺はふっとび、右膝のお皿が粉々に。
そのまま病院運ばれ入院。

そのアパートは引き払って出ました。
今でもアパートには怖くて住めません。







2010/09/14 22:51:47|その他
くもりガラス
俺が通ってた学校はもっぱら出るって有名なとこ。
まぁ今でも校則は厳しいんだが、昔は洒落にならないほど厳しかったらしく、自殺した生徒は二人。いや三人だったかもしれんが。
一人は体育館で首つり、一人は近くの店の屋上から飛び降りだったキガス。
当時の先輩の話じゃ「人が美術室に入ってったはずなのに鍵があいてない」とかよくあったらしい。
特に出る場所ってのが確か一年三組。屋上は解放されてないし誰もいないはずなのに、天井からドンドン聞こえるんだと。明らかに人が叩いてるんだろってくらい大きな音で。

まぁそれは兎も角、俺が体験した話ってのがちゃんとあって。
多分高1の夏?文化祭の準備やらで残っていろいろやってたら、いつの間にか六時になってたんだ。
で、流石にもう帰ろうってなったんだが、友人のうち一人(仮にFにする)が「うんこしたい」とか言い出して、仕方ないからつれション付き合ってやることにした。

当時その場にいたのは、俺とFと、あと二人。
便所は一階の便所を使うことにした。本当にもう帰るつもりだったからな。
その向かう途中なんだが、二階の階段の横に書道部室がある。
書道部室の扉には窓がついているんだが、その窓には五人映ってたんだ。
そのときは誰か一人残ってたのかと思って、「追い抜いてもいいぜ」って意味で俺は少し右に退いた。
同じようにF達も自然と横に退いたんだが、何でかその影が俺らを追い抜かない。
不自然に思って、階段に曲がる前に後ろを振り返ってみた。

けど誰もいなかった。
あれ?とか思いながら立ち止ったら、F達も不思議そうに立ち止って振り向いた。
で、みんなして口そろえて、「さっき後ろに誰かいたよな?」って言うんだ。
皆にも見えてたのに、いなかった。俺一人だったら気のせいで済んだんだが。
勿論その時間、書道部室には誰もいなかったらしい。

ちょっとぞっとしたから、さっさと便所行って帰ろうぜってなって、皆して便所に向かった。
でもどういうわけか、俺は便所に入らなかった。
普通そういうときって怖いから皆固まってるはずなんだがな。ゲームだったら確実に死亡フラグだ。
俺一人、くもりガラス(で合ってる?)の横で壁に凭れかかって、鏡をぼんやり眺めてた。
そこで、誰かの足音が聞こえたんだ。なんか走ってるみたいだった。
ふと横を見てみたら、くもりガラスに真っ黒な人影が映ってた。
くもりガラスを通り過ぎた瞬間、その影が消えた。
俺はビビってすぐに便所に入って友人達にその話をした。
友人たちもビビってすぐ便所から出て学校から出た。

その後から、俺の家で結構おかしなことが頻繁に起こるようになった。
テレビが急に消えたりだとか閉めたはずの風呂のフタが少しあいてたりとか。

で、Fにそのこと相談したんだが、「詳しい話をもう一回聞かせろ」とか言うから素直に言ったんだ。
そしたら、Fは暫く黙って、「それってありえなくね?」とか言い出した。
「だってくもりガラスって人の肌とか服の色は映すじゃん。真っ黒っておかしいだろ」

なんか思い出したら怖くなってきた。







2010/09/14 22:50:38|その他
甥っ子
昨年の夏、寝てたら急に具合が悪くなった。
脂汗が出て、胃から搾り出すように吐き続けて「このまま死ぬのか」と思った。
身体が全く動かなくて、意識が遠ざかったり戻ったりする内に、ベッドの横に、甥っ子が立っているのが見えた。
「具合が悪いんだよ・・誰か呼んできて」と頼んだ。
声も出なかったんだけど、その時は確かに頼んだ気がしてる。
しばらく意識が飛んだり戻ったり、ふと気が付くと私の真横に彼の顔があって、私と添寝する形で、顔を見つめていた。
「なにしてんの〜早く誰かよんできてよ・・」
甥っ子は、じーっと私を見て少し寂しそうに笑った。

そしてそのまま私は意識を失って、次に気がついたのは病院のベッドだった。
命の危険があったらしい。
ベッドは壁際に付けて置いてあって、甥っ子が立っていた側には人が立てるスペースは無かった。

それに、その甥っ子は5年前に自殺していた。
迎えにきたのか、助けにきてくれたのか謎だけど、その時も今も私自身は「恐怖」は感じていません。
ただ、人に話すと怖がられる。







2010/09/14 22:49:41|その他
改装する部屋
「うちのホテル、改装する部屋あるんだけど、作業開始までならいつでもタダで使っていいよ。支配人には言っておくから、彼女とどう?」

「どこのホテルですか?」

「◯◯のとこ」

「そこ、先月オープンしたばっかじゃないですか」

「…」

「遠慮します」

「大丈夫だよ。ちゃんとお祓いは、したから」

結局、あの部屋どうなったんだろう
問題の部屋と隣の部屋の間の壁を壊して、一部屋にするって言ってたけど







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